Snoop Doggが新曲"Moment I Feared"のミュージックビデオでYoung Thugなど新世代のラッパーをからかう?
Snoop Doggはどの世代対しても寛容な態度をとってきた。今まで多くの若手ラッパーと共演し、どの世代の中でもジェネレーションギャップを感じさせない数少ないラッパーだというのは周知のとおり。しかし、今回ばかりは少し違うのかもしれない。
今月20日、Snoopの最新アルバム『Neva Left』に収録されているベイエリアのラッパーRick Rockを迎えた"Moment I Feared"のミュージックビデオが公開された。Snoopの番組『GGN Hood News』のスタジオからスタートするなどユーモアに富んだミュージックビデオだが、そこに明らかにYoung Thugに扮した人物が登場する。
ムービーの最初でSnoopとRick Rockは、マリファナを吸いながら、ヒップホップの意味について語り合った。そして、新人ラッパーとしてYoung Thugに扮するFonz Dlowを紹介する。
"Moment I Feared"のイントロが流れ始めると、赤いドレッドを束ねたFonz Dlowが登場し、カメラの前でYoung Thugのアルバム『Jeffery』のカバーに似た衣装で、それに似たポーズを取る。
そして、Young Thugに扮したFonz DlowがSnoopに対して「彼らは俺がやっていることができないし、着ている服が着れないから、みんな俺を嫌うんだ」と言うと、Snoopは「俺はやることをやっている全ての若い仲間をリスペクトしている」と語り「俺の若い頃、他の人たちは俺のやっていることが理解できてなかったし、リスペクトもしてくれなかった。俺も成長して、お前の気持ちもわかるよ」とYoung Thugに目配せするように諭した。
今回のミュージックビデオでは、これまで新世代に寛容だったSnoopがYoung ThugやLil Uzi Vertをからかったものとして、注目を浴びそうだ。(野口耕一)