culture
LGBTQをテーマにした木原千裕の写真展『それは、愛?』
“女”と“女” が付き合うことが不自由な世界にあって、彼女たちの恋は、ちいさな光だった。
2017/6/8(木)~13(火)まで、東京・高田馬場にあるオルタナティブスペース/ギャラリーAlt_Medium(オルトメディウム)にて、福岡を拠点に活動する写真家・木原千裕の写真展「それは、愛?」が開催される。
本展の作品に被写体として映り込むのは、袈裟を纏ったあどけなくも麗しい女性。凜とした僧侶の顔、寝る時の素顔、指で触れた顔や手、身体。そして、涙を流す横顔。木原が彼女と出会い、交際した二年半のあいだシャッターを切り続けた瞬間の積み重ねだ。
展示総数 80 枚を超える写真には、” セクシャルマイノリティ” や” LGBTQ” といった現代社会で謳われる単語の概念を超えた、被写体に対する純然な愛情が浮かび上がる。
そこにあるのは、生身の人間と人間が向き合い、時にはぶつかり合い、ていねいに愛を育み過ごした日々の記録であり、おおげさではなく、世界を変える叫びである。
INFO:
木原千裕写真展「それは、愛?」
会期:2017/6/8(木)~13(火)
場所:Alt_Medium
〒161-0033 東京都新宿区下落合 2-6-3-102
営業時間:12:00~20:00
※最終日~17:00 まで
TEL:03-5996-8350