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ベテランR&BシンガーのTankがLil YachtyやLil Uzi Vertを擁護。「マイケル・ジャクソンやプリンスも人と違うと言われていた」
ビジュアルや、既存の価値観に捉われない発言で、ベテランアーティストたちから多くの批判がLil YachtyやLil Uzi Vertに対して飛んでいる。Joe BuddenなどはYachtyなどがヒップホップカルチャーを壊していると強く批判しているが、ベテランR&BシンガーのTankは違う意見を持っているようだ。
2001年にリリースされたアルバム『Force of Nature』などで知られているTankはInstagramにYachtyとLil Uziの写真を投稿しキャプションで彼らを批判するアーティストに対して怒りをみせている。
「つくづく嫌気がさすよ」とコメントを始めたTankは、「こんなに黒人の大人たちが、頑張っている若者を非難しているのは見たことがない」と憤慨している。「彼らは確かにこれまでのアーティストとは変わっているけど、マイケル・ジャクソンやプリンスだってそうだったよ」と偉大な先人たちと比較し、新世代のアーティストたちを擁護。
さらにYachtyやLil Uziのポジティブな姿勢について絶賛している。「彼らはこれまで見捨てられてきたと感じている人々や環境になじめないでいた人に声を与えたんだ。人と違ってもいいんだと勇気づけ、人生に価値がないと思っている人に希望を与えたんだ」とTankはコメントした。
これはYachtyのデビューアルバム『Teenage Emotions』のカバーアートにアルビノやゲイのカップル、ビジュアル系のキッズなどが登場していることを反映してのコメントだろう。
多様性を拡張する新世代と伝統的な価値観を守ろうとするベテランたちの争いという図式から抜け、新世代を擁護したTank。そのセクシーな楽曲のように、洒脱な行動といえるだろう。