Kendrick Lamarの"HUMBLE."のビートは元々Gucci Maneに渡す想定だったとMike Will Made Itが語る

ビルボードチャート1位も奪取し、大ヒット中のKendrick Lamarのニューアルバム『DAMN.』。

同作のリードシングルとなったのが、アトランタのトップビートメイカーMike Will Made Itの手によるハードなバンガーチューン"HUMBLE."だ。

Kendrickらしからぬビートと、新鮮なリアクションが多かったこのビートの秘密についてMike WillがNPRのインタビューで語っている

Mike Willは"HUMBLE."のビートは、元々は昨年出所したMike Willにとっての恩人であるGucci Maneのために作ったものだったと明かしている。ビートができたときMike Willはラジオヒット間違い無しだと思ったと振り返っているが、結局ビートはGucciには渡らず、Kendrickのものになったという。

Kendrickに聴かせた理由について「このビートがNWAやDr. Dre、もしくはEminemぽいかなと思ったんだ」とMike Willは話した。そしてKendrickがこのビートで曲をやったとしたら、彼にとって初めて聴くタイプの曲になるだろうと思ったとも語っている。

その通り"HUMBLE."は、Kendrickにとってフレッシュであり強烈な1曲となり、『DAMN.』への期待感を否応無しにあげたのは間違いない。トップビートメイカーは、その判断も常に的確だ。

 

RELATED

Kendrick Lamarの評伝『バタフライ・エフェクト ケンドリック・ラマー伝』が河出書房新社から刊行

トップラッパーKendrick Lamarの初の本格的な評伝『バタフライ・エフェクト ケンドリック・ラマー伝』が、河出書房新社から12/2(木)に発売される。

Kendrick Lamarらによる新会社pgLangがCalvin Kleinとコラボしたショートフィルム8本を公開

昨年、Kendrick LamarやBaby Keem、ビデオディレクターのDave Freeらによって設立が報じられた新会社pgLang。そんな同社がCalvin Kleinとコラボして制作した8本のショートフィルムを先週公開した。

Kendrick Lamarのエンジニアが「彼には6枚アルバムを作れるだけの未発表曲がある」と明かす

長らく新作のリリースを待ち続けられているKendrick Lamar。アルバムは未リリースながらコンスタントに制作を行い続けているという彼は多数の未発表曲の存在が噂されているが、今回、彼のエンジニアをキャリア開始当初から務めているMixedByAliが未発表曲の数について語っている。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。