Stormzyの写真を無断使用したNMEをStomzyが強烈に批判する
イギリスの音楽メディアNMEがStormzyの写真を無断使用したとしてStormzyやファン、他のアーティストから非難の声を浴びている。
音楽雑誌として60年以上の歴史を持つNMEは2015年に無料雑誌とウェブメディアとして方向転換。そのNMEはTwitterで無料で配布される最新号のカバーをStormzyが飾り、「うつ」について特集することを発表した。
Depression: its time to talk. Wise words in this week's free NME magazine. Find your nearest copy > https://t.co/hjqEMkXCcY pic.twitter.com/28OOZPRt0m
— NME (@NME) 2017年3月16日
Stormzyが2月にリリースし、チャート1位を獲得したアルバム『Gang Signs and Prayer』で自身が戦っているうつについて表現。さらにテレビ局Channel 4やラジオ局LBCでうつについて語った。
しかしNMEが最新号のカバー写真をインターネットで公表してすぐ、NMEはStormzyに写真使用の許可を取っていなかったことがStormzyのTwitterで判明。StormzyはNMEを強烈に批判した。さらにその写真はNMEが撮影したものではなく、2015年に他メディアのCrack Magazineのために撮影されたものだった。
NMEがTwitterで無料配布されるマガジンのカバー写真と特集テーマを発表すると、Stormzyは驚きと憂慮の念をTwitterに投稿した。その中でStormzyは以前にカバー写真を求められたが断っていたことや、今回の写真の許可を出していないことなどを明らかにした。
うつというテーマはStormzyにとって簡単に話をできるテーマではなく、語るとしても慎重に言葉を選んできた。そのような需要なテーマで、勝手に写真を使用されたことについて怒りを表明している。
NMEはStormzyの批判に対して、NMEは公式アカウントから、うつは今話題にされるべきテーマであり、それについてさまざまな人を招き、コメントを取ったと釈明。
また、NMEは「マガジンは無料配布されるものであり、それを販売して利益を得るようなことをしていない。ただ、うつという重要なテーマを取り上げなくてはならない時がきた」と言い訳するも、Stormzyは「無料配布だろうが、多くの部数が配布されれば、より多くの広告収入などが入るだろう」と一喝した。
DEAD. You're NOT a non-profit organisation. The more copies you dish out the more you charge for advertising. You will make money from this. https://t.co/aPMtU4gy5M
— #GSAP (@Stormzy1) 2017年3月16日
さらに「写真が使用されることをあなたが知らなかったことについて謝罪します」という言い訳に対して「Stormzyが知らなかったことではなく、許可を取らなかったことが問題ではないか」と批判の声もあがっている。
@NME You lot are a bunch of real life fucking pussyholes. Proper dickheads. We've had a good relationship before this, why do you think
— #GSAP (@Stormzy1) 2017年3月16日
@NME it is kool to use my me as a poster boy for such a sensitive issue without permission? You lot have been begging me to be on your cover
— #GSAP (@Stormzy1) 2017年3月16日