大富豪Martin Shkreliが未発表のWu-Tang Clanのアルバムのリスニングイベントを企画するも、あえなくキャンセル

世界で一つしかないWu-Tang Clanのアルバムを購入した起業家、Martin Shkreliが来週、『An Evening With Martin Shkreli』という政治や興味、ヘルスケアに関する講義と共に、購入したWu-Tangのアルバムを聴くイベントも行うと発表した。

昨年、Shkreliは200万ドルで世界に1つしかないWu-Tangのアルバム『Once Upon a Time in Shaolin』を購入した。Shkreliは製薬会社の権限によるAIDS治療薬の値上げで国民から嫌われている人物だが、そんな彼が2/14にWu-Tangのアルバムのリスニングイベントを3都市で開催すると自身のSNSで告知した。

「チケットを買ってくれ。俺と一緒にチルして、Wu-Tangのアルバムを聴こう。チケットが値上がりするかもよ」

余裕綽々のShkreliだが後日、予定地の一つであるニューヨークのウェブスター・ホールでの開催ができなくなったとFacebookに投稿している。

「2/20のイベントは開催できない。2つの驚異のせいで、500人が参加する予定をキャンセルするのは悲しい」とShkreliは投稿を行っている。

『An Evening With Martin Shkreli』ではほかにもShkreliと一緒に写真を撮ったり、彼の所有する未発表音源のリスニングイベントも企画されている。チケットは15ドルから50ドルでまだ販売されているが、本当に開催されるのだろうか。Shkreliがネットに公開してくれるのが一番都合がいいのだが、彼が保有している限りそれは絶対にあり得ないだろう。(野口耕一)

RELATED

「全米一の嫌われ者」と呼ばれるMartin ShkreliがWu-Tang Clanの幻のアルバムを約2億円で購入した一件がNetflixでドキュメンタリー化

2015年、Wu-Tang Clanの世界に一枚しかないアルバム『Once Upon A Time In Shaolin』を、大富豪Martin Shkreliが200万ドル(約2億1200万円)という高額で購入した一件を覚えているだろうか?AIDS治療薬の大幅な値上げの原因となり、またその言動によって「全米一の嫌われ者」と呼ばれた彼がWu-Tangの幻のアルバムを購入したことは当時大きな話題を呼んだが、今回、その一件をめぐるがNetflixオリジナルでドキュメンタリー化されることが報じられている。

RZAがクレジットカードを止められた訴訟相手をホテルに泊めてあげた経験を明かす

ここ最近は自身の愛するカンフー映画や格闘技を配信するプラットフォームを設立するなど、新たな試みを精力的に行なっているWu-Tang ClanのRZA。そんな彼が、Wu-Tang Clanと同じくレジェンドであるプロデューサーRick Rubinに対しWu-Tangの他のメンバーとの現在の関係について語っている。

Wu-Tang ClanのRZAが自身の愛するカンフー映画や時代劇を解説つきで配信するプラットフォームを設立

カンフー映画や時代劇などの熱烈なファンとして知られるWu-Tang ClanのRZA。Wu-Tang Clanの楽曲にもこれらの映画の声や効果音を多くサンプリングするなど深い愛を持っている彼が、自身が偏愛する映画の解説をライブ配信するようだ。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。