RZAがクレジットカードを止められた訴訟相手をホテルに泊めてあげた経験を明かす
ここ最近は自身の愛するカンフー映画や格闘技を配信するプラットフォームを設立するなど、新たな試みを精力的に行なっているWu-Tang ClanのRZA。そんな彼が、Wu-Tang Clanと同じくレジェンドであるプロデューサーRick Rubinに対しWu-Tangの他のメンバーとの現在の関係について語っている。
Complexによると、RZAは今週火曜日に公開されたポッドキャストBroken Recordの最新エピソードにRick Rubinと共に登場。彼はWu-Tang ClanのU-Godから3年に渡って訴訟を起こされているとした上で、オーストラリアでライブをした際に彼がクレジットカードを止められてしまいホテルに宿泊出来なくなっていたところを助けてあげたことを明かした。「U-Godからの訴訟は3年も続いているが、去年オーストラリアにツアーで行った時、クレジットカードが止められていたんだ。だから俺はクレジットカードを使って、彼をスイートルームに泊めて、全部の世話をしたんだよ。GZAは“Wuだけが出来ることだな”って言ってた。あの野郎は俺を訴えてるのに、俺はあいつを養って金を貸してやったんだ。俺は“あれ(訴訟)はビジネスだ、俺はこいつを愛してる”って言ったよ。“兄弟を愛してる”ってな」とのエピソードから、例え金銭面で争っていたとしてもWu-Tangのメンバー間の友情は揺らぐことが無いものであることが分かる。
さらにRZAはWu-Tangと他のグループとの違いが強い絆にあるとしており、「俺たちは互いを愛し合っている。(中略)Wu-Tangは、他のバンドのようなただの男たちの集まりじゃない。このグループは最低でも25年から30年の付き合いがあるんだ。俺とRarkwonの付き合いは小3の頃から遡る」と語っている。
訴訟を起こしている相手から金銭面でのトラブルを助けてもらったU-Godの気持ちは窺い知れないところだが、RZAのメンバーに対する懐の深さも長い付き合いと愛ゆえなのだろう。
RZAとRick Rubinの対談はこちらから。