ソウルのインディペンデントシーンのNO MUSIC x HALOMINIUM x BEMによるコラボTシャツ
Text by Ko Younghwa
先月行われたソウル・アート・ブック・フェア(Unlimited Edition 8) で販売された ”NO MUSIC GRAPHIC BEM PRINTED HALOMINIUM T-SHIRTS” が12月31日までオンラインで販売されている。 (現在は韓国国内通販のみ)
12월 31일까지 @bem_kr pic.twitter.com/BFcBgT1U4I
— NO MUSIC (@NOMUSICHQ) 2016年12月17日
韓国のDJクルー NO MUSICがデザイン、衣類ブランド HALOMINIUMがTシャツの制作、BEMがシルクスクリーンを担当したコラボレーショングッズだ。
ポルトガル語で「満足に、よく (well)」の意味を持つBEMは、オーダーごとにプリントし、配送するサービスであり、元々は主催者であるMunbaが友人のパンクバンドやメタルバンドのグッズをDIYで作ることから始まった。
シルクスクリーンでグッズを制作する際、外部の工場に注文するとある程度の枚数を注文する必要があり、どうしても費用がかかってしまい、在庫を抱えてしまうこともある。そんな心配をなくしたいという思いから、BEMを立ち上げた。
BEMでは様々な分野のアーティストのグッズを企画、制作、販売しているが、今年の11月半ばにこのようなTシャツも制作した。
先月中旬、「屋根裏部屋の箱に隠してあるリボルバーを持って青瓦台(大統領官邸)に行きたい」とTwitterに投稿したユーザーに対し、令状がない状態で警察の家宅捜索が入ったことがあった。
その頃、韓国では朴槿恵大統領の退陣を求めるデモが激化した頃であり、その投稿が殺人予告でないことは充分に窺える内容だったとし、そのニュースを見た当日中に、リボルバーTシャツを制作、販売した。こちらはすぐに完売したという。
今後もあらゆるジャンルのアーティストのグッズを意欲的に制作していくという。
また来年春頃には海外発送も準備中とのことなので、ぜひチェックしてみて欲しい。