2016 Best Or Worst by 細倉真弓

いよいよ2016年も残す所、12月を残すのみ。今年も様々な作品の話題や、トピック、ムーブメントが起きては過ぎ去り、慌ただしい日々を過ごしていたという人も多いはず。そんな2016年をFNMNLなりに振り返る企画「2016 Best or Worst』がスタート。様々なジャンルで活躍する方々に、今年の個人的なベストもしくはワースト、もしくは両方をあげてもらった。ユースとセクシュアリティを扱う写真などを制作する写真家の細倉真弓による2016年のベスト&ワースト

ベストオブLDH 2016 by 細倉真弓

EXILE TRIBE - HIGHER GROUND feat. Dimitri Vegas & Like Mike

 

コメント

LDHオールスターメンバーのユニット、EXILE TRIBE。故に三代目とGENERATIONS が見たくても、EXILEおじさんがもれなくついてくるというシステム。EXILEをK-Pop通過して日本女子向けにしたのが三代目で、それをさらに乗算したのがGENERATIONS だけど、それらと本家EXILEおじさんを同時に見た時に起こる「どう見たらいいんですか?」という違和感がこのMVの要だと思う。
しかしMVを何度も見ているとAKIRA a.k.a 琥珀さんを初めとするEXILEおじさんは、観る人がこのMVに心地よく没入することを防ぐメタ的な覚醒装置なのではないかという気がしてくる。

「私がAKIRA a.k.a 琥珀さんを見るとき、AKIRA a.k.a 琥珀さんも私を見ている?」

EXILE以後の参照項だったK-popでは、観る人を徹底的に耽溺させて、違和感なんて感じさせないけど、LDHは最終的にそこにはNOと言う。おじさんの存在意義を絶対捨てない!みたいな心意気がある意味裏返って(それはこちらを見返してくる!)k-popより先に行ってしまったのかもしれない。もしくは同じところに留まり続けていたら周りが一周していただけかもだけど。そんなわけでもうLDHの勝ちでいいです。
今まですいませんでした。

ワーストオブLDH 2016 by 細倉真弓

ナイトヒーローNAOTO

 

コメント

NAOTO推しでも2話で観るのやめました。 多分、HIGH&LOWで忙しかったんだと思う。

来年に向けての告知など

2017年はここ3,4年アジアで撮りためてたシリーズの写真集が出る予定。 また私が撮影を担当しているサイゾー連載中磯部涼さんルポ『川崎』も単行本化予定です。写真も多めに載る予定なので是非に〜!

プロフィール

細倉真弓

細倉真弓

写真家

ユースとセクシュアリティを扱う写真及び映像作品を制作。写真集に『KAZAN』(アートビートパブリッシャーズ)、『Transparency is the new mystery』(MACK)、『クリスタル ラブ スターライト』(TYCOON BOOKS)、『floaters』(waterfall)など。

http://hosokuramayumi.com

RELATED

BEST BUY 2020 Selected by 細倉真弓

全世界がコロナ禍に揺れた2020年も、いよいよ年の瀬。今年は皆さんにとってどんな一年になっただろうか。恒例のFNMNLの年末企画も激動の年の瀬にスタート。

60 Seconds by 細倉真弓 | Vol.7 noma

細倉真弓は写真家としてセクシュアリティとジェンダーをベースに人種や国籍、人と動物や機械、有機物と無機物など「かつて当たり前であったはず」の境界を再編する作品を制作してきた。

60 Seconds by 細倉真弓 | Vol.6 Alisa

細倉真弓は写真家としてセクシュアリティとジェンダーをベースに人種や国籍、人と動物や機械、有機物と無機物など「かつて当たり前であったはず」の境界を再編する作品を制作してきた。最近では個展『NEW SKIN』などで、映像作品と写真作品を両立させる試みを行っている細倉による新企画がFNMNL上で短期集中掲載。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。