BOSTON CLUBの2016 AUTUMN/WINTER LOOKBOOK
1984 年、創立当時に製造していた社名を冠していたアイウェアブランド、ボストンクラブ。今では見かけなくなったセル巻きや、彫金模様のフレーム、伝統を着崩したプレッピーな跳ね上げ式フレームにメタルとプラのコンビ枠は、当時の若者の間で大流行した。そんな、少しルーズでクラシカルなスタイルを今のデザインに落とし込み、このたび新たなブランドとして蘇ったのが、このBOSTON CLUBだ。
同社で保管されていた約 30 年前の金型や図面を利用した優れたデザインの復刻を軸に、メイドインジャパンの新たなジャパニーズトラディショナルを提唱。また、当時の金型を再利用することで日本製ならではの高品質・低単価を実現している。フレーム・サングラスともすべて UV カット付きのレンズがセッティングされており、購入後すぐに使用することも可能だ。
業界では「タル智」と呼ばれる樽型のレンズ止めパーツや「ワン智」と呼ばれるお椀型の丁番、それに繊細な彫金模様などの部品使いで、昔ながらの眼鏡作りをチタン素材で現代に蘇らせたモデル。アーチ状に配置されたブリッジで鼻筋を高く見せ、さりげなく個性も演出するほか、リムの裏側にロー付けすることで通常よりも強度を増している。C/03・04 は 1本 1 本に手作業で七宝塗りを施している(フロント正面のみ)。
フロント・テンプルともにチタン材だけで構成したミニマルなモデル。フロントは時代に流されることなく、定番と呼ぶにふさわしいオーバルシェイプで、46 mm・48 mmの 2 サイズで展開し、マンレイ山・スパルタ蝶番など伝統的なのディテールも満載。リム(0.8mm)とテンプルは非常に細く、掛けた時の軽さと無駄のないシンプルなデザインを生み出す。C/01はチタン無垢(表面に塗装やめっきなどの色付けを行っていない素材本来の色)、C/03・04は部分的に色を手作業で塗り変えている。
フロント・テンプルともにチタン材だけで構成したミニマルなモデル。フロントは時代に流されることなく、定番と呼ぶにふさわしいオーバルシェイプで、46 mm・48 mmの 2 サイズで展開し、マンレイ山・スパルタ蝶番など伝統的なのディテールも満載。リム(0.8mm)とテンプルは非常に細く、掛けた時の軽さと無駄のないシンプルなデザインを生み出す。C/01はチタン無垢(表面に塗装やめっきなどの色付けを行っていない素材本来の色)、C/03・04は部分的に色を手作業で塗り変えている。
BOSTONCLUBを象徴する人気シリーズのひとつ「MORRIS」の最新モデル。フラットなプラスチック製フロントに、クラシックなメタルフレームで見られる昔ながらのマンレイ山をジョイント。約 30 年前の金型を再利用したラッパ型のヨロイがシリーズの個性を演出している。一見シンプルなデザインだが、ディテールにこだわりが感じられる前衛的なコンビネーションフレーム。
男性的なラインのブロウとワイドなテンプルを繋ぐ 7 枚蝶番。3.0 mm幅のチタンリムは、レンズの厚みをしっかりカバーする。クラッシックな雰囲気に現代の素材を合わせたハイブリッドなモデルで、今では見かけなくなった眼鏡作りを凝縮し蘇らせている。Col.01はボストンクラブ初めてのオールブラックカラーで、Col.02はアジア最大級の眼鏡展であるIOFT にて 2017 年度アイウェアオブザイヤー・メンズ部門 グランプリを受賞した逸品。(Yuuki Yamane)
STYLIST : JAMES OLIVER
MODEL : ALISON & JAMES
DESIGN : FELIX SCHAPER
DIRECTION : FLEMMING
SPECIAL THANKS TO BEN FREDONIE & MARI