ドナルド・トランプ大統領が誕生。その時アーティストたちはどんなリアクションを?
第45代アメリカ大統領に共和党のドナルド・トランプ候補が、民主党のヒラリー・クリントンを接戦の末下し当選した。
FNMNLでは今回の大統領選挙を、主にアメリカのアーティストの活動を通して伝えてきたが、そのアーティストたちは、トランプの当選に対してどのようなリアクションをしたのかを紹介していきたい。
まずラッパーでは直球の"FDT(Fuck Donald Trump)"という曲をリリースし、アンチ・トランプ色を鮮明に行動してきたYGだ。
When Donald trump lose. Thank me
— YG (@YG) 2016年11月9日
投票に行ったコンプトンの有権者にベーグルを配るという行動にもででたYGは、開票作業中は、このようなツイートをしていたが、トランプ当選が確定すると下記のようなツイートを。
The Fuck Donald Trump tour continues on Sunday in Denver - https://t.co/y7uBQt384d
— YG (@YG) 2016年11月9日
"FDT(Fuck Donald Trump)"ツアーはまだまだ続くぜと、今後もアンチ・トランプのスタンスで活動していく姿勢を示した。
ヒラリーがプリントされたTシャツを着た写真が話題になったRihannaは、トランプの当選が確定するとInstagramに、トランプの写真とともにトランプが過去に発言した、「共和党支持者はこの国で1番のバカ。彼らはFoxが言ったことは全部信じる」という発言も掲載。アメリカの未来を憂いている。
投票日前日にフリーコンサートを開催し、数千人のオーディエンスと共に投票所へパレードを行ったChance The Rapperは、Twitterにコメントを投稿。
If you wanna cry watch Van Jones give the first cognizant minority understanding of the election on CNN tonight. He just made it real.
— Lil Chano From 79th (@chancetherapper) 2016年11月9日
CNNの選挙番組で「この大統領選挙は変わろうとしていた国に対する、白人たちの反攻だ」という発言をしたコメンテーターのVan Jonesの発言に賛意を表明した。
またトランプ支持者から「ナチスの服を着てヒラリーの応援演説をした」と批判された(実際はマイケル・ジャクソン本人が着用していたもの)レディー・ガガは、トランプの当選が決まると、NYのトランプタワーの前で撮った写真をInstagramに投稿。人種差別主義的な政策をとるとみられるトランプに対し、「ヘイトには愛で」というメッセージを掲げた。
また投票日に#WeDanceWeVoteというダンスミュージックファンへ投票を促すキャンペーンを行ったDiploは、Twitterに下記の投稿をポスト。
The next four years are gonna just be a never ending loop of duck dynasty
— ? (@diplo) 2016年11月9日
トランプが当選した後のアメリカを、アンチ・ゲイや宗教右派、レイシストなどのキャラクターが登場する人気リアリティーショー『Duck Dynasty』の世界にたとえた悲観的な内容となっている。以前Diploはトランプが当選したらインドに移住すると言っていたが、果たして...
ここまではトランプに反対するアーティストのツイートなどを紹介してきた。さらに探せばいくらでも、あなたの好きなアーティストたちがトランプに反対してきたのが見つかるだろう。例えばDisclosureは核シェルターの購入方法を検索したり、Run The JewelsのEl-Pは地球からの脱出方法を検索していたりする。
賛成派については各自勝手に探して欲しい。