Chance The Rapperがレーベルと契約しない理由

Chance The Rapperといえばレーベルと契約していないトップラッパーとして周知の存在だろう。そのChance The Rapperが人気TV番組Ellen DeGeneres Showに出演し、最新作『Coloring Book』に収録のヒット曲"No Problem"を披露した。客演の2 ChainzとLil Wayneも登場したこのパフォーマンスでChanceは、セットで作られたレコード会社の会議室に仲間とともに乗り込み、書類や机をめちゃくちゃに荒らし回った。

このパフォーマンスは"No Problem"の"If one more label try to stop me
It's gon' be some dreadhead niggas in ya lobby"(もしまたレーベルがおれを止めようとしてきたら、ドレッドヘアの奴ら(Lil Wayneと2 Chainzのこと)を引き連れてロビーに行くからな)という箇所と関連したものになっている。Chanceと仲間たちの清々しい暴れっぷりは爽快さすらある。

またChanceはライブ披露後に司会のEllen DeGeneresとのインタビューで、レーベルと契約しない理由を、「ぼくは全ての若いアーティストにとっての見本にただなろうとしているだけだよ。毎日アーティストになろうと、自分の作品に取り組んでいる若いアーティストたちのね。彼らをあやつろうとするミュージックマネージメントや音楽以外の音楽の落とし穴にハマらないようにね。自分で使えるツールを自分の手にもっていれば、それで自発的なアーティストになれるんだ」と答えた。Chanceは、新たなミュージシャンのキャリアパスを開拓し、後進のアーティストのモデルになるという強い意志をみせた。

RELATED

Chance The Rapperが『ホームアローン』のリブートバージョンを企画中と明かす

Chance The Rapperが先日人気TV番組『The Tonight Show』にリモート出演し、そこで現在計画中のある企画について明かした。

Chance The Rapperと裁判中の元マネージャーが『The Big Day』を「質の低いフリースタイルアルバム」と酷評

昨年リリースのアルバム『The Big Day』以来まとまった作品をリリースしていないChance The Rapper。彼の人気を不動のものとした2016年のミックステープ『Coloring Book』と比べやや賛否両論の評価を受けた同作だが、現在彼と裁判中である元マネージャーが『The Big Day』を酷評し話題を呼んでいる。

バイデン候補の次期大統領当確の報道にアーティストたちの様々なリアクション

トランプ大統領のクレームなどにより、バイデン候補の有利で進んでいたにも関わらず、中々当選確実の一報が出なかったアメリカ大統領選挙。本日未明にアメリカの報道各社が一斉にバイデン候補の当確のニュースを出した。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。