EP-4の佐藤薫がディレクションする新レーベル『φonon (フォノン)』が始動
EP-4の佐藤薫が80年代に立ち上げたインディー・レーベルSKATING PEARSのサブレーベルとして、新たに『φonon (フォノン)』が始動する。
SKATING PEARSは当初カセットテープ・メディアを中心に多彩な作品をリリースしてきたが、φononは佐藤薫のディレクションによって主にエレクトリック/ノイズ系の作品を中心にリリースする尖鋭的なレーベルとなる予定だ。
第一弾にラインナップされたCDは、EP-4の別動ユニットEP-4 [fn.ψ]の初CDとなる『OBLIQUES』と、A.Mizukiのソロ・ユニットであるラヂオ ensembles アイーダ『From ASIA (Radio Of The Day #2)』の2作品で、2/18に同時リリースされる。
『OBLIQUES』は2017年6月、大阪で行われたライヴの演奏を収録した作品。EP-4 [fn.ψ] は、EP-4の佐藤薫とPARAやEP-4のサポートなどマルチに活動する家口成樹によるユニット。ラップトップ・ガジェット、シンセサイザー、エフェクターなどによって織りなされるサウンドはノイズでもありアンビエントでもあるというものに。ライナーノーツは山本精一。
ラヂオ ensembles アイーダの『From ASIA (Radio Of The Day #2)』は、2017年11月に発表された初作品集『IN A ROOM (Radio Of The Day #1)』の続編であり、Radio Of The Dayシリーズの第2作となる。前作では自室の音風景を切りとり繊細かつ大胆な不思議空間を表現していたが、本作ではタイトルどおり、BCLチューナーを抱えて訪れたアジアの街角(シンガポール、日本、タイ)でのラジオ サウンドとフィールド・レコーディングで構成された。ライナーノーツは空族の富田克也の手による。