Fabricの設立者が、営業ライセンス剥奪に対し抗議していく意思を示す

未成年のドラッグ関連の死亡事故により営業ライセンスを剥奪され、営業停止の危機に追い込まれているロンドンの名門クラブFabric。

 

今週火曜日に行われた行政や警察との議会においてもライセンスの再取得が認められなかったことを受け、Fabricの共同設立者であるCameron Leslieが、これらの決議に抗議していく考えを示した。

また、火曜日の決議を受けFabricは以下の声明を出している。

「我々は、Fabricの営業ライセンスを剥奪するという議会の決定を非常に残念に思っています。Fabricを閉店するということは、ドラッグに関する問題の本質的な解決にはつながりません。そしてこの決定は、ロンドンのこれからのナイトライフに大きな経済的打撃を与える判例となってしまうでしょう。また我々は、Fabricとロンドンのナイトライフを守るために、15万人以上の方々が署名してくれたことに非常に感謝し感銘を受けています。(抜粋)」

声明が掲載されているFabricのFacebookページはこちらから。

(辻本秀太郎)

 

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