Denzel Curryが見事な自画像を描く

ニューアルバム『ZUU』が好調なDenzel Curry。そんな彼が、インタビューに応えながら自画像を描き、見事なドローイングスキルを見せた。

Denzel Curryは、アーティストにインタビューしながらアルバムのコンセプトを絵で表現してもらうXXLの人気企画『XXL’s Masterpiece』に出演。アートスクールに通っていたという彼はアタリをとった後に的確な線で輪郭を描いており、スキルの高さを感じさせる。途中、日本でも放送されていた『ボブの絵画教室』の講師ボブ・ロスを意識した喋り方などのジョークも混ぜつつ、自分なりの絵の描き方を説明。その後、『ZUU』に関する質問にも答えている。

Rick Rossとのコラボ曲“BIRDZ”について彼は、「“BIRDZ”は始めから完成していたんだ。最初のヴァースと2番目のヴァースがあった。そこから、マネージャーのMarkが“Rick Rossを呼んでみようよ”と提案して、俺はもちろんって感じだった」と、楽曲がおおかた完成した後にRick Rossのフィーチャーを思いついたことを明かしている。他にも“AUTOMATIC”をプロデュースしたTay Keithとの「Tay KeithはRaider Klanの頃から俺のことを知ってたけど、誰も予想出来なかったと思う。俺たちは互いをリスペクトしてるんだ。Instagramで彼が連絡してくるまで、俺は彼にビートをもらえることを期待してなかった。その後Rolling Loudで会って、次の日にUNOとかで遊んだんだ」というエピソードや、“P.A.T.”でSpaceghostpurrpの“PXSSXSSXD”をサンンプリングしていることなど貴重な背景を語っている。

最後に自画像を完成させると、絵について「これが俺の今の姿だから、自画像を描いた。髪を切ってもイケてるし、ドレッドもイケてる。今のような男になるなんて前は思ってもいなかったよ。俺はファッショナブルじゃなかったからな。でもこの街に住むと、今のような人間になるんだ」と、今のスタイルに満足していることを明かした。

Denzel Curryの絵の技術が存分に発揮された『XXL’s Masterpiece』はこちらから観ることが出来る。

RELATED

Denzel Curryの来日公演が11月に緊急開催

今年アルバム『King of the Mischievous South Vol.2』をリリースし、大きな話題となったDenzel Curryが11月に緊急来日公演を開催する。

【インタビュー】Denzel Curry | 俺は俺である事を捨てることなくナンバーワンになれると信じてる

フロリダを拠点に精力的に活動するラッパー、Denzel Curryが今年FUJI ROCK FESTIVAL '23に出演し、約5年ぶりとなる日本でのライブを行った。

YGやLil BabyらがBLMデモの模様を取り入れたミュージックビデオを発表

先日、ミネアポリスでアフリカ系アメリカ人男性ジョージ・フロイドさんが警察によって不当な取り調べを受けた末に窒息死させられた事件を契機に全世界で大きな盛り上がりを見せている「Black Lives Matter」デモ。ヒップホップシーンにとって避けては通れない問題である人種差別に対する抗議運動には多くのラッパーも参加、もしくはサポートを表明していたが、抗議の意思やここ最近のデモの様子を楽曲やMVに盛り込むラッパーも徐々に現れてきているようだ。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。