「R&Bの王」を自称したJacqueesにカバー曲を歌わせないようファンが呼びかける

先日、自らが「R&Bの王」であると主張したことで多方面から反発を受けたJacquees。そんな彼がR&Bの名曲をカバーして歌っていることに憤った人物が「Jacqueesにカバー曲を歌わせるな」と呼びかけている。

12月25日、Rickey Fieldsという男性がChange.orgを用いてJacqueesにカバー曲を歌わせないよう求める署名を開始した。Fieldsは「黒人のコミュニティの一員として、我々はJacqueesを排除すべきだということを証明する必要がある」と説明。凄まじい嫌いようだ。

Jacqueesは今までにMichael Jacksonの“Dirty Diana”とSoul 4 Realの“Candy Rain”のカバーをリリースしている。いずれもR&Bのクラシックであり、彼のアンチであるR&Bファンは彼にこれらの名曲を歌って欲しくないようだ。更にJacqueesは今年Ella Maiの“Trip”をリミックスした音源を発表し、いくつかのストリーミングサービスで原曲以上の再生回数を記録したことが物議を醸していた。Ella Maiの所属レーベル10 SummersのオーナーであるMustardはTwitterにて「自分の物じゃないコンテンツで金を稼ぐということは、10 Summerからそれを盗んでいるということだ」とする抗議の声明を発表している。

署名は35000人を目標としているが、今の所34000人以上が賛同しており間も無く目標に到達しそうな勢いだ。Jacqueesをよく思わない人間の多さが分かる。果たしてこの署名が意味のあるものかどうかは分からないが、Jacqueesはこれらの反応を物ともせずこれからも「R&Bの王」を名乗り続けるのだろうか?

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