1 of 2018 Selected by DJ CHARI

FNMNLの毎年恒例の年末企画、今年は『1 of 2018』を展開。この企画ではアーティストやDJ、デザイナー、ショップオーナーなど今年を彩った重要人物たちが、個人的に印象的だった出来事、楽曲、映画、本などから1つをチョイスして紹介してもらおうというもの。それぞれのベストなものから中にはワーストなものも飛び出すかもしれない、この企画で2018年を振り返ってみては?

まずはDJ TATSUKIともに数々のアーティストと楽曲を制作し、ファーストアルバム『THE FIRST』を今年リリースしたDJ CHARIが登場。

DJ CHARIの「2018年出会った最高な1冊」

箕輪厚介著 - 『死ぬこと以外かすり傷』

コメント

堀江貴文『多動力』、佐藤航陽『お金2.0』など、 最前線で戦う起業家の著書を次々にベストセラーにしてきた、編集者 箕輪厚介の初の著書。予約開始即Amazonベストセラー総合1位になったりと"死ぬかす"の盛り上がりは目の当たりにしていた。
『BAD HOP ALLDAY vol.2』に収録されているNo Painで「死ななきゃいんだよどうせ、死なない程度に人生を捨てる、死なない程度にあるもの無くす」とT-Pablowくんが歌っているのを聞いてふと思い出したことがきっかけで、実際にこの本を手に取ることになった。
通常1年かけて編集が行われるのに対して、箕輪氏が編集に携わった本は3ヶ月、早いものだと1ヶ月というスピードで世の中にでる。「しぬかす」に出てくるエピソードも過去のものではなく、まさに今社会で何が起きているかということなのだ。
特に印象に残ったのが、これからはあらゆるビジネスが思想を売るようになるという所。AppleやFacebookもトップであるCEOが会社の理念を丁寧に説明している。日本のZOZOやメルカリも同様だ。実現したい世界や大事にしている思いを表明し、共感する社員を集め、モノを作り、お客さんの支持を得る。衣食住という最低限なものが満たされて豊かになると、人は物質的な価値ではなく思いで動くようになる。今は自分が意味を感じることに好きな人たちとただ没頭することに幸福を感じる。

自分はかっこいい曲を作ってヒップホップという文化を日本で広げることで自由な生き方、真の自分らしさを表現することへの勇気を与えたい。その目的を達成するためには死ぬこと以外かすり傷という覚悟を持って行動していく!

2019年の告知

2月に『444』という自分名義のEPを出します!やばい曲ばかりなので、ぜひ楽しみにしてて下さい!

DJ CHARI

地元、静岡/浜松から東京に上京後すぐにDJ活動を始める。
2014年、JASHWON率いる国内最高峰のプロデュース・チームBCDMGに加入。TSUTAYA限定オフィシャル日本語RAP MIXCD『B-BOY』などが話題を呼ぶ。
2016年BCDMG内に新たにレーベル【AIR WAVES MUSIC】を設立。同レーベルのDJ TATSUKIともに数々のアーティストと楽曲を制作。2017年を代表するバイラル・ヒットとなった「ビッチと会う feat. Weny Dacillo、Pablo Blasta & JP THE WAVY(YouTubeで100万再生超え)」を収録したファーストアルバム「THE FIRST」を今年4月にリリース。AbemaTVで放送中のAbemaMIXに毎週木曜日レギュラーとして出演中。

TWITTER: @DJCHARI
INSTAGRAM: @DJCHARI

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