Drakeの“In My Feelings”と“Nice For What”のプロデューサーであるBlaqNmilDが2曲の制作秘話を語る
Drakeのニューアルバム『Scorpion』に収録されている楽曲“Nice For What”と“In My Feelings”。2曲とも全米シングルチャートで1位となっており、“In My Feelings”に関しては世界的なミームになっている。この2曲をプロデュースしたのがニューオーリンズのプロデューサーであるBlaqNmilDだ。
BlaqNmilDがGeniusに登場し、自身がプロデュースに関わった2曲の制作秘話を語っている。
動画ではまず、彼は“In My Feelings”について語っている。
実は“In My Feelings”のビートは最初もっと遅かったらしく、彼はビートのピッチを速め、さらなるエネルギーとしてMagnolia ShortyとLil Wayneのボーカルをサンプリングし、加えたという。
Magnolia ShortyはBlaqNmiiDと同じくニューオーリンズの出身でCash Moneyに所属していた女性のラッパーだ。
BlaqNmilDはこの編曲について「俺が最初に"In My Feelings"のビートを聴いたとき、これは違うなと思ったんだ」と違和感を感じたことを明かした。
ちなみにMagnolia Shortyのサンプルは彼女も参加したJadakissとJazmine Sullivanの楽曲“Smoking Gun”からだ。
“Nice For What”に関しても同じだったようで、「俺とDrakeはビートを速めることを一緒に決めたんだよ」と語っている。“Nice For What”にはサンプリングとしてLauryn HillとBig Freediaのヴォーカルが使われている。
現在、アメリカのヒップホップシーンでは上記の2曲のようなBPMが速めの、いわゆるニューオーリンズバウンスというジャンルに影響を受けた楽曲が流行りつつあるが、今後もこのブームは続いていくだろうか。