【特集】ストリートのキーマン10名が選ぶ2017年ベストキックス

いまだ勢いの衰える気配が一向に感じられない、空前のスニーカーブーム。最先端技術を用いたハイテクモデルからマニアックな復刻モデル、ファッションブランドやアーティストとのコラボレートモデルまで、百花繚乱とも無節操とも言える2017年のキックスラインナップから、ストリートの重要人物たちはどんなシューズを選んだのか。デザイナー、ミュージシャン、ショップオーナーなど感覚の研ぎ澄まされた10名へ、「2017年ヘビーローテーションした3足」について聞いた。

「実際に愛用した」という説得力のもと、各人の個性が如実に投影された全30足プラスアルファ。この珠玉のリストはあなたの来年の足元を、より豊かにしてくれることだろう。年末年始のお供に、どうぞお楽しみあれ。

取材・構成 : 塩川優吾

写真 : 小林一真、宮前一喜

EDA(bal ディレクター)が選ぶ3足
古川太一(KONCOS / Anoraks / LEARNERS)が選ぶ3足
YOK(SUNDAYS BEST 店主)が選ぶ3足
深味翔 & 井岡千浩(SUPPLY / BACKDOOR)が選ぶ4足
森光光子が選ぶ3足

EDA(bal ディレクター)が選ぶ3足

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ENGINEERED GARMENTS(エンジニアド ガーメンツ) x DR. MARTENS(ドクターマーチン)の『Ghillie Lace』

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DR. MARTENSはずっと好きで履いてるんですけど、半分はギリーシューズで半分はプレーン、しかも左右対称じゃないっていうところがすごいなと。これ、ロンドンのお店から買ったんですけど、はじめて海外通販で荷物が届かないという目に遭って焦りました。最終的には注文をキャンセルしてもらって、もう一度同じ店から買いなおしたんですが、最初の注文から届くまでに三ヶ月ぐらいかかったっていうのも、いまとなれば良い思い出です。

BLOHM(ブローム)のスリッポン

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結構初期のモデルで、今も継続して出てるんですけど、冬場はよく履いてますね。ライナーが分厚いので夏にはちょっと厳しいんですけど、ローファーだから履き口が広くて、冬は冬でちょっと寒いっていう、その感じが気に入っていて。昔からオールブラックのスニーカーをよく履いてるんですけど、今回挙げた3足はどれもそういう気分で履いている感じです。

SUICOKE(スイコック)のサンダル『BOAK-V』

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友達のブランドが別注していて気になっていたモデルで、「これは自分が履くべきサンダルだな」と、インラインで出ていたカラーを買いました。男の子用のグラディエーターサンダルみたいな感じですよね。結構アクの強いデザインなんですけど、履けば履くほどハマっていって、夏だけじゃなく、ソックスをあわせて秋口ぐらいまでずっと愛用してました。BLOHMもそうですけど、こういう、サンダルなのに足の出る面積が狭くて夏は暑い、みたいな靴が好きです(笑)。

EDA
ユースカルチャーと密接に結びついたクリエイションで支持を集めるファッションブランド、『bal(バル)』のディレクター。来年デリバリーされる2018年春夏コレクションでは、ピータン柄のファブリックなど新たな境地を開拓している。
http://baloriginal.com/

古川太一(KONCOS / Anoraks / LEARNERS)が選ぶ3足

01

ADVAN(アドヴァン)の『2000』

02

今年の夏頃、ツアーで行った宇都宮の靴屋で見つけたSPALDING(スポルディング)のスリッポンをきっかけに、こういう靴が気になるようになって。New Balance(ニューバランス)の最近の990が好きでずっと履いてたんですけど、そこからちょっとずつズレてきた感じですね。これは小学生の通学靴とか運動靴みたいな感じだと思います。パッと見た感じモードブランドのスニーカーみたいだし、この手の靴の定番・ダンロップよりもインディな感じがいいんです。

佐川急便の安全靴

03

SPALDINGとかADVANの流れで、僕の後輩で敏感な奴が真っ先にこれを履いていて、すぐ彼に連絡してメルカリで買ってもらいました(笑)。流行り物に対するカウンター的に、身内でふざけて盛り上がっていただけだったんですけど、いまや「ダッドシューズ」なんて流行…まではいないのかもしれないけど、おしゃれな人がInstagramにアップしたりとか、まさかそういうものになるとは思ってなかったです。

Walmart(ウォルマート)のサンダル

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よく行く渋谷の古着屋さん「I&I」で買ったサンダルです。アメリカのスーパー、Walmartのオリジナルで、お手頃プライスなのにすごく履きやすくて。ロゴとかなにも入っていない、なんともいえないデザインがいいですし、なにげにMade In USAだったりもします。

古川太一
3ピースバンド、KONCOSの中心人物であり、松田“chabe”岳二率いるLEARNERSにも名を連ね、ライブで日本中を旅している。実弟・古川拓也とのデザインユニット、Anoraksとしても活躍中。
https://twitter.com/taichifurukawa

YOK(SUNDAYS BEST 店主)が選ぶ3足

01

adidas(アディダス)の『mi Spezial』

02

adidasのシューズカスタムサービス「mi adidas(マイアディダス)」でオーダーしました。今年はとにかくこればっかり履いてましたね。クーポンコードを使ったりしつつ、まったく同じ配色、同じ素材で3足作りました(笑)。やっぱりadidasの靴は、黒ベースに白ラインが一番かっこいいと思います。

adidas(アディダス)の『Samba』

03

おしゃれに見えますよね(笑)。店でも定番的に扱っていて、買い付けで海外に行くたび、あれば買ってきてます。日本で買えるタンのラベルが青いやつより、海外モデルのこっちの方が好きですね。

adidas(アディダス)の『PRO MODEL 2』

04

これもずっと好きで、Sambaと同じく、店での販売用としてもよく仕入れてます。レザーなので、とくに雨の日に重宝しますね。ヴィンテージっぽいものより、断然タンやアンクルパッドが厚めなこっち派。たまに黒以外のスニーカーも買うんですけど、結局全然履かないんですよね。

YOK
アメリカンな雰囲気のオリジナルアイテムをはじめ、国内外からセレクトされたウェアやアメリカ古着、雑貨まで幅広く取り扱う中目黒のナイスなショップ、SUNDAYS BESTの店主。2018年は1月6日より営業スタート。初売りではショップ初となる福袋を、ごく少数ながら用意するそう。
http://www.thesundaysbest.com/

深味翔 & 井岡千浩(SUPPLY / BACKDOOR)が選ぶ4足

01

adidas Originals by Alexander Wang(アディダス オリジナルス バイ アレキサンダー ワン)の『AW Run』

02

リリースされたときは見送ったんですけど、あとからやっぱり気になって、探して買いました。流行るのかなと思ったら、あまり履いている人を見かけないので、よかったなと(笑)。Boostソールなので履き心地も良くて満足です。(深味)

BLOHM × FUCKING AWESOME(ブローム × ファッキングオーサム)の『SMILE NOW CRY LATER』

03

発売は去年なんですけど、今年も夏を中心によく履きました。紫の靴ってあんまり履いたことなかったんですが、意外といいなって。BLOHMの靴はこれに限らず、ふたりともほぼほぼ全モデル持っています。うちのユニフォーム的な存在ですね。(井岡)

shinknownsuke(シンノスケ)の『Drawing Authentic』

04

最近ではDIVINTIES(ディヴィンティーズ)にアートワークを提供していたりする友人のグラフィックデザイナー/イラストレーター、shinknownsukeくんに描いてもらったもので、店でも販売しました。ガンガン履きたかったので防水スプレーを吹いたら、絵がにじんでしまったんですよね…(笑)。その後リリースされたものは使うペンを変えているため、こういうことにはならないのでご安心ください。(深味)

Converse Addict(コンバース アディクト)の『Chuck Taylor Canvas GORE-TEX Hi』

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ゴアテックスを内蔵したもので、これは僕の雨靴ですね。ビーンブーツみたいな大げさな感じが無いのに雨でも履けて、合わせやすいから服も選ばないっていう、最高に調子がいい雨靴。晴れの日はBLOHM、雨の日はこれって感じです。(井岡)

深味翔 & 井岡千浩
各々が大手セレクトショップでの勤務を経たのち、オンラインショップ「SUPPLY」をスタート。2014年には実店舗「BACKDOOR」を構える。国内外のインディブランドを厳選して取り扱う高感度ショップとして、好事家を中心に支持を集めている。
年内の営業は12月26日まで。新年は1月5日からの営業で、毎年恒例のスペシャルパックも販売予定。
http://www.supply-tokyo.com/

森光光子が選ぶ3足

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足の友(あしのとも)の介護用シューズ

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友人を訪ねて三重県に行ったとき、ディスカウントショップで見つけたものなんですが、2年前に買って以来ほぼ毎日、年に300日ぐらいこれを履いています。介護用なのですごく履きやすくて、ルームシューズで外を歩いているみたい。リサイクルショップをまわるときはいつもこれです。介護用シューズはいろいろ見てきたんですが、このデザインがやっぱり一番好きなので、もっと買っておけばよかったと後悔中です。

JAGUAR Σ(ジャガー シグマ)の『03』

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リサイクルショップで300円ぐらいだったかな。うちの近所の普通のおじいさんが普通に履いていて、それがかっこいいんですよね。最近めっきりスニーカーは履かなくなったんですけど、お散歩だったり、近所の山を登る時なんかには重宝します。

AIR JORDAN 5のニセモノ

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フリーマーケットで本物だと思って買ったんですけど、明らかに刺繍が雑だし、そもそもかかとの部分が足首に当たる…というか刺さる感じで、10分以上履けないんです。以前、NIKEの『AIR YEEZY』を2,500円で買えた、多分米軍基地の人が毎回出してるお店なんですけど、本物とニセモノが混じって売ってて、とてもスリリングです。

森光光子
DJ、トラックメイカー、ラッパー&シンガー、そしてリサイクルショップのハードディガーと、多彩な顔を持つ狂気の才人。2018年もマイペースに活動予定。
https://twitter.com/morimi2mi2ko
https://soundcloud.com/morimi2mi2ko

 

BIM(THE OTOGIBANASHI'S / CreativeDrugStore)が選ぶ3足
久保勝也(Guru’s Cut & Stand 代表)が選ぶ3足
管野寿哉(YSTRDY'S TMRRW デザイナー)が選ぶ3足
中津川吾郎(MIN-NANO / TOXGO)が選ぶ3足
大橋高歩(the Apartment オーナー)が選ぶ3足

BIM(THE OTOGIBANASHI'S / CreativeDrugStore)が選ぶ3足

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Reebok CLASSIC × CreativeDrugStore × BEAMS(リーボック クラシック ×  クリエイティブドラッグストア × ビームス)の『WORKOUT PLUS』と『CLASSIC LEATHER』

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手前味噌ですが、去年の12月ぐらいからReebok CLASSICとBEAMSとCDSみんなで企画がはじまって、今月やっと発売されました。それまではどちらかというと黒ばかりで、白い靴ってあんまり履いてこなかったんですけど、白のレザーがいいなと思ってこんな感じになりました。新品の時の匂いがグローブみたいでメンバーみんな気に入ってます。

最初、リーボックのロゴのユニオンジャックを日本の国旗に変えたい、という提案をしたんですけど、それはちょっと難しいということで、じゃあイギリスっぽい感じだなと、アメリカというよりはヨーロッパなカラーリングにして、ビデオもロンドンで撮影しました。あわせてウェアもリリースされているので、よかったらチェックしてみてください。

 

NIKEiD(ナイキiD)の『Cortez Premium iD』

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最近は渋めの色の靴が気分で、夏ぐらいにNIKEiDでオーダーしました。50’sっぽい感じが気に入っていて、本当に良く履きましたね。汚くてすみません。

Fashion(ファッション)の『Venma Sport』

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上海で開催されたフェス、『Concrete & Grass Music Festival』に呼んでもらったときに、ニセモノばかり売っているビルで買いました。本物の方は履いたことがないのでどれぐらい違うかはわからないんですけど、履き心地は良くないです。ブランド名とか適当で最高だし、こういうパチモノ的なのが大好きだったんですが、最近Akeem The Dreamさんと飲んだときに「そういうのは悪い人の資金源になってそうだから、買っちゃダメだよ」って言われて、それ以来買わないように我慢してます。

BIM
ラップグループ・THE OTOGIBANASHI’Sのフロントマンであり、クリエイティブユニット・CreativeDrugStoreの中心人物。最近ではソロラッパー、トラックメイカーとしての活動も活発化させるなど、2018年もその動向から目が離せない。
https://www.summit2011.net/artists-1/the-otogibanashi-s/
http://creativedrugstore.tumblr.com/

久保勝也(Guru’s Cut & Stand 代表)が選ぶ3足

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adidas Skateboarding(アディダス スケートボーディング)の『BUSENITZ VULC SAMBA EDITION』

02

いままではずっと、黒のアッパーに白ソールっていうスニーカーばっかり履いてきたんですけど、去年から黒×黒に激ハマりしてて。なかでもど真ん中なのがこれ。黒アッパーの靴は、スケートしても汚れとか傷みが気にならないから好きだったんですけど、ソールも黒で、しかもレザーとなるとちょっとした革靴感覚で履けるから、ちょっときれいな服装するときにもいいんです。しかも、スケートするときに引っかかりがあってほしいトゥが、ちゃんとスウェードになっているっていうのもうれしいですね。普段履きからスケートまで、だいたいいつもこれ。おかげで、すでに3足履きつぶしていて、これが4代目です(笑)。

Concepts × adidas Consortium(コンセプト × アディダス コンソーシアム)の『EQT Support 93/16』

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もう「今日は絶対にBoostソールの靴を履きたい」っていう日があるんですよ。遅くまでガッチリ遊んだ翌日とか(笑)。アフターシューズっていう感じですね。Boostの靴は3足ぐらい履いてるんですけど、これが一番気に入ってます。

AREth(アース)の『LB』

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これも黒×黒マイブームの流れでゲットしました。ミッドカットとかハイカットとかあんまり履かないんですけど、これはシンプルでいいなと。型が良いのですごく履きやすいです。ただ、スケート用としてはもう少し細身の靴の方が好みかな。本当はこれでガンガン滑りたいんですけど、おもに普段の街履き用として活躍中です。

久保勝也
スケーターやアーティストをはじめ、感度の高い人々が集う東京・祐天寺のヘアサロン、Guru’s Cut & Standのボス。Guru’s × BEAMS Tのコラボレートコレクションも好評で、2018年も新作をリリース予定とのこと。なお、Guru’sは年内31日まで営業。髪を切ってさっぱりと新年を迎えたい向きは、予約を急がれたし。
http://www.gurus-cut.com/

管野寿哉(YSTRDY'S TMRRW デザイナー)が選ぶ3足

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YSTRDY'S TMRRW(イエスタディズ トゥモロウ)の『P.E. HIGH-TOPS』

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この後染めのスニーカーは5色作ったんですが、今年の下半期はとくにネイビーの気分で。今製作中の2018年秋冬コレクションも、ネイビーがテーマですかね…。ヤンキースのチームカラーという解釈で、ニューヨークの空気感を取り入れた、自分らしいモノが作れそうです。カタチを変えながらスニーカーは、来シーズンも継続して展開します。

NikeLab(ナイキラボ)の『AIR VAPORMAX FLYKNIT』

03

2018年秋冬コレクションのインスピレーションを得るためにニューヨークへ行ってきたんですけど、それがちょうどこれの発売日というタイミングで。友人に違うカラーを買ってくるよう頼まれていたこともあってショップをのぞいてみたら、ネイビーだしこれならいいなと思って、自分用に購入してしまいました。一日中街中を歩き回っていたので、楽な靴が欲しかったんですよね。元々この手のハイテクスニーカーをあまり履かないということもあって、新鮮でした。

Northwave(ノースウェイブ)の『ESPRESSO』

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90年代に一世を風靡したNorthwaveの復刻版です。YSTRDY'S TMRRWのインスピレーションのひとつとして「90年代から2000年代への流れ」というのがあるんですけど、その気分にもハマるので、当時がんばって買ったな…という懐かしさも込めつつ、よく履いてますね。3足のなかでこれだけブラックなんですけど、青みのかかったブラックスウェードなので、ネイビーの服装にも合わせやすいです。

管野寿哉
長年nonnative(ノンネイティブ)のアシスタントデザイナーを務めたのち、90年代から2000年代のストリートカルチャーをバックボーンにした自身のブランド、YSTRDY'S TMRRWを2017年秋冬コレクションよりスタート。普遍的なアメカジアイテムを、繊細な素材使いやディテールのデフォルメによりアップデートしたデビューコレクションは注目を集めた。年明けから1月下旬からは、デビュー2シーズン目となる2018年春夏コレクションが店頭に並ぶ。
http://ystrdys-tmrrw.com/

中津川吾郎(MIN-NANO / TOXGO)が選ぶ3足

01

Vans for J.Crew(ヴァンズ フォー Jクルー)の『Old Skool』

02

VINCENT SHOELASEに作ってもらったファットシューレース「BIG BOY」ができあがってきたタイミングぐらいで買った、J.Crew別注のOld School。生成りっぽい白のスウェードがいい感じなんですが、なによりシューホールがハトメ仕様なので太い靴紐が通しやすい、というのもポイントです。

TOM SACHS × NIKE(トム・サックス × ナイキ)の『MARS YARD 2.0』

03

現代アーティストのトム・サックスとNIKEのコラボモデルで、5年前ぐらいに出た前回のやつは買えなかったんですけど、今回はなんとか手に入れることができました。前回のものより全体的に耐久性が上がってるみたいです。とくに夏場はこればっかり履いてました。

STUSSY × new balance(ステューシー × ニューバランス)の『990v4』

04

インラインでも似たカラーが出てたんですけど、あっちはミッドソールの一部がグレーだったりするので、やっぱりこっちの方が好きですね。990はv4になってから、一番気になってたトゥの先のロゴがなくなったということもあって、自分のなかでリバイバル中。最初に出たグレーもよく履いてましたし、先日LAにいった時も黄色とかピンクを買ってきました。ちょうど、そのLA出張のときにこれを履いていたのですっかり汚れてしまったんですけど、もう一足ストックがあるので安心です。

中津川吾郎
言わずと知れた池ノ上の名店・min-nanoの店主であり、原宿のセレクトショップ・TOXGOの共同オーナーである通称ゴローさん。4月のmin-nano 8周年記念アイテム発売時には、池ノ上商店街に前代未聞の大行列を作ったことも記憶に新しいが、本人はいたってマイペースに2018年も通常営業の見込み。
http://min-nano.net/
http://www.toxgo.jp/
http://blog.honeyee.com/gnakatsugawa/

大橋高歩(the Apartment オーナー)が選ぶ3足

01

NIKE(ナイキ)の『AIR PEGASUS A/T PINNACLE』

02

エアペガサスのオールテレーン(全天候対応)バージョンなんですが、この「PINNACLE」というプレミアムラインは日本で出ていないみたいです。アメリカでは、いかにもアウトドアっぽいカラーリングで展開されていました。防水仕様で雨が入らないので、買い付けのときはとくに重宝しましたね。

NIKE(ナイキ)の『AIR MAX TR17』

03

基本パンツは太めなんですけど、エアトレーナー系はボリュームが程よくて、パンツへの乗っかりもいいのでずっと好きです。ここ数年はあんまりピンとくるモデルがなくて買っていなかったんですが、これはデザインもおもしろいし、とりあえず2足買いました。1足は結構履いてて、これは数年寝かせる予定のストック分です(笑)。

new balance(ニューバランス)の『801』

04

2014年に、US限定で復刻されたときのもの。オリジナルにも思い入れがあるモデルということで、当時店でも扱いましたし、自分でもかなり履きました。それから何年かは足を通していなかったんですが、今のダッドシューズブームを、自分の好きなトレイルランニングとかオールテレーン系で解釈するとまさにこの感じだなと、今年の後半はまたよく履いています。

大橋高歩
ニューヨークのコアなカルチャーを東京に伝える吉祥寺の名店、the Apartmentのオーナー。2018年1月3日の初売り時には、恒例となったヴィンテージNORTH FACEの放出を予定しているそうなので、しっかり準備しておこう。
http://www.the-apartment.net/

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