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OutKastのBig Boiが語るヒップホップにとってのソーシャルメディアとは
最新アルバム『Boomiverse』のリリースを控えるOutKastのメンバーBig Boiがアメリカのテレビ番組Desus&Meroにプロモーションの為に登場。そこでは、ソーシャルメディアがラップをどう変えてきたかについて語られる。
ソーシャルメディアがラップに与えた影響について聞かれたBig Boiは「良いところと悪いところがある。なぜなら、今まで他人を尊敬しなければならなかった。もし、誰かが相手にネガティブなことを言ったら、返り討ちにあっただろう。そして、それは2度起こらない。だけど、今はみんな一家に一台はコンピューターを持っている。そしてコンピューター画面の前で菓子を食べながらそんなことをやってるから、他人に対して注意を払わなくなった。今の時代、やり方次第で良くも悪くもなる。みんなが曲を作り、それがすぐ広まる。だけど、みんなそのいざこざで訴訟を起こされる可能性だってあるんだ」と語った。
Big Boiが言う様に、ソーシャルメディアには功罪両面がある。好きなアーティストの一面をよう知ることができる反面、ラッパーの煮え切らないビーフが乱発し、ネガティブな発言やムービーが一挙に広まる。OutKastのメンバーとして90~00年代のヒップホップシーンを牽引してきたBig Boiは時代の移り変わりに憂いているようだ。