【インタビュー】AKTHESAVIOR × Leon Fanourakis『FLATBUSH ¥EN 2』| お互いの夢を一緒に叶えてる

2010年代以降のUSアンダーグラウンドシーンを語るうえで欠かせない存在、AKTHESAVIOR。The Underachieversの一員としても知られる彼と、日本のラッパーLeon Fanourakisとのコラボ作『FLATBU$H ¥EN』のリリースから早くも5年——。続編となる『FLATBUSH ¥EN 2』がリリース予定だ。前作に続き、プロダクションはXanseiがほぼ全編を担当。日本に憧れを抱くAKと、彼をリスペクトしてきたLeon。日米カルチャーが真正面からぶつかり合った本作について、ゲツマニぱん工場のJohnが2人にじっくり話を聞いた。

取材・構成 : Renya John Abe (ゲツマニぱん工場)

AKTHESAVIOR - もう今って、路上で酒飲めなくなったんだろ?それは残念だね。あと気づいたのはもう1人のLeon(Leonの幼馴染)にも話してたんだけど、とにかく観光客がめちゃくちゃ増えてるよな。いろんな国の人がいて、「アジア人はどこ行っちまったんだ?」って感じだ。まじでカルチャーが入り混じってる感じ。君ら的には、それが嬉しいことなのかどうか、ちょっとわからないけどね。

AKTHESAVIOR - みんなルールとか守らないんだろ(笑)

AKTHESAVIOR - まあ、俺はそこまで日本の音楽シーンには深く踏み込んでないんだよね。Leonの曲は聴いてるし、他にもANARCHYとかAwichとか、何人かは知ってるけど。だから違いはわからないな。ファッションに関して言うと、俺的には...この前も他の人と話してたんだけど、パリがファッションのメッカ(中心地)だと思っている人も多いけど、 俺にとっては日本こそがファッションのメッカだと思ってるんだ。日本人の重ね着の仕方とか、本当に好きだし、みんなそれぞれが自分なりのスタイルで“スワッグ(かっこよさ)”を出してるのが良いよね。まあでも、そんなに大きな変化はファッションでも感じないかな。その辺、これからちょっと意識して見てみたいね。

Leon Fanourakis - このプロジェクトを最初に始めようってなったのは、1作目(『FLATBU$H ¥EN』)が出て、1年経ったぐらいの時。僕がLAに行くタイミングがあって。初めてのLAだったんですけど、そこでAKと一緒にスタジオに入ってて、2作目を作ろうってなりました。それが4年前みたいな感じです。

AKTHESAVIOR - 確かにそんな感じだったかもしれない。あの時『FLATBUSHYEN2』作ろうぜって話はしてたかもな。なんてたって、前作のアルバム、マジで最高だったから。あれがあまりに良すぎて、「ツアーやろうぜ」ともなってたんだけど...ちょうどそのタイミングでコロナが来て、世界が一気に止まっちゃったんだ。結局、あの作品をもっと遠くまで届けることが出来なかった。もしあのツアーが実現してたら、かなり凄いことになってたと思うよ。だって、俺らの後にも色んなアーティストが日本のアーティストとコラボし始めただろ?Megan Thee Stallionとかさ。そういう意味でも、もし俺らがあの時ツアーしてたら、もっと強烈にシーンに爪痕残せてたかもしれない。でもまあ、全ては理由があって起こるもんだし、今こうして2作目に取りかかってるってことにワクワクしてるよ。

Leon Fanourakis - あっそうだ、LAにはXanseiが住んでるということもあって行ってたんですよ。その時に初めて彼に会ったんです。 そして、彼もビート作ってる人だし、『FLATBU$H ¥EN』から『FLATBUSHYEN2』っていう、結構自然な流れでセッションして行く内に生まれたって感じですかね。 

AKTHESAVIOR - 待って、お前XanseiとLAで初めて会ったの?まじかよ。

AKTHESAVIOR - 知らなかったよ。だってXanseiは一作目から一緒にやってるし。でも俺もXanseiと初めていつ会ったかは覚えてないな。1作目の時、Leonは彼のこと知らなかったってことなのか?

Leon Fanourakis - 連絡は取り合ってたんですけど、彼はずっとLAに住んでて東京に来たことがなかったので、DMとかのやりとりだけですね。

AKTHESAVIOR - それって、なんか魔法みたいなことだと思うんだよな。会ったこともないのに、一緒にスタジオにいるみたいな感覚で音楽を作れてるってのが凄い。というか、ほとんどの曲は実際には一緒にスタジオにいない状態で作ってるんだ。だってそもそもLeonが日本にいるとき、俺はアメリカにいるからね。それでも、これだけの仕上がりになるのは本当に凄いと思う。さっき君が聞いてた「どういうプロセスで作ってるの?」って話に戻るけど、全部の核になってるのはXanseiだよ。彼がビートを作って、そこから俺たちがそのバイブスに乗っかっていく感じ。例えば、「このビートに合うの思いついたわ!」ってなったら、すぐに自分のパートを乗せる。それから、「ここにバース書いてみてくれない?」ってやり取りしたり、フックが出来たってなったら、「じゃあここにお前のバース入れてみようぜ」みたいなやり取りをしながら作っていくんだ。凄く自然な流れだよ。とりあえず、全てはXanseiのビートから始まってる。アイツのビートはマジで最高なんだ。いや、本当に…心からそう思ってる。

AKTHESAVIOR - あの男はGOAT(=史上最高)だよ。俺にとっては完全に“史上最高”の存在。いつも本人にもそう言ってるんだけど、たぶん冗談だと思われてる(笑)俺は本気だよ。彼は本当にヤバい。ギフテッドな存在だと思う。マジでレジェンドだと思うし、これから凄いことをやってのけると思う。俺は彼のビートを聴くたびに、速攻インスパイアされるんだ。それに彼は、俺たちが何を求めてるかを完璧にわかってるんだよ。「うーん、これはどうだろうな…」みたいな微妙なビートを出してきたことが一度もない気がする。彼のビートは全部、「よし、これだ」ってなるんだ(笑)彼と一緒に曲が作れる俺らは凄く恵まれてるって本人にも伝えてる。このアルバムを聴き返しても思うけど、どの曲もマジで全部が”激アツ”なんだ。だって、音楽って大体まず最初にビートを聴くだろ?リスナーは彼のビートを聴いた時点でグッと掴まれると思うんだよね。

Leon Fanourakis - Xanseiは、自分も会って来た中で3本の指に入るくらい天才です。ずっとビートを聴いてるし、作ってるし、何かもうイマジネーションが止まっていない感じですね。彼自体が音楽みたいな、そういう存在に見えてます。

AKTHESAVIOR - 正直そんなに違いは感じなかったかな。でも、既に1回一緒に制作した後だから、何か違いはあったはずだけど。でもさ、こいつに初めて会った時から、音楽を作る上でずっと自然体でいられたんだよね。だって、こいつの音楽マジでヤバいと思ってるから。やっぱり、自分がこれヤバいって思えたら、もうそれは間違いなくヤバいものになるんだよ。お互いに刺激を与え合ってる感じだと思う。つまり、違いがあるとすれば、それは「お互いのことを前よりちょっとよく知ってる」っていう、成長の部分なんじゃないかな。この質問、彼にも聞いてみて。

Leon Fanourakis - やっぱりまあ、前回よりも慣れて、もっと伸び伸び自由に出来るなっていうのと。 あと最初の時は、(AKは)もう本当にずっと尊敬してた人なので、 ちょっと恐縮してて、自分が少し控えめなところもありつつも、でももう彼のバースが最高すぎて。「ええ、いきなりこんなフロー出てくんのか」みたいな。 俺もちょっと頑張って、ヤバいフローをフュージョンさせていかないとなと思ってやってましたね。だから 今回もフュージョンを超意識してやりました。 語尾とかを合わせたり、(一緒に)ライブ回して、みたいな。

AKTHESAVIOR - 1作目の時は、どちらかというとお互いのバイブスを感じながら、可能性を探ってる感じだった。もちろんその時も、ユニークなアルバムを作りたかったし、ちゃんと際立ったものにしたいって気持ちはあったんだけどね。でも2作目は、自分としては意図的にもっと広げたいと思っていて、特にもっと東京のリスナーたちの耳まで届くようにしたかったんだ。だから、今回日本でちゃんと評価されているアーティストたちに声をかけた。MIYACHIにJin Dogg、Jinmenusagi。それから、”ONLY YOU”って曲に参加してくれたEMI MARIAっていうシンガーもそう。とにかく、日本の現場の中で、「おお、なんかヤバいことが起きてるぞ」ってリアルに感じてもらえるように。プレスも含めて全部そうだね。だからこそ、今日も俺はここ(インタビュー現場)に来てる。「ラップが好きなリアルなリスナーにどうすれば届くか」ってことを考えてるんだ。

Leon Fanourakis - 本当にそうですね。やっぱりカルチャーを合体させたいし、もっともっとみんなを惹きつけられるようにやりたいなと思ってたんで。僕らにゆかりがある、イケてるアーティストたち、そして、ニューヨークのヒップホップとかも知ってて、もちろんそういう音楽が大好きですっていう人たちに、届けたいなと思ってます。

AKTHESAVIOR - それに、俺たちは文化同士をうまく融合させてると思うんだ。アメリカは日本に影響されてるし、日本も確実にアメリカに影響を受けてる。だから、その2つの世界を音楽という形でしっかり結びつけること——それって、これまでこのレベルでちゃんとやられたことってほとんどなかったと思う。だから俺たちは、そこに新しさを持ち込んで、カルチャーを1つに繋げようとしてるんだよね。

AKTHESAVIOR - 多分、あの時はみんなで一緒にスタジオにいたんだよ。東京のどこかのスタジオでさ。全員で「こういうのやってみよう」とか「こんな感じにしよう」みたいなことを言いながら、タバコ吸ったり、ビール飲んだりして、スタジオの中でごちゃごちゃやってたんだ。それで、誰かがあのスタイルを提案して、そこからはもう自然に、交互にラップしていく感じになって、マジで仕上がりが最高だったんだよ。超アツかった。でも、ああいうやり方にして良かったなと思う。だって、もし4人全員が1曲で16小節ずつラップしてたら、どうなると思う?曲の長さがとんでもないことになってただろ。だから、交互にラップするスタイルは、ちゃんと曲として成立させつつ、リスナーに最後まで聴いてもらうための上手いやり方だったと思う。その日、他にも何個かビートを聴いたんだけど、Xanseiがあのビートを流した瞬間、「もう完全にこれだわ」ってなったんだよ。みんな自然とすぐラップしてた。Xanseiは本当に次元の違う男だよ。

Leon Fanourakis - そうですね。Jinmenusagiさんも前AKと曲を作ってて、もちろんMIYACHIもAKと同じニューヨーク出身じゃないですか?だから、「(みんながそれぞれの間で)何か作りたいな」っていう話をずっとしてたんですけど、確か時間がそんなになくて、スタジオのスケジュールとかが合わなかったんですよ。それで、自然と「みんなまとまって制作しちゃおうか」っていう風になったんですよね。

Leon Fanourakis - "Shinpin"の「舐めて下さい」とか(笑)

AKTHESAVIOR - 何か面白いバカっぽいことが言いたくて、最初はとりあえず言ってみたりして、スタジオでみんなで楽しくやってたんだ(笑)たまに、変なフレーズとかを彼らに聞いて、「これって日本語でどう言うの?」みたいな。そしたらみんな教えてくれるから、それをそのまま言ってみたりしてる。他のやつは、自分で調べたりしてたかな。あと、友達も手伝ってくれてたんだよ。基本的に周りに聞いてるよ。

Leon Fanourakis - そうですね、バカな日本語いっぱい教えて(笑)

Leon Fanourakis - ずっと師匠みたいな感じですかね。僕も生きてきた中で師匠はいっぱいいるんですけど、その中でも一番接しやすいかもしれないです。音楽の面では、もっと教わることもあるし、もちろん他の人たちもそうなんですけど、(AKとは)一緒の感覚で出来てるような気がして。凄く自分の中で特別かもしれないです。僕も前の方が英語もわからなかったんですが、とても仲良くしてくれたんですね。AKの人間性は凄く大事です。素晴らしい人だと思います。

AKTHESAVIOR - (※日本語で)ありがとうございます。

AKTHESAVIOR - 日本のシーン、マジでかっこいいと思ってるよ。クールなことをやってる人が本当にたくさんいるし、そもそも俺は日本のカルチャー自体が大好きだ。だからこそ、自分もその一部になりたいと思ってる。それがLeonと繋がった理由でもあるし、実はもっと色んなアーティストを集めてミックステープとか作りたいっていうアイデアもあるんだ。例えばLeonとか、ANARCHYとかね。俺の方からはA$AP ANTとかA$AP Twelvyy、MadeinTYOみたいな、日本のカルチャーが好きなアメリカのラッパーたちを呼びたい。そして、逆にアメリカのラップが好きな日本のラッパーたちと一緒に、コラボミックステープを作るんだ。こういうことって、2つの世界を本当の意味でつなぐことになると思うんだよね。とにかく、俺は本当に日本のことが好きなんだよ。ファッションはユニークだし、ビートもマジでイケてる。だから俺はこのシーンの一員なんだよ。俺もその一部なんだ、マジで。

Leon Fanourakis - 今までも、日本と海外のアーティストで作ってる曲って多分いっぱいあると思うんですよ。 それで、結構ビッグネームの人たちとやったりするんですけど、凄いなんか商業的に見えたり、ちょっと不自然な感じに見えたりするじゃないですか。なんか、僕らが作っているのは結構そんな感じじゃないようなものが出来ているような気がしますね。 

AKTHESAVIOR - 本当にその通りだよ。俺は数字のためには動かない。本当に、純粋に自分の好きなことをやってるだけ。数字のためだけに何かをやるっていうのは、俺は好きじゃない。確かに、人生においてみんな成功したいって気持ちはあるだろうし、生活していくにはお金が必要。家賃も払わなきゃいけない。そういう意味でお金があるのはもちろん大事なことだ。でも、俺はお金だけを目的に何かをやることは絶対にない。そこには、必ず「自分が好きなこと」が関わってなきゃダメなんだ。俺は日本のアニメを観て育ってきたし、アニメっていうのは、もう俺の人生に深く刻み込まれてるものなんだよ。アニメの中には、人生に応用出来るようなメッセージが沢山込められていて、それを通して自分も成長出来たり、頑張るきっかけになったりするんだ。だから、俺にとって日本はずっと憧れの対象だった。俺の日本に関わることは、全部”愛”から来ている。たぶん、Leonもきっと同じようにアメリカのカルチャーに対してリスペクトを持ってると思うんだよ。これはある意味お互いの夢を一緒に叶えていくことでもある。

Leon Fanourakis - 自分の好みはちょっとマニアックかもしれないですけど、僕は結構サンクラ世代だし、元々ヒップホップが自分に入ってきたのはニューヨーク出身の友達からだったので、ニューヨークのアンダーグラウンドヒップホップ育ちの部分はあって。そんな中でも、(アメリカを)挑戦する場所として見ている部分もあります。向こうでツアーもやりたいですし、どこまで日本語で行けるのかな、みたいな。自分の母国語でどこまでみんなを驚かせられるかなっていう挑戦をしてみたいですね。

Leon Fanourakis - 使っていきたいです、はい。やっぱり自分が他の言語を面白いトピックとして入れるのはもちろん良いと思うんですけど、生の自分の感情が乗る言葉は日本語なので、それで表現していきたいと思いますね。

AKTHESAVIOR - もちろんこのアルバムの曲は、どれも全部お気に入りなんだけど、俺がいつも言ってるのは、”KINGDOM HEARTS”。マジでヤバい曲だよ。

AKTHESAVIOR - そうだな。サンプルがゲームから来てるはず。俺はビートを聴いたときに頭に浮かんだことをそのまま書いたんだ。だから日本のネタとかアニメのリファレンスも沢山入ってる。全体的に、どの曲でも「自分たちのスタイルを見せつける」っていう気持ちでやってたし、俺自身がどれだけ日本のカルチャーから影響やインスピレーションを受けてきたかを表現したかったんだ。とりあえず俺のお気に入りは”KINGDOM HEARTS”かな。

Leon Fanourakis - 僕は”ame”かもしれないですね。お金をどういう風に稼げるのかとか、自分の中のポリシーとかも歌えたかなと思います。そして、もっとどんどん(お金が)降れよっていう内容に出来たので。

AKTHESAVIOR - ”ONLY ONE”もイケてるな。このアルバムって全体的にバンガー(盛り上がる曲)揃いなんだけど、”ONLY ONE”も盛り上がるとは言え、ちょっと違ったタイプのバンガーって感じなんだよ。スムースな雰囲気で、まったりした気分で聴けるようなバイブスの曲なんだ。

AKTHESAVIOR - うわー最近のか。最近は...『ダンダダン』がヤバいな!まじであのテーマソングだよ!ヤバすぎる!!踊ったりも出来るしな...最高だね。“金玉が無くなる”っていう内容で変なアニメなんだけどな。大体こういう今までにない新しいものが出てくると、最初はみんな「なんだこれ?」ってなるだろ。でも最終的にめちゃくちゃハマるんだ。ちなみに一番好きなのは...さっきも友達と話してたんだけど、 『ドラゴンボールZ』が俺の人生で一番のアニメ。 で、二番目に好きなのが『幽☆遊☆白書』。トップ5を挙げた方がいいか?(笑)

AKTHESAVIOR - 『HUNTER×HUNTER』も好きだな。『幽☆遊☆白書』と同じ作者だろ?あとは何だろうな...あっ『Dr.STONE』も好きだね。あれってマジでリアルだったよな。なんか、科学的っていうか、本当に学べることがあるって感じだった。

Leon Fanourakis - ちゃんと観たもので言うと、『ジョジョの奇妙な冒険』。あとは『サムライチャンプルー』。

AKTHESAVIOR - おい、ちょっと待ってくれよ!俺、首の後ろに『サムライチャンプルー』のタトゥー入れてるんだよ!サウンドトラックが良いアニメにめちゃくちゃ弱いんだよね。だから、今Leonが『サムライチャンプルー』って言ったとき、「うわ、それ忘れてた」って思ったよ。Nujabesだっけ?あの人はほんとGOATだね。俺にとってNujabesは、日本のJ Dillaみたいな存在。マジで好きだよ。彼の音楽は全部好きで、落ち着きたい時とかによく流してる。凄く心が落ち着く音なんだよな。

AKTHESAVIOR - おいおい、そりゃ「悟空の身勝手の極意」(『ドラゴンボール超』より)だろ(笑)俺にとってこのアルバムは、「九尾」(『NARUTO』より)みたいなもんだよ、わかるだろ?とにかく、全力でブチかますキャラなら誰でも当てはまると思う。このアルバムが表現してるのは、そういうものだ。

Leon Fanourakis - 僕的には「アフロサムライ」(『AFRO SAMURAI』より)かな!

AKTHESAVIOR - ヤバいな!お前ほんと熱いこと言うよな。マジで最高だよ。

AKTHESAVIOR - 日本に引っ越したいと思ってる。最低でも3ヶ月くらいは試しに住んでみたい。俺はマンガとかも書いてるからね。もちろんこれからも音楽はずっとやっていくと思うけど、年を重ねていく中で、アニメの脚本を書いたり、そういう方向にも進んでいきたいと思ってる。それで言うと、アニメを作るのにこれ以上ふさわしい場所ってある?日本はアニメの本場だろ。だからここで挑戦したい。そもそも、俺はアートをやっているわけだから、そのアートをもっと広げていきたい。日本の人たちはアートを凄く愛してるってわかってるから、ここでギャラリーを開いて、自分の作品を販売したい。この土地で作品を作って、創造の幅を広げたいんだ。他にも、ジュエリーもやってるからね。日本に店舗を持ちたいし、将来的には世界中に自分の店を出したい。人生を全力で楽しみながら、もっと素晴らしいアーティストになって、もっと素晴らしい人間になっていきたいね。

Leon Fanourakis - 僕のプランとしては、一旦、このアルバムをしっかりした形でリリースすることが目標ですね。前作よりも気合が入っていることは間違いないので、さっきもAKが言ってたようにラップ愛のあるリスナーに届けられれば本望です!あとは、9月11日に渋谷のHARLEMでリリースパーティーを予定してます。

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