【鼎談】SIRUP × KM × Daichi Yamamoto "OUR HEAVEN" | 考えが違っていたとしても、音楽があれば、同じ場所にいられる

「みんなでセッションしよう。」 SIRUPは7/23(水)にリリースしたニューシングル"OUR HEAVEN feat. Daichi Yamamoto"(Prod.KM)についてそう語った。同じ現場になることが多く、共通の友人も多いDaichi YamamotoとKMとのコラボレーションを願ったSIRUP。KMがデモトラックを制作し、メロディと大枠のリリックは3人のセッションでつけていった。バンガーの予感を秘めたこの曲のテーマは「音楽の現場」。今回のインタビューでは、さらに踏み込んで音楽とそこにまつわる仲間やコミュニティについて深く語ってもらった。3人の音楽観と現代社会に対する視点を堪能してもらいたい。

取材・構成 : 宮崎敬太

撮影:Haruta

スタイリスト:TEPPEI(SIRUP), Shuhei Yoshida (Daichi Yamamoto)

ヘア:TAKAI (undercurrent)

ヘア&メイクアップ : JUNKO HIRAKOSE (Daichi Yamamoto / KM)

やったことないことをやりたい

KM - 僕はSIRUPくんと“See You Again”を一緒に作ったり、“Superpower”のリミックスをさせてもらったりしていて。あとSIRUPくんやDaichiくんとイベントで一緒になることもちょいちょいあったから、自然と「みんなでセッションしよう」という話になっていたんです。

SIRUP - 僕としてはKMさんともう1曲作りたくて、あとDaichiくんにはSoulflexのイベントでライブのオファーを出していましたし、勝手にずっと一緒に制作したいと思っていました。なので、今回の“OUR HEAVEN”は念願が叶ったコラボレーションと言えますね。

Daichi Yamamoto - なんかありがたいです(笑)。SIRUPさんとは共通の友人が多いので、ライブを見る機会がたくさんあったし、自分がライブをやり始めた頃に同じイベントに出させてもらっていました。僕自身もいつか一緒にやってみたいと思っていたので、今回お声がけいただいて嬉しかったです。

SIRUP - 音楽的なルーツでいうと、Daichiくんとはネオソウルという点で割と近いと思っていて。ヒップホップだけど、ソウルのマナーもあるアーティストで、古くはCommonやMos Defとか、最近だとChance The RapperやKendrick Lamarみたいな立ち位置というか。あと(Daichi Yamamotoの)バックバンドにいるKzyboostとは、大阪時代からプライベートでも仲が良いんですよね。Daichiくん地元が京都なのも近かったりと、そういう面で共通点を感じていました。加えて、KMさんと作る時は、自分の中のオルタナティブ性を出したいから、きっと面白いものが作れるだろうとは思っていました。

KM - 僕は今回2パターンのデモを持って行ったんです。1個は割と想像しやすいSIRUP、Daichi Yamamoto、KMの感じ。そしたら「こっちじゃないだろう」と思っていたもう1個を2人が気に入ってくれてすごくびっくりしました。

SIRUP - 僕は今回のトラックを聴いてMura MasaやChannel Tresを彷彿とさせたんです。KMさんってロックやヒップホップが根っこにあるけど、ダンスカルチャーをものすごく意識されていると思うんです。ちょっと雑な括りかもしれないですけど、ヒップホップのメインストリームの空気感だけじゃない、クラブで踊る文化といいますか。僕自身が、最近そういう感じをやりたかったから、このトラックはピッタリでしたね。

KM - 確か制作に入る前のミーティングで、Channel TresとKaytranadaの名前が出たんですよ。3人とも好きだったので、「じゃあちょっと考えてみます」っていうふうにスタートした記憶があります。……話していたらだんだん思い出してきました。それで聴きやすいのととんがったのを2パターン持って行ったら、とんがったほうを選んでくれたんです。

SIRUP - そうでしたね! やっぱりやったことないやつでやりたいなっていうのが常にあって。おそらく、この“OUR HEAVEN”の感じは想像できないだろうなと思ったし、日本でやっている人もあまりいない。あと3人のマンパワー感がめっちゃ気に入っているんですよね。ストレートにエネルギーのある曲なので。サビのストリングスに向かっていく感覚で書いていきました。

SIRUP - なんか「人間は窮地に立たされたり、極限の状態に追い込まれたりすると踊り出す」みたいな会話でめっちゃ盛り上がったところからですよね?

Daichi Yamamoto - そういう話になりましたね(笑)。

SIRUP - 「確か韓国の『母なる証明』や(北野武版)『座頭市』にも最後に踊り出すシーンがある」みたいな。もともと僕の中に、なぜ人はクラブやライブハウスに行くのか、みたいな視点があったんです。わざわざ足を運んで、時間を使って、そこを守るっていうのはどういうことなのかって。同時にダンスについて歌いたい気持ちもあって、その流れでさっきの会話に辿り着いた記憶がありますね。

Daichi Yamamoto - あとKMさん、『ハリー・ポッター』の話をされていましたよね?

KM - あーそうそう。なんか『ハリー・ポッター』で行き詰まった2人が踊り出すシーンがあるんですよ。『マトリックス』にもザイオンで踊っているシーンがあって、人間は窮地に追い込まれると踊ることで自分を取り戻そうとするんじゃないか、みたいなことを言った記憶があります(笑)。そしたらSIRUPくんも共感してくれて、そういうテーマでセッションしようとなったと思います。                    

KM - それが、さっき話したデモを2つ持って行った日ですね。2人に聴いてもらって、さっきのダンスの話をしながら骨格ができてきた。

SIRUP - そうっすね。トラックメーカーとのセッションだとその場で一から作るパターンもありますし、今回のように作っていただいたデモのトラックに、僕らがメロをつけていくパターンもあります。僕に関しては最初に出たメロディが良いメロディなので、とりあえず出していくっていうのが大事ですね。サビはみんなで考えつつ、その場で歌詞ちょっと出てきて、それを信じつつ進めていきました。

Daichi Yamamoto - 僕は、その日、宇宙語で形を作ったけど結局全部変えちゃいました。

SIRUP - 今回の曲っていわゆるシンガーとラッパーの立ち位置としては、なかなかない構成だと思うんですよ。僕はそこがめちゃくちゃ好きなんですよね。僕のパートはKMさんが意識的に作られたと思うんですけど、Daichiくんのパートの構成も同様ですか? どこまでいってほしいというか。

KM - Daichiくんのパートはストリングスのところで一気にトラックが華やかになるんですね。そこにラップがなだれ込んでほしいなっていうのはある程度イメージして作っていた気がします。むしろ僕的にはSIRUPくんのパートが予想外でした(笑)。

SIRUP - 僕も苦戦して作ったイメージがあります。こっち系のトラックだとウィスパーなボーカルがリズミカルに言葉をのせていくやつをよく聴いていたので、その感じで作っていきたかったんです。それが冒頭のバースで、SIRUP的には珍しいパートですよね。その後のDaichiくんのバース後の俺が、どういうフロウにするか悩みまして。いつものSIRUPならがっつり歌い出すかなと思うとこですが、それ以外をやりたいなと思っていて。ただ結局Daichiくんのバースを聞いて熱い想いが込み上げたんで結局今の感じになりましたそれをみんなも気に入ってくれたのでよかったです!結果僕も気に入ってます!

SIRUP - 今の日本の状況だと、金銭的に音楽の現場は後回しにされがちだと思うんですよ。でもそうなってほしくないから、自分もいろんなことを発信しているんですね。でもそれに関しては、別に若者が悪いわけじゃなくて政治のせい。だからこそそんな日常を守るとは何か、その日常のリアルさ大切さを考えて書きました。

Daichi Yamamoto - 僕は最初にこのビートを聴いた時、まずデスクワークしている人が思い浮かんだんです。ストリングスが入ってくるところで、ちょっと休憩するみたいな。最初はそういうイメージで書いていたけど、もっと書けそうだなと思ったので、一旦筆を止めて、寝かせたんです。数日後に書いてみたら、就職の話しとか、上京の話しが出てきて、こっちのほうが良さそうと思ったんですよね。そこからあのストリングスに向かっていく感覚で書いていきました。

人間の多面性を表現し続けるアーティストでありたい

SIRUP - なんか僕は自分の音楽の現場がこうであってほしいって気持ちを発信しているんですけど、結構いろんな可能性があるっていうか。スーパー人それぞれな場所だと思う。発散とか、繋がりとか、自己実現とか、自己表現とか、なんかいろんな場になり得るからこそ、ほかにない誰にとってのHEAVENになりうるという視点は根本にあるかな。僕の視点ではあるけど、現代って不安定なものが多くて、コントロールできないこともすごく増えている。それは音楽の現場も同様で。だから良くも悪くも雑多なんですよね。それでも行きたいと思える場所。お金と時間をかけてでも行きたいと思える場所ってすごいと思うんですよ。そこのエネルギーを忘れたくないし、大事にしたいし、守りたいという気持ちがあって。楽曲にもそんな思いが込められていますね。

KM - SIRUPくんは引っ張っていく使命感を持っているように思うんですよ。自分のファンはもちろん、遊びに来てくれた人たちとか、興味を持って聴いてくれた人とかのこの言い方が正しいかわからないけど、矢面に立っている。そこが本当にすごいと思う。でも今の世の中ってそこまでしないと自分の好きなスタイルは世の中に伝わらない。これは音楽の話だけじゃなくて、それ以外で自分の考えていることとかも矢面に立ち続けないといけない。それはSNS云々じゃなくて、昔からそうなのかもしれないけど。トラックを作っている時、そういう気持ちがあったんですよね。でもその感覚をそのまま「OUR HEAVEN」として発表してもかなり難しい曲になってしまう。だからリリックにはみんなが共感できたり、想像できたりする単語を入れてくださいってお願いしたんですよね。

KM - 難しいテーマであってもノリで聴けちゃうっていうのがダンスミュージックの良いところだと思うんですよ。ライトな部分だけ伝わっても良い、というと語弊があるかもしれないけど、ノリの良さが武器になる。それがある種のコミュニティに刺さればいいなって感じていました。昨今、現実世界ではよくわらないことが多々起こっているけど、俺が思うに、本物の音楽とか、本物の小説とか、本物の映画とかって、そういうのから守ってくれるっていうか。SIRUPくんもDaichiくんもそういう存在だと思うんですよ。だし、俺自身も常にそういうスタンスで音楽を作っています。僕の考える仲間とかコミュニティってそういう感じです。

Daichi Yamamoto - めちゃくちゃいい話ですね……。まったくもってして同感です。それに僕自身も作ることで守られている部分もあるし。音楽やアートは聖域という感覚はありますね。

SIRUP - 僕が「こうであってほしい」と発信する裏には、現実世界の理不尽さが背景にあって。SNSを観ていたり、ニュースを読んでいたりしていると、あまりに納得がいかないことが多すぎる。特に僕は差別を許せない。ムカつきすぎて眠れないから、毎晩疲れ果てるまで猛ダッシュしてからベッドに入っています(笑)。そういう性格だから矢面に立っちゃうのかも。別にやりたくてやっているわけじゃないんだけど。

KM - 夜中の猛ダッシュは最高のエピソードですね(笑)。

SIRUP - 不審者ですよね(笑)。なんかこういうスタンスで活動していると、勝手に清廉潔白なレッテルを貼られて、真面目な人生を送っているやつだと思われているみたいだけど、別にそういうわけでもなくて。僕は人間の多面性を表現し続けるアーティストでありたいんですよ。こういう真面目な話をしていても、ベロベロになるまで飲んだくれて、記憶ない朝を迎えることだってある。そういうのも人生だし。そこを許容する/されるってことがメッセージとして伝わるといいなっていうのはありますね。

コミュニティに憂鬱がある。それは当たり前。

SIRUP - 僕は加害と差別は絶対に許すべきではないと考えています。それ以外なら違う思想の人が同じ空間にいられる自由は担保していたいとも思っていますね。

SIRUP - うん。クラブやライブハウスはそれが許容される場所だなって思っています。

KM - これは村上春樹さんが言っていたんですけど、アートに触れている時、人はフラットになれるんですよね。ライブやクラブがそこまでのフラットさを担保してくれるかはわからないけど、雑多に人が集まることは大事だと思う。

SIRUP - 細分化して、極端な人たちだけで先鋭化していくと逆に危険だと思いますし。朝まで飲んで、たまに喧嘩したりもしますけど、それも大事かなって。無駄な時間かもしれないけど、浄化されていた面もあるし。結果として目には見えないけど。

KM - なんだろう。その、コミュニティに憂鬱がある。それは当たり前だから。その中心に音楽はあったっていうか。自分の場合は、そういう気持ちで音楽を作っている。

Daichi Yamamoto - クラブやイベントという話で思い出したのは、昔、Shing02さんのライブに行った時、パンパンだったんですけど、MCで「これ満員電車だったらすごく嫌な気持ちだけど、同じ音楽を聴いているってなるとぎゅうぎゅうでも全然そんな感じしないよね」みたいなことを話されていたんです。この間のPOP YOURSでも思ったけど、たぶんみんな違う考えを持って、人に言えないようなこととか、いろいろ抱えながらあの場にいたけど、自分の歌でそのリズムの乗ってくれているのはすごく美しいと思ったんです。実際に喋ったら喧嘩になるような人たち同士が、あの瞬間は繋がっているってすげえ救いになるなって。

KM - ほんとそうだね。

SIRUP - 「音楽の力」みたいな雑な事を安易に言いたくないタイプなんです(笑)。でも、だからこそせめぎ合って音楽を作っている。あと僕らミュージシャンは自分の気持ちを言葉にするのが得意な方が比較的多い気がする。なぜなら歌詞や作曲の過程で自分と向き合って言葉にしていく時間が多いから。さらにその上で言葉で表現しきれない感情みたい部分を音で表現している。やっぱり自分の気持ちを言葉で完璧に伝えられる人ってほとんどいないと思うし、だからこそみんな悩んじゃうし、苦しむし。だからこそ音楽のある場所では、日常のルーティンでは感じられない自分の感情とかも共有できるのかも。さっきDaichiくんが言っていたように、改めて考えが違っていたとしても、音楽があれば、同じ場所にいられるなって。

スピリチュアリティが消えた時にポップスになる

SIRUP - それで言うと、僕はHIP HOPとR&Bの中間にいるような存在だと思う。もともと隣接したアフリカンアメリカンの音楽で、僕らはその技術や表現をお借りしているという視点で言うと、今って両者の境界が世界的にも曖昧になってきていると思うんです。それはどちらもポップスの要素と言っていいほど、世界的に浸透したから。特にR&Bに関しては耳障りの面ではほぼほぼポップスと変わらない。例えば、Ariana GrandeやMariah CareyはポップスだけどR&Bでもある。逆もまた然りで。じゃあ何が大事なのか。わかりやすいところで言うとMarvin Gayのように当たり前に戦争反対と歌っていることだと思う。日本においては必ずしも歌に思想や政治性が必要だとは思っていません。ただ「R&Bってそういうもんだよね」という認識があるシーンにはしたい。

KM - SIRUPくんからはHIP HOPシーンはどんなふうに見えているんですか?

SIRUP - ちょっと長くなっちゃうけど良いっすか?

Daichi Yamamoto - (笑)。むしろ聞きたいです。

SIRUP - 僕、結構根が真面目なタイプで。大学の頃にアフリカンアメリカンの音楽に関する研究書をたくさん読んだし、当時はゴスペルも元気だったので、ボストンからクワイアが来た時にクリスチャンの人たちと教会で一緒に歌ったり、英語ネイティブの人に日本人ではわからない感覚的な部分をたくさん教えてもらったりもしました。その後、Black Lives Matterを通って、自分なりの考えを持つようになった。

KM - うん。

SIRUP - でも別にみんなにそうあれとは思ってなくて。僕はたまたま昔から世の中を自由に生きられない感覚がすごくあったから、アフリカンアメリカンの音楽の歴史を学んで自然と共感してしまったんです。1970年代にディスコに入れない貧しい人がラップを始めた、とか。じゃあなぜそんな貧困層が生まれたのかといえば、それはその遥か昔からアフリカンアメリカンに対する構造的な差別が向けられていたからで、最初はただの遊びだったけど、素晴らしいアイデアで、しかも身近なコミュニティの問題を世の中に向けて言うことで、社会に問題提起できるぐらいの注目を集めることができた。それを踏まえていることが大事だと思うんですよね。時代は変わっているし、変わることはすごく大事だから、社会問題も含めて、目先のアンサーではなく、議論し続ける姿勢に意味があると思うんですよ。まだまだ議題に上がってない問題もたくさんあるし、差別がなくなるまで続けるべきだなって。僕は日本のHIP HOPに対してそんなことを思っています。……いっぱい喋ってすいません!

KM - いやいや(笑)。俺が振っちゃったし。冗談はさておき、こういう話って作り手はおそらくあたり前に共有しているけど、もしかしたら最近HIP HOPを聴くようになった若い子たちはわからないかもしれないですよね。こうやって喋ることってすごく大事だなって思いました。だけどこういうこと言うのって勇気のいることもでもあるから。

Daichi Yamamoto - 僕個人としてはシーンに対してどうなってほしいとかは特にないんですけど、ここ数年――これは嫌な意味ではなくて、アイドルの人たちがHIP HOPやR&Bを技法として取り入れることでポップなものになっていって、それはもう止められないんだろうなと感じていたんです。その速度感も含めて。別に止める必要もないし、自分が止められるとも思ってないんだけど、じゃあ自分はその中で何を残すんだろうということはぼんやりと考えていたんです。で、今SIRUPさんの話を聞いていて、R&Bがポップスになる瞬間ってどこなんだろうなって。ちょっとスピってるように聞こえたらアレですけど(笑)、なんかこうスピリチュアリティが消えた時にポップスになるのかなって。別にアフリカンアメリカンに限った話ではなく、日本で生きている上でどういうスピリチュアリティがあって、それをどうやって音楽や歌詞にかっこよく出していくかっていう。僕はポップミュージックも好きだし素晴らしいと思うけど、HIP HOPやR&Bとポップスの違いという話においてはスピリチュアリティを削ぎ落とすか否かかなって感じました。

イヤモニ越しにSIRUPさんの緊張感が伝わってきた

SIRUP - MVに関しては今まで話してきたような本質的なことではなくて、日常生活から音の場所へ向かっていくリアルな内容になっています。

KM - ちょっとしたトラブルもあったんですけど、それ込みですごく楽しい撮影でしたね。

SIRUP - 歌詞でも言っているけど、僕、本当に荒れていた時期があって、週5とかで朝7時くらいまで酒を飲んでいたんです。未熟でしたね。めちゃくちゃだったけど、逆にその当時の雰囲気のリアルな感じを出せたらいいなと思って撮影しました。

Daichi Yamamoto - うん。KMさんも言っていたけど、本当にトラブル込みで楽しい撮影でした(笑)。

SIRUP - Daichiくんに来てもらって、Zepp Hanedaで初めてパフォーマンスしました。結構良い感じに盛り上がりましたよね。

Daichi Yamamoto - うん。なんていうんですかね。最後の大サビに向けてストイックに淡々とラップするみたいな。イヤモニ越しにSIRUPさんの緊張感が伝わってきたのがすごく面白かった。

SIRUP - お互いあと2〜3回一緒にやったら仕上がりそうですよね。でもあの緊張感は心地よかったです。リリース前だったということもあるし。今後はまた違った反応が観られるだろうから、それも楽しみなんですよね。

SIRUP - はい。4年ぶりのフルアルバム『OWARI DIARY』を9月3日にリリースします。今回の“OUR HEAVEN”はアルバムに一番近いタイミングのリリースになりますね。あとはデビュー8周年を記念したイベントも開催するので、もしかしたらそこでこの曲がやれたらいいな、と。みなさん楽しみにしていてほしいです。KMさん、Daichiくん、今日はありがとうございました。

KM、Daichi Yamamoto - こちらこそです!

Info

■RELEASE Info
Digital Single「OUR HEAVEN feat. Daichi Yamamoto」
2025.07.23 Release
Link:https://asab.lnk.to/OURHEAVEN

3rd Album「OWARI DIARY」
2025.09.03 Release
CD Link:https://asab.lnk.to/SIRUP_OWARIDIARY

[CD+Blu-ray] 初回生産限定盤(特殊仕様)
品番:RZCB-87181/B 価格:¥8,800(税込)
[CD] 初回生産限定盤(紙ジャケット仕様)
品番:RZCB-87182 価格:¥3,630(税込)

[CD]

  1. UNDERCOVER feat. Ayumu Imazu *水橋保寿堂製薬「トーンアップUV 薬用メラプロテクト」CMソング
  2. LOCATION
  3. KIRA KIRA
  4. GAME OVER
  5. INTO YOU
  6. CHEESE CAKE feat. Zion.T
  7. PARADISE
  8. OUR HEAVEN feat. Daichi Yamamoto
  9. RENDEZVOUS feat. hard life
  10. TOMORROW
  11. 今夜

[Blu-ray]
SIRUP「NEXT LIFE TOUR 2025」@ KT Zepp Yokohama 2025.06.05

  1. GAME OVER
  2. LOCATION
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  5. PARADISE
  6. OUR HEAVEN feat. Daichi Yamamoto
  7. INTO YOU
  8. RENDEZVOUS feat. hard life
  9. TOMORROW
  10. Superpower
  11. BE THE GROOVE
  12. Need You Bad
  13. Overnight
  14. Rain
  15. Pool
  16. Journey
  17. No Stress
  18. LOOP
  19. SWIM
  20. GO!!
  21. Do Well
  22. 今夜
  23. See You Again

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