【インタビュー】JUBEE × Yohji Igarashi 『electrohigh』| 「聴いたことある感じが嫌なんです」


ラッパー・JUBEEとDJ/プロデューサー・Yohji Igarashiが互いの個性を存分に引き出しあったEP『electrohigh』。京都、北海道、福岡、大阪、名古屋でのツアーを経て、10月27日に東京・asiaでファイナル公演『"JUBEE × Yohji Igarashi“『electrohigh』Tour2023 sprt by EPIC / Jägermeister』が開催される。今回はコラボのきっかけから制作の舞台裏まで話してもらった。

取材・構成 : 宮崎敬太

撮影 : 横山純

僕のビートだけでJUBEEのショーケース作れるかもね

- 今回のコラボレーションはJUBEEさんからヨージさんに声かけたんですか。

JUBEE - EPに関しては僕からですね。ヨージくんと最初に作った“Mess feat. HIYADAM”(JUBEE『Explode』収録)がすごく良い感じで相性も良い気がしたんです。それに同じイベントに出ることも多かったから、一緒に飲みに行ったりするようになって、自然と「もう1曲作りましょう」的な感じになっていったんです。それが2年前くらい?

Yohji Igarashi - だね。実は『Explode』の段階で“SWAG”のビートはできてたんですよ。

JUBEE - そうだったね!なんか自分の中では色々ありすぎてタイムラインがぐちゃぐちゃなんです。

Yohji Igarashi - そうそう。アルバムに入れるかどうかみたいなラインで、僕としては普通に入れて欲しかった(笑)。まあ結局「カラーが違うから別で出します」みたいな話になって。そしたらアルバムを出したすぐ後くらいに「森(どんぐりず)とやります」って連絡があった感じ。JUBEEはアルバムを出した後の動きがすごく早くて、その後さらに「こういう感じの曲を作ってほしい」ってリファレンスが送られてきたんです。


JUBEE - ブレイクビーツとかビッグビートの要素がある曲がやりたかったんです。The Prodigy的な。

Yohji Igarashi - その曲がすごく良かったんです。90’sのレイヴって土臭いというか、粗いじゃないか。その感じを残しつつシュッとしてて。単なるリバイバルじゃないっていうか。それでできたのが“Butterfly”です。

- “SWAG”と“Butterfly”は1年前にできてたんですね。

Yohji Igarashi - そうなんですよ。“Mess”もあるし、ちょっとずつ曲が溜まってきた感じがあって。JUBEEとも談笑レベルで「僕のビートだけでJUBEEのショーケース作れるかもね」みたいなことは話してたんです。そしたらJUBEEから「EPでやりましょう」と言ってくれたんです。お互い同じような温度感だったんですよね。僕は1プロデューサーの統一感ある作品が好きなんですよ。HIYADAMとか、あとは去年出したDaokoとか。そういうプロジェクトをやりたかったから、すごく良いタイミングだったんです。

- ちなみになぜ“Butterfly”だけマスタリングが違うんですか?

JUBEE - 現場で映える感じにするか、イヤホンで映える感じにするかの2択で迷ったんです。なんならギヴン(Giorgio Givvn)さんはこの曲に一番時間かけてくれてたんです。

Yohji Igarashi - そう。僕らは最終的にイヤホンにあう感じにすることにしたんです。ギヴンさんが色々なパターンを作ってくれたんですけど、色々いじった結果、僕が使った元の素材から音を調整しないといけないことになったので、この曲だけ僕がマスタリングしました。ただギヴンさんの音もめちゃくちゃ良かったから、そこはかなり申し訳なかったです。

- そんなことあるんですね。

Yohji Igarashi - 僕が変な素材を使ってるからっていうのもあるんですけど、一点をブーストするとどうしても他の音もつられて強調されちゃって。なので僕が元データからいじってマスタリングしました。

JUBEEは1回トライしてくれる

- 話が前後しちゃうんですけど、“SWAG”に森さんを呼んだのはなぜですか?

JUBEE - 僕はもともとどんぐりずが好きだったんです。そしたらBIMが先に一緒にやって「俺もやりたかったな」って思ってたんです。そしたら去年くらいからクラブで森とめちゃくちゃ会うようになって。下手したら週3とか(笑)。あとどんぐりずの音楽性もダンスミュージックにシフトしてきたじゃないですか。普通に遊んでたら仲良くなって、気も合うから自然と「なんかやりたいね」って話してたら、“SWAG”のビートができたんですよ。ちょっとファニーでポップな感じが森に合いそう思って。


- ヨージさんのビートでリリックを書くの難しくないですか?

JUBEE - いや全然そんなことないっすよ。

- JUBEEさんが最初にもらうビートはどこまで作られた段階なんですか?

Yohji Igarashi - どのラッパーにもほぼ完成形を送りますね。

JUBEE - ラップ入れた後に多少の抜き差しはお願いしますけど、基本はほぼ完成形ですよね。あとは2人でファイルの波形を見ながら「ここはちょっと音切りたいです」とか「音増やしたいです」みたいな。

- JUBEEさんは普段から色んな音楽を聴いてるから、別に苦もなく乗せられる?

JUBEE - そうですね。あともともと自分の中にこういう曲にしたいってイメージがあってヨージくんにオファーしてるんで、どういうトラックがきても全然書けますね。

Yohji Igarashi - いや、でも実際は難しいと思いますよ(笑)。それでもJUBEEは1回トライしてくれるんです。やってみた結果「ちょっと違ったっす」って言われるとこっちも納得できるんですよね。

- リリックを書く際にお二人でディスカッションすることはありますか?


Yohji Igarashi - リリックに関してはあまり口を出さないかも。


JUBEE - 一個だけあったっす。“SWAG”に「俺らハチャメチャパーティボーイ」って歌詞があるんですよ。そこにヨージくんは「僕らもう30過ぎてるのにちょっと恥ずくない?」って。個人的にキャッチーだから気に入ってたんですけど、ヨージくんが言うこともわかるのでここは森に言ってもらいました(笑)。

Yohji Igarashi - そこは言ったね。全然ハチャメチャじゃないし、基本家にいるから(笑)。

JESSEさんのことを“electroclash”ってタイトルの曲で歌うヤバさ

- サウンドに関してはどんなディスカッションをしたんですか?

Yohji Igarashi - “SWAG”と“Butterfly”のあとは結構試行錯誤したよね。

JUBEE - うん。UKガラージっぽいビートをもらったりしたけどなんか僕がしっくりこなくて「ヨージくんすいません、なんかもうちょっと違う感じのビートないですか?」ってお願いしたり。

- それがさっき言ってた「JUBEEは1回トライしてくれる」の曲ですね。

Yohji Igarashi - ですです。僕はプロデューサーとして俯瞰でJUBEEを見て、これまでJUBEEがやってない、バリエーションを増やしたらいいかなと思ってたんです。でもそれがハマらないなら、僕が好きな感じのビートを作ったほうがJUBEEも気に入ってくれるかなと思って。それで作ったのが“Direct Drive”だっけ?

JUBEE - うん。ヨージくんが「フィジェットハウスが面白いんじゃない?」と言ってくれて。今回のEPは“SWAG”と“Butterfly”が僕主導で、後半3曲がヨージくん主導で作った感じですね。

Yohji Igarashi - JUBEEは自分でも作れるから、ビートを含めたビジョンがあると思うんですよ。だから余計に後半の3曲は的を絞って制作できました。結果論だけどいいバランスになったよね。

- 僕は“electroclash”の「生まれながらのRockstarなんていない」というラインがすごく好きでした。ロック文脈だと苦労って歌詞の中ではそんなにフォーカスされないので。

JUBEE - ありがとうございます。そのラインはなんというかすごく思い入れがあって。自分の周りにいる売れてるアーティストーーkZmとかBIMとかは楽して売れたわけじゃないんですよね。ちゃんと、と言うのも変かもしれないけど苦しんだ時代があって今があるんです。お客さんからしたらロックスターのように見えるかもしれないけど、良い意味で2人とも普通のやつなんです。あと僕、バンド活動もしてて。

- AFJBですね。

JUBEE - はい。その活動の中でJESSEさん(RIZE/The BONEZ)と知り合ったんです。JESSEさんはいつも「JUBEE、スタジオ入ってもっと練習しろよ!」と仰るんですよ。それを聞いて、「あ、この人はこうして人知れず鍛錬を重ねた結果、ロックスターになったんだな」と思ったんです。しかもそれを今もなお続けてる。僕ももっと地道に努力しなきゃダメだと思って歌詞にしました。

- “Butterfly”でもJESSEさんに言及されてますよね。


JUBEE - そうですね。JESSEさんは兄貴肌でいつも色んなアドバイスをいただいてます。

Yohji Igarashi - 僕的にはJESSEさんのことを“electroclash”ってタイトルの曲で歌うのがすごく良いなと思いました。エレクトロクラッシュもそもそもミクスチャーのムーブメントじゃないですか。この歌詞を聴いて、これがJUBEEにとってのエレクトロクラッシュなんだなと解釈しました。


僕は人と違ったことをしてたい。

 
- この『electrohigh』というEPは一歩間違ったらダサくなるギリギリのラインを攻めてますよね。よく成立したなって思いました。

Yohji Igarashi - “SWAG”がデカいんだと思います。あれが最初にできたことで結果的に全体の方向性が決まった。あとはさっき話した試行錯誤期を経てコンセプトが絞られて、こういうことかもしんないって。このEPのサウンドはエレクトロクラッシュじゃないけど、エレクトロを現代的な解釈で作るとこんな感じになるんじゃないかっていう。なんならEPのタイトルも最初は“electroclash”だったんです。でもちょっと直接的すぎるかなとも思い、造語で『electrohigh』にしました。


- サウンド的には“Trend”が好きでした。これがまさにどうやってラップ乗せたんだろうと思った曲ですね。インストでも成立しそうというか。

Yohji Igarashi - なんとなく自分の中ではラップのイメージがあって作ってますね。この感じってまさに僕がHIYADAMとやってる音だと思うんです。結果的にHIYADAMが参加することになったけど、僕としてはこの感じでJUBEEがラップしたら面白いなと思ったんです。それに僕とJUBEEのEPじゃないとJUBEEはこういうビートでラップしないだろうと思ったし。そういうのを提案することにJUBEEが僕と一緒にやる意味が出てくるのかなって。

JUBEE - 完全にそうっすね。最初にビートを聴いた時、めっちゃHIYADAMっぽいと思ったからこそ最初はやらない気持ちでいました。でもめっちゃかっこいいビートだし、僕とヨージくんのEPだし、HIYADAMには参加してもらわないと作品として締まらないなと思ってたので声をかけさせてもらいました。

- すごい柔軟ですね。

JUBEE - なんかシンプルにHIYADAMがいてくれたほうが良い曲になると思ったんです。

Yohji Igarashi - JUBEEのアルバムからのストーリー性も出てくるしね。


- “Trend”はリリックも好きです。

JUBEE - この曲は“Mess”が下敷きになってるんですよ。あの曲ってBPMが160で速いんですね。"Mess"をリリースした2021年当時はBPMが速い曲をやってるアーティストは自分の周りには居なかったけど、段々耳にする機会が増えてきて。なので速い系は今回封印して、カウンターとしてEP全曲BPM120〜130にしました。曲のテーマはトレンドに踊らされてる世の中というか。あとHIYADAMはおしゃれだしトレンドを作る側の人だと思うので、そっちのトピックも入るなと思って。

- 実際こういうビートでラップする人って少ないですよね。

JUBEE - 僕は人と違ったことをしてたい。

Yohji Igarashi - エレクトロとヒップホップの融合において、結構上手くできた自信があります。

- その話を聞くと、JUBEEさんがUKガラージっぽい曲をやらなかった意味がわかりますね。

JUBEE - 聴いたことある感じが嫌なんです。ヨージくんが作ってくれたガラージの曲もかっこよかったんですが、僕がラップすると今まで出した作品と被る部分がある感じになりそうだったのでやらなくていいかなって。

asiaでのファイナルはプロジェクトの集大成

- 制作になるとヨージさんは結構頑固だと聞きました。

JUBEE - がっつり一緒に制作してみて初めてヨージくんの頑固さがわかりました(笑)。でも僕も僕で頑固なとこはあるし。だから意見がぶつかったこともあったけど、最終的には譲り合いですね。

Yohji Igarashi - そうね。ジャケット一つとっても、EPの方は僕主導で、シングルはJUBEE主導、みたいな棲み分けをしました。

JUBEE - うん。それにやっぱりそのこだわりがあってのYohji Igarashiなんですよね。じゃなきゃあんなビートは作れないと思いました。音だけじゃなくて、ジャケとかそういう部分までしっかり自分の中にイメージがあるんです。すごくプロデューサー的だと思います。

- なるほど。あと5月におふたりで出演したkZmさん主催の『Jungle Clash*』のパフォーマンスがかなりすごかったらしいですね。

JUBEE - MCとDJのタッグで45分任されるという座ぐみであとは自由。僕らは一番手だったんですね。それが正直悔しくて。だから誰よりも盛り上げようと思って、45分間ずっとマイクを持って、自分も歌も歌って、ヨージくんがDJしてる時も煽り続けたんです。

Yohji Igarashi - 僕もすごい気合い入ってたんですよ。JUBEEの出番の曲以外も盛り上がれるように、ほぼ全曲エディットして完璧に作り込んだプレイリストを作ったけど、時間帯的にあまり盛り上がらないかもって危惧があったんですよね。

JUBEE - だから一番最初に自分の曲をやった後に軽くMCをしたんですよ。「ライブだけじゃなくて、ヨージくんと俺のDJ含めた45分のセット全体を通して楽しんでほしい」って。楽しみ方をちゃんと話したほうがいいなと思ったんです。僕もヨージくんのDJが盛り上がらないのは嫌だったし。体力的にはかなりつらかったけど、45分ステージ上で盛り上げました。お客さんもノリを掴んでくれてDJでもビックリするくらい盛り上がってくれました。kZmがステージ横で観ててくれていて、ヨージくんとのセットが終わって一言目に「今日はお前に負けたわ」と言ってくれて(笑)。アーティストとしてリスペクトしている友達なので素直に嬉しかったです。

- 全国ツアーを経て10月27日に東京・aisaでファイル公演『"JUBEE × Yohji Igarashi“『𝐞𝐥𝐞𝐜𝐭𝐫𝐨𝐡𝐢𝐠𝐡』Tour2023 sprt by EPIC / Jägermeister』が開催されます。

Yohji Igarashi - このプロジェクトの集大成だよね。

JUBEE - HIYADAMや森はもちろん、シークレットで友達たくさん呼んでるので楽しみにして欲しいです。今回のツアーでは照明さんにも入ってもらったり、自分たち的にも色んな挑戦をしたし。

- 僕はこのコンビが好きなので、これからも観たい気持ちがあります。

JUBEE - もちろん今後も曲作りとかは普通にすると思います。ただやっぱり結構長いプロジェクトだったので、ここで一つ区切る意味で。それに僕は自分の2ndアルバムを作りたいんです。

Yohji Igarashi - 僕もいい加減アルバムを形にしたいですね。とりあえずはみなさんファイナルに遊びに来てください。

Info

JUBEE × Yohji Igarashi『electrohigh』Tour 2023 supported by EPIC
2023.10.27 Fri. at clubasia
23:00 Open/Start

■ LINE-UP

  • MAIN FLOOR
    JUBEE & Yohji Igarashi
    feat. 森(どんぐりず) & Friends
    DJ DISK
    FUJI TRILL
    Giorgio Blaise Givvn
    HIYADAM
    Rave Racers

[ VJ ]
REAKS

  • 2F|Rave Racers and Friends
    CYBERHACKSYSTEM
    warai_motoko
    oπΣ8
    Lil Nostalgia 93
    Wrenny Wrenn
    doooo
  • 1F FLOOR
    AMANE
    EVE
    HIMAWARI
    NO FLOWER
    plan i
    shakke

🎫チケット
https://cultureofasia.zaiko.io/item/360145

■リリース情報
アーティスト:JUBEE & Yohji Igarashi
タイトル:electrohigh
発売日:2023年8月2日 (水)
仕様:デジタル
配信リンク:https://linkco.re/sgBEXXSS

トラックリスト

  1. electroclash
  2. SWAG feat.森(どんぐりず)
  3. Direct Drive
  4. Trend feat.HIYADAM
  5. Butterfly

Credit
Words : JUBEE
Produced by Yohji Igarashi
All Tracks Mixed by Yohji Igarashi
M1-4 Mastered by Giorgio Blaise Givvn
M5 Mastered by Yohji Igarashi
Jacket Photo : GUCCIMAZE

■electrohigh Tour スケジュール
8/26(土) 京都 CLUB METRO
9/1(金) 北海道 Sound lab mole
9/16(土) 福岡 The Voodoo Lounge
9/29(金) 大阪 CLUB UNDER
9/30(土) 名古屋 CENTRAL

ツアー詳細:https://lit.link/jubee

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