culture
フランス出身のアーティストJack Tezamが地下洞窟で生活をしながら制作した作品の展示がLAID BUGで開催
2/18(土)からフランス出身のアーティストJack Tezamの展示『EXPÉRIENCE DISTORSION -EXHIBITION & BOOKS LAUNCH-』が、代官山のギャラリーLAID BUGで開催される。
Jack Tezamは2008年からアーティストコレクティブ4th dimention、ROAD DOGS、cloatan editionの3つのグループの創設メンバーとして、あらゆる探検の経験を元に様々なフォームで作品を発表。近年ではインクや切り絵の技法を用いて静的で瞑想的なドローイングの制作に焦点を当てており、探検から得た記憶や事実と想像を織り交ぜながらドローイングを制作、探検を復元することで新しい寓話や迷信、逸話を生み出している。
今回の展示は、日頃から様々な場所で探検を行うJack Tezamがフランスの地下探検家で科学者のミッシェル・シフレの「この無の世界、何も起こらぬ場所、動きのない場所では、ただ思考だけが存在する。時間の外側で時間を生成するのは脳である。」という言葉を参照とし、フランス、パリ近郊の地下洞窟で28日間の地下隔離によって環境や身体感覚の変化を知覚しながらドローイング制作を行った記録と、それにまつわる制作物の展示を行う。
また本展に際して、本プロジェクトをまとめたアートブック『EXPÉRIENCE DISTORSION』と、実施に到るまでのリサーチが綴られた『REPÉRAGES』の2冊を同時発売する。