【対談】Campanella × どんぐりず | 2組で曲を作るなら「お笑い」がテーマで

Spotify O-EASTが主催する2マンシリーズとして明後日7/3(日)に開催されるCampanellaとどんぐりずの2マンライブ。ウィットにあふれるグルーヴとディープなサウンドで中毒者を続出させているどんぐりずと、
メンバーの森が最も敬愛するという、音楽と言葉を変幻自在に操るラッパーCampanella。両者に加えokadadaもDJで出演する2マンライブを前にリモートで話を訊くことができた。

取材・構成 : 和田哲郎

企画協力 : 高根大樹

Campanella
どんぐりず

- 両者について調べていたら、2018年にどんぐりずのアカウントが投稿していた下記のツイートが目に留まりまして。このイベントは何のイベントだったのでしょうか?

Campanella - 俺はてっきり名古屋で会ったと勘違いしてたんだけど、高崎のイベントだったんだっけ?

森 - 桐生ですね!地元のイベントでした。

Campanella - そうだ、そうだ。桐生のレベル5っていうところで会ってました。

 - その時は何か喋ったんですか?

Campanella - あんまり喋ってないよね?

Chomo - 写真撮ってくださいが精一杯でしたね。

Campanella - 俺もちょっと冷たかったっていうのを、後々森くんから聞きました(笑)

森 - はははは。壁作られたんですよ。

Campanella - なんか疲れてたのかもしれない。Ramzaと名古屋の先輩のヤノさんって人と一緒に行った記憶がある。

- どんぐりずのお二人がそもそもCampanellaさんを好きになったのはなんでだったんですか?

森 - YouTubeで"Indigo"のMVを観て、めちゃかっけえってなってそれで知ったっす。高一とかかな。

Chomo - 僕も森と同じですね。森から教えてもらって、やばいかっこいいってなって、一緒にライブに行きましたね。

- この写真以外にも日本のラッパーでフェイバリットなラッパーとしてもインタビューで名前があがってますし、プレイリストにもCampanellaさんの楽曲を入れていたりしていますね。

Campanella - 嬉しいですね。

- 本人を前にしてあれかもしれないですが、どの辺りが特に好きなのでしょう?

森 - とにかくかっこいいって感じなんですが、ラップの歯切れの良さと淡々とやる感じがいいなと思ってます。

- Campanellaさんはいつどんぐりずの存在を知ったんですか?

Campanella - 新宿のライブハウスを使ったサーキットイベントでライブをしたときに、なんか客席にいる人で見たことある気がする人がいるなとか、色々考えていて。それでどんぐりずのライブをどこかで見た時も、なんとなくそんな感覚がずっとあって。

森 - どっかで見たことある感。

Campanella - そう、俺の友達のhyunis1000(Neibiss)ってやつからも、どんぐりずの話を聞いてて、俺も気にして見るようになったら、そういえばあの時の2人じゃないかってなったんだよね。写真見返したら、森くんがちょっとだけ幼かったなって印象でした。

- 音楽的にはどんな印象を持っていますか?

Campanella - いや、すごいっす。最初は数曲しか知らなかったんですけど、初めてちゃんと観たのが新潟のホテルで開催されたフェスで、大雨の中どんぐりずがライブをやってて、ゆっくり観れてかっこいいなと思ったっすね。曲のクオリティが高いんですよね。

- ありがとうございます。両者ともダンスミュージックというか深夜のパーティー的な感覚を持っている2組なのかなと思います。どんぐりずならCIRCUSでのツアーだったり、CampanellaさんだったらMdMもやりつつ、最近ではSPREADでの企画もスタートしていますよね。

Campanella - やってますね。あれは深夜帯ではないんですけど、あの時間帯でやる意味もあって。深夜のイベントだと共演者と意外と喋る時間がなかったり、ぐちゃぐちゃになってたりするから、昼の時間帯にイベントをして、前後の時間で遊ぶ方が仲良くなれるなと思って、一緒に遊びたい人を呼んでいる感じです。

- これまでに2回やってみていかがですか?

Campanella - 時間も特殊だし来れる人も限られてると思うんですけど、来てる人は楽しんでる感じがしますね。

- どんぐりずはCIRCUS TOURをやるきっかけは何だったんですか?

Chomo - CIRCUSに遊びにいく機会があって、その時のイベントの雰囲気とかがいいなってなって、『4EP3』を作ったときに、この作品の曲はCIRCUSでやりたいねって話しながら作っていたので、それに合うような感じにもしていたので、やりましたね。

- CIRCUSの好きなところは?

森 - 暗い。

Chomo - ダル絡みされるのが少ないんですよ。個の世界に没頭できるというか。音の感じも好きだし居心地がいいですね。

- 3人とも音楽のジャンルも関係なく音楽を聴いている方々だと思うのですが、それぞれ最近聴いているアーティストなども教えて欲しいです。

森 - 俺はHIMIくん聴いてます。めちゃ夏っぽくて最高。

Chomo - 俺はLord Echo。夏はどうしても聴きたくなるんですよね。

Campanella - ヒップホップは聴かないの?

森 - 結構聴くっすよ。

Chomo - 俺はあんまり聴かない方ですね。普通に好きだけど、他のも色々聴くって感じですね。

Campanella - この感じいいなってラッパーは誰?

森 - またMick Jenkins聴いてますね。あと普通にLEXとかを聴いてますね。最高です。

Campanella - LEXいいよねえ。Drakeの新作どんぐりず好きそうだなって思ってた。

森 - え、聴いてないです。聴いてみます。

Campanella - 最近聴いているものとかではない話になっちゃうんだけど、ちょっと前にどんぐりずを聴いていたら、『世界平和』って作品もどんぐりず?これも面白い作品だったなと思って。

森 - そうっす。

Campanella - これもそうなんだ。この時はそういうスタイルだったんだ。

Chomo - 2人でCampanellaさんのイベント行った時期は、ちょうどまだこういうマインドが残っていた時期でしたね。

森 - 2015年だから高一か。

- CampanellaさんはKendirick Lamarについてもツイートされてましたよね。

Campanella - こんなところで言うのもあれなんですけど、アルバム出す前の"The Heart Part 5"は好きだったんですけど、アルバムはワクワクする途中で終わっちゃったなって印象だったんです。ハードルが上がってたのかな。最近は他にはWestside Gunnを聴いてヘラヘラしてるって感じですね。レコーディングを最近していて、ガヤとか被せのことを考えていると、Westside Gunnはそこらへんが面白いじゃないですか。声も最高だし、あのガヤは勇気いるよなあって思ってます。

- この流れで最近の好きなパーティーやDJなども教えて欲しいです。

Campanella - 最近は神戸の方のDJがすごい好きなんですよ。Yasdubってやつとかすごい好きですね。hhbush周りはいいですね。パーティーでもあんまりヒップホップはかからないんですよね。

Chomo - ちょっと遡る形になっちゃうんですけど、hyunis1000のリリパで初めて名古屋に行った時に、その後kalakutaって小箱に行って、そこがめちゃくちゃ居心地良かったですね。お店のタイヘイさんって方とちょっと仲良くなって、別のタイミングで東京で再会した時に、いいDJだからって言われてまた遊びに行きたいなって。

森 - 俺はそのライブの日は潰れちゃって1人でホテルに帰っていたんで、まだKalakutaには行ってないんですよね。

Chomo - 森を探しに行く流れで行ったんですよね(笑)そしたら俺の方が楽しく踊っちゃってた。

- 名古屋だとkalakutaはどういう場所なんですか?

Campanella - kalakutaはフラッと遊びに行ったりしますよ。友達も多いし。サイズ感もちょうどいいかもしれないですね。2~30人入っちゃうとワヤになっちゃうので。ちなみに今日この後も撮影で行ってきます。

- ありがとうございます。続けてなんですが、もし3人で曲を作るなら、どういう曲にしたいとかありますか?

森 - それCampyさんと喋ったことがあって、お笑いオンリーの曲作ろうかなって。

Campanella - そうそうそう。お笑いの話をしてたんだよね。どんぐりずの曲に入りたい。

森 - 元々Campanellaさんの曲にお笑いのことが入ってて、大体言ってることが俺も好きなお笑いのジャンルだから、「チョコプラのYouTubeチャンネル観ました?」みたいなことを言ってた気がする。

Campanella - ダイアンの番組の主題歌が決まったって話もしてたよね。

森 - 地元の群馬TVのダイアンの番組『ダイアンのガチで!ごめんやす』の主題歌が決まって。

Campanella - ダウンタウンとかニューヨークの名前が出るラインについても話してたよね。

森 - あと「ZAZZYはJazzy」って言ってた気がします(笑)まじくだらねえ。

Campanella - あった(笑)それ良さそうだけどね。

- ぜひ実現して欲しいですね。ChomoさんはCampanellaさんに入ってもらうならどういうトラックを作りたいですか?

Chomo - 森はCampanellaさんと下北で話してるんですけど、俺はまだ今日初めましてなので、その時の会話に混ざりたかったなって。割とタイトで硬めな曲にしたいなと思いますね。すげーヤバい変なビートの。まだビートのイメージができてないけど。

Campanella - Jazzyんじゃないの?

森 - Jazzy方が面白いよ。

- せっかくの機会なので両者聞きたいことなどあったりしますでしょうか?ChomoさんからCampanellaさんへの質問などどうでしょう?

Chomo - 何も聞けないモードに入ってしまいました。縮こまり系で。

Campanella - はははは。戻っちゃうかもしれないけど、クラブイベントに出たりするのは2人にとってどういう理由があるんですか?単純に好きって言うのはあると思うんですけど。

森 - うん、そうですね。好きな人がいたり楽しそうなやつは出たいなって。俺はそれくらいしか。

Campanella - そうだよね。どちらかがOKで、もう1人はあんまり行きたくないなみたいなこともあるの?

森 - ある時はあるっすね。でも総合的に決まるよね。

Campanella - 似てそうだけど、似てないところもあるじゃん。曲とかでもそうだけど意見が割れたりはしない?

Chomo - 曲は意外とスムーズなんですけどね。イベントはたまに割れますね。

Campanella - 曲はどちらからアプローチして作ることが多いの?

森 - 大体Chomoがタネを何個か作っておいて、それにリリックを思いついたら乗せる感じで始まるのが多いですね。1ループできてって感じですね。

Campanella - 1日で完成してる?作るの早そうな気もするんだけどね。

森 - そんなこともないですね。完成するのもあるんですけど、大体こねくり回しますね。

Chomo - Campanellaさんは曲を作るときは1日でできる時が多いですか?

Campanella - 俺は1日で完成させないと、何していいかわからなくなるんですよね。それを超えた方がいいって奴もいるんですけど、書き直しとか全然できなくて1日で完成させちゃうのがほとんどですかね。

森 - すげえ。"Douglas Fir"とかもそうですか?

Campanella - あれはそうだね。

森 - 強。

Campanella - 逆にああ言うのは1日じゃないとできないんじゃないかな。

森 - 1日でできたやつの方が納得はするから。

- 今回のライブはDJでokadadaさんも参加しますが、どういうイベントにしたいでしょうか?

Campanella - まあ、こういう感じなんじゃないですかね。リラックスしてできればいいなと思いますね。

森 - 俺は100%楽しいですね!Campyさんも50分ですか? どっかのタイミングでひょこっとステージいっちゃおうかな。

Campanella - わかってるよ。

Chomo - 僕はコラボが実現するとしても下から見ておきます(笑) 観るのもやるのもすごく楽しみなので。今日の雰囲気からもピースな感じで出来そうでワクワクしてます。

- 最初の写真から待望のって感じですね。

ダイキ - あの写真がなかったら実現してないかも。あれを観てそうなんだと思ったから。森くんは周遊イベントの「Waltz」にも来てくれてたから。

森 - 一時期Campyさんのライブを立て続けに観にいきましたね。新潟の六日町のライブも観にいきましたね。

Campanella - ありがとう。

- 内容的にはとてもいいツーマンになりそうかなと思います。ありがとうございました!

Info

Spotify O-EAST presents
Campanella x どんぐりず

2022.07.03(日)
at Spotify O-EAST

OPEN/START :17:00
CHARGE :
ADV 3,500YEN(+1D)
DOOR 4,000YEN(+1D)

LINEUP
Campanella
どんぐりず

DJ:
okadada

FLYER:
EDA (bal)

TICKET:
チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/campanell-dongurizu/

お問合せ先:
Spotify O-EAST
03-5458-4681
https://shibuya-o.com/

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