Ward Longの写真展 『Summer Sublet』がgallery communeにて開催

アメリカ カリフォルニア州オークランド在住の写真家Ward Longの写真展『Summer Sublet』が9月24日(金)よりgallery communeにて開催される。

本展ではひょんなことから友人アラの紹介で、モンゴメリーストリートにある築100年の家にアリス、ハンナ、サラ、ビアンカ、ケイトと同居することになったWardが体験したひと夏の物語が写真で綴られる。型にはまらない生活を送る彼女らとの生活に夢中になり、全てを魅了されたWardによる優しさ、人間らしさ、安らぎ、冷静さに満ちた美しきフォトストーリーが堪能出来る。

Ward Long自身によるコメントは以下の通り。

住む家がなくなった時、友人のアラがモンゴメリーストリートに部屋があるかもしれないと言ったので、アリス、ハンナ、サラ、ビアンカ、ケイトと一緒に引っ越しました。私には女兄弟がいなかった為、自分だけ男性であることを不釣り合いに思い、最初は自分の部屋に隠れて、気配を消すようにして過ごしていました。

彼女らはみんなで料理をし、お茶とチンキ剤を混ぜて裏庭で布を染め、子供たちの演劇の衣装をデザインし、歌や詩を書き、深夜にタトゥーを入れ合い、アクセサリーを交換していました。また時にはタロットで占い、オーラについて話し、ホロスコープを描いたりする一方、地下室にはオフロードバイクを置いていました。私は毎日の身体的、感情的な親密さに完全に圧倒されました。寝る前にみんなが互いに「愛してる」と言った最初の夜を今でも憶えています。

やがて、壁に掛かった絵や足のタトゥー、ノートのらくがき、写真の中のポーズなど、全てが渾然一体となり、ぼやけ、滲み出しはじめました。それはおとぎ話の世界にいるような感覚で、現実だとは到底信じられませんでした。思いやりのある触れ合い、心の開放、愛情の恥じらい、気遣い、そして雑然としたもの、全てが美しかったのです。

私は決してここから離れたくありませんでした。

サマーサブレットは女性たちとの生活、女性の友情、路上で見つけた家具、そして若さの輝きと衰退についての物語です。

今なお、そこに『君』もいたら良かったのにと思うばかりです。

Info

Ward Long Exhibition "Summer Sublet"

2021.9.24 fri - 10.10 sun at gallery commune, Tokyo

open: Weekdays 14:00 - 18:00 | Sat&Sun&Holidays 13:00 - 18:00  closed: Thu

RELATED

MOST POPULAR

ヘイトスピーチや嫌がらせを発見した時にするべき4つのこと

公共の場で嫌がらせを受けている人を見つけた時はこのように行動しようというイラスト付きのリストを投稿され、多くの人にシェアされている。

テキサスで男性が鋼鉄のフェンスとセックスし逮捕

18日、米テキサス州の32歳の男が鋼鉄のフェンスと性行為を行い、告訴された。法廷に現れず、現在逃亡中とのこと。

ヴェネチアのビエンナーレに出展された「世界東京化計画」とは?世界の有名都市が東京に変化する映像作品

6つの都市が「東京のようなアーバンランドスケープになってしまったら?」というテーマ制作された「世界東京化計画」というビデオ作品はヴェネチア・アーキテクチャー・ビエンナーレで展示されている。