Virgil Ablohへの作品提供やKanye Westのマーチャンダイズも手がけるマルチアーティストCali Thornhill DeWittによるソロエキシビジョン『TOKYO OLYMPICS』が開催
Virgil Ablohへの作品提供やKanye Westのマーチャンダイズデザイナーを務める、マルチアーティストCali Thornhill DeWitt(カリ・ソーンヒル・デウィット)によるソロエキシビジョン『TOKYO OLYMPICS』がCOMMONにて8/21(金)より開催される。
Cali Thornhill DeWittはカナダ出身、ロサンゼルス拠点のマルチアーティスト。ニューヨーク、ロサンゼルス、コペンハーゲンなどでの個展を含め、世界中で幅広く制作活動や展覧会を開催する他、インディペンデント音楽レーベルTeenage Teardropsのオーナーや、ブランドSOME WAREデザイナー、アーティスト集団・WSSFも主宰するなど幅広く活動している。本展は、国内では3年ぶりとなるソロエキシビジョンだ。
インターネットの普及が常識となり洪水のように情報が流れ続ける中、そこに内包される画像やテキストの要素を用いて表現される彼の作品には、コンテンポラリーアートにおけるバーバラ・クルーガー、ジェニー・ホルツァー、エド・ルシェに繋がるスタイルを見出すことができる。例えばタイトルや話の一部のみが一人 歩きし、そのソースを掴めずに終わる不摂生なコミュニケーションなど、情報社会ならではの、我々にも身近な表裏一体からなる文明の衰退と反映を写し出している。
あえて名付けられた『TOKYO OLYMPICS』というタイトルにも分かるように、独特でアイロニカルな世界観に生まれるパンキッシュで、精巧なブートレグ文化にも通ずる創造で構築される本展覧会の作品群もまた、一点に固執しないカウンターカルチャーとメインカルチャーのサークルを俯瞰し表現。常に新しい情報や文化に目を向け、失敗を繰り返しながらも成長を続ける世界を眺める彼ならではの視点により生まれたものとなっている。
本展覧会は、代表的シリーズである「プラスチック・サイン・シリーズ」をはじめ、キャンバス、ネオシルクと新作を中心に構成される。展示物には当初からモチーフとあげられることの多い、花や地球はもちろんのこと、 中には近年の地球全体を巻き込むパンデミックや、絶えないレイシズムなど、現在進行形で続く問題への喚起も彷彿する作品もみられ、アートの可能性、そしてその尊さを感じさせる表現と対峙できる貴重な機会だ。
また、本展に合わせて8月22日(土)から3週間SAINT MICHAELのPOP UPがGR8で開催される。POP UPでは、2013年にスタートして以来、数多くのファンを魅了し続けREADYMADEのデザイナー細川雄太と、Cali Thornhill DeWittが手掛ける新たなコンセプトのブラン ドSAINT MICHAELが本展のために製作したスペシャルデザインの商品を販売。
また、ポップアップのアートディレクションは、Cali Thornhill DeWitと長年親交のある KIRIが手がける。KIRIが特別にセレクトした映像と音楽を75個のモニターに映し出し、特別な世界観を演出する。
Info
EXHIBITION:Cali Thornhill DeWitt『TOKYO OLYMPICS』
会期:2020 年 8 月 21 日[金]-2020 年 9 月 13 日[日](無休)
会場:COMMON 東京都渋谷区神宮前 6-12-9 1F
時間:13:00 - 19:00
TEL : 03-6427-5834
HP : http://www.gallerycommon.com
POP UP:SAINT MICHAEL Special POP UP for Cali Thornhill DeWitt
『TOKYO OLYMPICS』in GR8
日時:8 月22 日[土] から9 月11 日[金] 予定
(※商品が完売した時点でPOPUP は終了)
場所:GR8 ラフォーレ原宿2.5F 東京都渋谷区神宮前1-11-6
電話 : 03-3408-6908
HP : https://gr8.jp/