Black Lives Matterムーブメントに伴い寄付を受けていた「Black Lives Matter Foundation」が運動とは無関係の団体だったことが判明

先日、ミネソタ州ミネアポリスでジョージ・フロイドさんが警察によって暴行を受けた末に死亡した事件をきっかけに世界的な盛り上がりを見せているBlack Lives Matterムーブメント。世界各地でデモが起こった他、黒人の人権や生活向上のために動いている団体への寄付も多く寄せられる中、今回の運動で多額の寄付を受けていた団体「Black Lives Matter Foundation」が運動とは無関係の団体だったことが判明した。

BuzzFeed Newsが報じるところによると、「Black Lives Matter Foundation」は今回の運動を受けて435万ドル(約4億6000万円)の寄付が世界中から寄せられていたものの運動とは一切無関係の団体であるという。同団体はカリフォルニア州サンタクラリタに拠点を置き、「警察と地域社会を結束させる」ことを目的に掲げて活動している。創設者のロバート・レイ・バーンズ氏はBuzzFeedの取材を受け、今回の警察に対する抗議活動をサポートする団体である「Black Lives Matter Global Network Foundation」と自身の団体を「彼らとは何の関係も無い。会ったことも無いし、話したことも無い。一切関係はありません」とした上で、「我々が目指す全ては警察との結束です」と組織の目的を改めて強調している。

今回の運動に付属する組織である「Black Lives Matter Global Network Foundation」の広報担当者は、同じく取材を受けて「Black Lives Matter Foundation」との関係を否定した上で、「サンタクラリタのグループは私たちの名前を不適切に利用しています。彼らを呼び出し、追跡調査をする予定です」と語っている。

一方「Black Lives Matter Foundation」創設者のバーンズ氏は「Global Network」について「彼らには名前を取られました。あの名前は私の物です。私は彼らから何も盗んでいませんが、彼らは私の物を盗みました。彼らは嘘をつき、私の名前を使って利益を得ているのです」と運動に対する敵意を示すにまで至っている。LAで音楽プロデューサーとして活動しているバーンズ氏は、2011年に「Black Lives Matter」を訴え始め、警察と地域社会の間の距離を埋めるという理念のもと活動を開始したと主張している。実際の「Black Lives Matter」は2014年から2016年にかけて、活動家であるアリシア・ガーザパトリッセ・カラーズオーパル・トメティの3人によって開始された物で、全米各地に30箇所以上の「Black Lives Matter Global Network」が設立されている。しかしバーンズ氏は2014年にミズーリ州ファーガソンで黒人少年が警察に射殺された事件をきっかけに起こったファーガソンデモが注目を集めた際に「Black Lives Matterは自分のアイデアを盗んでいる」「Global Networkは寄付金の使い道の透明性を欠いた組織だ」と批判を行っていた。その後、2015年に「Black Lives Matter Foundation」を財団として登録したという。

今回の報道を受け、ドネーションサイトのGoFundMeは「Black Lives Matter Foundation」のキャンペーンを全て閉鎖し、寄付金35万ドルを凍結。また、利益を全てチャリティのために使うとしていたアパレルサイトBonfireは同団体に寄付する予定であった14000ドルを凍結したことも報じられている。

名前が似ていたため目的の異なるグループに寄付をしてしまった人々が多く存在したようだが、今回の「BLM」ムーブメントを支持している場合は「Black Lives Matter Global Network Foundation」の方に寄付を行った方が良さそうだ。

related

【スナップ】What are you listening to? Vol.8 in『Black Lives Matter Charity Exhibition "Unity"』

今回は、9/26(土)と9/27(日)の2日間限定で原宿のGallery COMMONにて開催された、Awichが主宰するアートエキシビジョン『Black Lives Matter Charity Exhibition "Unity"』にてスナップ。

今年のXXL Freshmanたちが人種差別や警察による暴力についてディスカッションする動画が公開

毎年の恒例であり新鋭ラッパーの登竜門となっている人気企画「XXL Freshman」。今年はJack Harlow、NLE Choppa、Polo G、Calboy、Baby Keem、Mulatto、Rod Wave、Lil Keed、Chika、24kGoldn、Lil Tjay、Fivio Foreignが選出されたが、今回、今年のFreshmanたちが人種差別や警察による暴力の現状についてディスカッションする動画が公開された。

Black Lives Matterの認知拡大を目的にしたAwich主宰のエキシビジョン『Unity』が開催 | BlackEyePatch、GUCCIMAZE、UTOPIE (Kosuke Kawamura × YOSHIROTTEN)などが参加

Awichが主宰するアートエキシビジョンBlack Lives Matter Charity Exhibition『Unity』が9/26(土)と9/27(日)の2日間限定で、原宿のGallery COMMONで開催される。

most popular

ヘイトスピーチや嫌がらせを発見した時にするべき4つのこと

公共の場で嫌がらせを受けている人を見つけた時はこのように行動しようというイラスト付きのリストを投稿され、多くの人にシェアされている。

テキサスで男性が鋼鉄のフェンスとセックスし逮捕

18日、米テキサス州の32歳の男が鋼鉄のフェンスと性行為を行い、告訴された。法廷に現れず、現在逃亡中とのこと。

ヴェネチアのビエンナーレに出展された「世界東京化計画」とは?世界の有名都市が東京に変化する映像作品

6つの都市が「東京のようなアーバンランドスケープになってしまったら?」というテーマ制作された「世界東京化計画」というビデオ作品はヴェネチア・アーキテクチャー・ビエンナーレで展示されている。