Lil WayneとEminemが過去に同じ韻を踏んでいないかチェックするために自身のリリックをググると明かす

それぞれ全く違うスタイルながら、共に長くラップシーンの頂点に立ち続けているLil WayneとEminem。共に高度なライミングを得意とし数多くの楽曲を発表している彼らが、新曲のリリックを書く際の苦労について語っている。

XXLによると、Lil WayneとEminemは先週金曜日に公開されたYoung Money Radioに出演。その中で自身のリリックについて話が及んだ際、Eminemは「何でもかんでも歌にすると、ちょっと厄介なことがあるんだ。ありとあらゆることについてラップしていると、韻を踏むために全ての言葉を使ったような気持ちになるんだ」と、新しいライミングを考えることに苦労していることを明かした。それを受けたLil Wayneも「俺もそうだよ。新しい曲を作るとき、携帯の履歴を見ると、俺が“L”と入れたら最初に”Lil Wayne lyrics“って出てくる。過去に同じことを言っていないか、検索して確認する必要があるんだ」と語り、過去の自身のリリックを確認するために検索していることを明かした。Eminemも「マジかよ、神に誓って言うが俺も同じことをやってるよ」と発言している。

長いキャリアの中で多数の楽曲を発表し、その中で様々な韻を踏んできたLil WayneとEminem。特にEminemは「ありとあらゆる単語で韻を踏める」と豪語していたこともあり、新曲を発表する度に新しいライミングを発明しなければいけないプレッシャーもあるのだろう。

二人が出演したYoung Money Radioの全編はこちらから。

RELATED

EminemをフリースタイルなどでディスするムーブメントがTikTokで流行|Lil Nas Xが苦言を呈する

セレブたちの問題行動や問題発言を取り上げ、その人物をボイコットする「キャンセルカルチャー」は、力を持つセレブや企業に対する抑止力として働くと同時に、小さな事柄がその人物の進退にまで影響を与えること、そして本質的かつ効果的でない方向に過激化していることが問題視されている。今回、Eminemが若いネットユーザーからキャンセルの標的とされていることが大きな話題を呼んでいる。

Lil Wayneがトランプ大統領と面会|選挙公約「プラチナプラン」への支持を表明

アメリカ大統領選が目前に迫る現在、ヒップホップアーティストとトランプ現大統領との接近が次々と報じられ衝撃を与えている。先日はIce Cubeがトランプ陣営と面会していたほか、50 CentやLil Pumpといったラッパーがトランプ支持を表明していることも話題を呼んだ。そんな中、Lil Wayneがトランプ大統領と面会を行ったことが報じられている。

Kanye WestがかつてEminemのドラムキットを盗もうとしたことを明かす

2000年代初期から中期にかけて、ラッパーとしてだけでなくプロデューサーとしても高い評価を受け注目されていたEminem。同じ時期に新進気鋭のプロデューサーとしてキャリアをスタートしたKanye Westが、そんな彼とのエピソードを語っている2004年のインタビュー記事が話題となっている。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。