Kanye WestがかつてEminemのドラムキットを盗もうとしたことを明かす

2000年代初期から中期にかけて、ラッパーとしてだけでなくプロデューサーとしても高い評価を受け注目されていたEminem。同じ時期に新進気鋭のプロデューサーとしてキャリアをスタートしたKanye Westが、そんな彼とのエピソードを語っている2004年のインタビュー記事が話題となっている。

Geniusの記事によると、2004年のScratch誌のカバーストーリーに登場したKanye Westは、そこでのインタビューでEminemが使っているドラムのサンプルを盗もうとしたことを明かしている。ある時Eminemを擁するグループD12と共にスタジオに入っていたKanyeは、Eminemにドラムキットの交換を持ちかけようとしたが怖くて失敗したのだという。「D12と仕事をしなきゃいけなくて、Eminemはドープなプロデューサーだからドラムを交換したいって頼みたかったんだけど、彼はマジでスーパースターだから怖かったんだ」という言葉から、キャリア初期のKanyeがスーパースターのEminemと仕事をすることにかなり緊張していたことが分かる。

彼はEminemのドラムのサウンドを「ヒップホップで最高のドラム」と評しており、どうしてもそのドラムサンプルが欲しかったのか「みんなが入ってくる前に、出来るだけ沢山の音をコピーしようと思ったんだ。コピーを始めたらすぐにエンジニアが入ってきて、まっすぐこっちに向かってきてディスクを持って去っていった」と、こっそりドラムのサンプルが入っているCDから音をコピーしようとしたところエンジニアに発見され失敗した経験を語っている。

しかし、ドラムのサンプルを盗むことには失敗したもののEminemの仕事ぶりを間近で見たことはKanyeにとって良い経験となったようで、「彼の音の切り取り方を見ていたんだ。空気そのものをチョップしているような感じで、それが彼の望んでいたような音になるんだよ。Eminemのドラムセットを見て、沢山のことを学んだ。彼がそれを褒めてくれるといいんだよね」と、Eminemを参考にすることで自身も成長することが出来たと振り返っている。

今ではヒップホップを代表するスターとなったKanyeだが、デビュー当時はスターであるEminemに恐れをなすといった初々しい部分もあったようだ。ファンにとっては嬉しくなってしまうようなエピソードである。

related

Kanye Westによる大統領選のキャンペーンに向けたフリースタイルが公開

先日、改めて大統領選出馬の意志を明確にしたことで話題を呼び、それに伴い公開されたForbesのインタビューで反人工妊娠中絶、反ワクチンの思想を明かして大きな批判を浴びたKanye West。そんな彼が、大統領選のキャンペーンに向けて行なったフリースタイルの音声が公開された。

大統領選への出馬を改めて表明したKanye Westが人工妊娠中絶の撤廃を訴え批判を浴びる

改めて大統領選出馬への意志を強調し、先日公開されたForbesのインタビューの中では自身の新党「The Birthday Party」を立ち上げること、また2月に新型コロナウイルスに感染していたことなどを明かし大きな話題を呼んだKanye West。そんな彼が、自身の思想や政策について説明する中で人工妊娠中絶の撤廃を訴えたことが批判を浴びている。

【コラム】Kanye Westの大統領立候補発言を検証する

Kanye Westが7/5に今年投開票されるアメリカ大統領選挙に立候補するとツイートし、アメリカだけではなく普段はKanyeの動向には無関心の日本でもマスメディアが報じるなど、世界的に大きな話題となっている。

most popular

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。