The Most Memorable Thing from the 2010's Selected by 釈迦坊主

早くも年末到来ということで、恒例のFNMNLの年末企画がスタート。今年は2010年代も終わりということで、この10年間の中でもっとも印象的だったことをFNMNLと関係の深い方々に訊いていきます!題して『The Most Memorable Thing from the 2010's』。印象的な音楽作品や個人的な思い出まで、どんな出来事がチョイスされていくのかお楽しみに!

今回は、歌舞伎町での過酷なホスト経験や幼少期からのTVゲーム体験からインスパイアされ、ヘヴィメタルやビジュアル系の美意識をも取り込んだ、独特な世界観でhiphopの新境地を開拓し続けるラッパー/トラックメイカー/ミックスエンジニアの釈迦坊主。

The Most Memorable Thing from the 2010's Selected by 釈迦坊主

 

TOKIO SHAMAN

 

コメント

どのシーンにも馴染めず、はぐれちゃった奴らが集まって発足したイベントです。第一回は2018年4月に恵比寿BATICAにて開催。回数を重ねていく内にお客さんが増えていき、2019年5月の渋谷WWWでは600人が来場しました。

お客さんはヘッズ、バンドマン、服飾の学生、漫画家、アイドル、ギャルからゲームオタクまで様々で、一見交わる事のなさそうな多種多様なお客さん達が、音が掛かると同じリズムで汗だくで飛び跳ねるんです。

そんな光景を見ていると、よく言う「音楽で一つになる」ってただの綺麗ごとじゃないんだなって、このイベントの主催を始めて、多くの事に気付き、多くの事を学ばせて頂きました。

出演者のみんな、お客さんのみんな一人一人が個人的に本気で楽しもうとする力の集合体、それがTOKIO SHAMANです。

 

2020年代はどのように過ごしたい?

今年はトラックメイク、ミキシング、リズムについて一から勉強し直す一年になりました。

というのも、インドに旅行した時に、道端で商売しているインド人達が作る椅子や仮面などのクオリティーが物凄く高くて。尚且つ、それらを物凄い安い値段で売ってて、今の俺の技術で今の収入って貰いすぎでは?烏滸がましいのでは?と自信を喪失してしまいました。インドの旅は自分の技術について考えなおすきっかけになったんです。

2020年代もずっと勉強してると思います。
トラックメイクもミキシングもラップも一流になってやろうと思っています。

2020年1月7日に恵比寿リキッドルームで『TOKIO SHAMAN vol.7』を開催致します。
現在制作中のEPもそろそろ配信するんで、是非チェックして欲しいです。よろしくお願い致します。

 

釈迦坊主

和歌山県御坊市出身。ラッパー、トラックメイカー、ミックスエンジニアとしても活動する東京在住のマルチアーティスト。

RELATED

釈迦坊主が待望のワンマンライブ『IRUKA』を開催

釈迦坊主が3/21(木)に待望のワンマンライブ『IRUKA』を渋谷 WWW Xで開催する。

釈迦坊主による『TOKIO SHAMAN』が新年に開催

釈迦坊主による自主企画『TOKIO SHAMAN』が2024年1月9日(火)に第十回目となる開催を渋谷WWW/WWW X/WWWβで行う。

釈迦坊主、ACE COOL、Tade Dust、week dudus、Spada、itachiなどが出演するイベント『NEW SLANG』がWWWで開催

9/20(水)に渋谷 WWWでイベント『WWW presents NEW SLANG』が開催される。

MOST POPULAR

【Interview】UKの鬼才The Bugが「俺の感情のピース」と語る新プロジェクト「Sirens」とは

The Bugとして知られるイギリス人アーティストKevin Martinは、これまで主にGod, Techno Animal, The Bug, King Midas Soundとして活動し、変化しながらも、他の誰にも真似できない自らの音楽を貫いてきた、UK及びヨーロッパの音楽界の重要人物である。彼が今回新プロジェクトのSirensという名のショーケースをスタートさせた。彼が「感情のピース」と表現するSirensはどういった音楽なのか、ロンドンでのライブの前日に話を聞いてみた。

【コラム】Childish Gambino - "This Is America" | アメリカからは逃げられない

Childish Gambinoの新曲"This is America"が、大きな話題になっている。『Atlanta』やこれまでもChildish Gambinoのミュージックビデオを多く手がけてきたヒロ・ムライが制作した、同曲のミュージックビデオは公開から3日ですでに3000万回再生を突破している。

Floating Pointsが選ぶ日本産のベストレコードと日本のベストレコード・ショップ

Floating Pointsは昨年11月にリリースした待望のデビュー・アルバム『Elaenia』を引っ提げたワールドツアーを敢行中だ。日本でも10/7の渋谷WWW Xと翌日の朝霧JAMで、評判の高いバンドでのライブセットを披露した。