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Brand NubianのLord Jamarが「俺はフィメールラッパーが好きじゃない」と発言
90年代より活動するベテランヒップホップグループBrand NubianのメンバーであるLord Jamar。そんな彼が、女性のラッパーに対し展開している持論が物議を醸す気配を見せている。
XXLによると、Lord JamarはラップバトルをテーマにしたPodcast『Rapmastic』に出演。司会の女性に「フィメールラッパーについてどう思う?」と尋ねられ「俺はフィメールラッパーは好きじゃないよ。白人のラッパーやワックなラッパーと同じ理由でな。女性が喋ってることは響かないんだよ。いいか、上手にライム出来る妹がいたら嬉しいと思うか?そうだな。Rah Diggaはドープだ。Bahamadiaもドープだ。でも女性のことについて女性がライムしてるのを聴きたいと思うか?俺には響かないんだよ」とまくし立てている。さらに「女性がラップした曲は聴かないし、ラジオで流れたらラジオを消す」とも述べた。
女性が語る内容に共感することが難しい、との意見だが、フィメールラッパー全般ととワックなラッパーたちを並べて語ることはかなり女性蔑視的であり、古い考え方と言わざるを得ない。以前新世代のフィメールラッパーたちについてJermaine Dupriが「ストリッパーがラップしているようだ」と評しCardi BやDoja Catから反論を受けていたが、彼らのようなベテランがミソジニックな考え方を公言してしまうのは、世代という点を差し引いて考えても嘆かわしいことである。
この件を直接批判するアーティストはまだいないようだが、彼に反論を行うフィメールラッパーは現れるのだろうか?