Ariana Grandeが「ライブでオートチューンを使うな」と批判したファンに反論

ボーカルにオートチューンをかけた楽曲がポピュラーな昨今、ライブパフォーマンスの際にオートチューンをかけるアーティストも多い。しかし、中にはオートチューンを用いたライブに嫌悪感を覚えるリスナーもいるようだ。

Complexによると、Ariana Grandeのライブを撮影した動画に、とあるInstagramユーザーが「これはオートチューンのように聴こえるし、恐らく生のライブじゃない。あなたは素晴らしいシンガーだし、あなたの声や曲を愛してる。でも、これはライブじゃない」とコメント。

すると。Ariana Grande自身が「私はこれをあなたの家のリビングでも出来るよ。ミキシングも助けも無しでね。ブロードウェイでも出来るし、実際にやった。シャワーでも出来るし、車の中でも出来る。これは私の才能だし、それがここにいる理由だよ。毎晩30以上の曲を歌ってる。全部の歌詞をね。それが私の仕事。私を輝かせて」と反論した。温和な口調だが、しっかりと自身に実力が備わっていることとパフォーマンスへの矜持を見せている。

その後、問題のコメントをしたユーザーは他のファンから多くのバッシングに逢い、コメントを削除して謝罪に追い込まれてしまったようだ。確かに的外れなコメントではあったが、気の毒な話ではある。

オートチューンを楽曲の中で効果的に用いるためには一つの技術が必要になる上に、Ariana Grandeの歌唱力が並外れたものであることは世界中の多くのリスナーが知っていることである。それでもオートチューンに抵抗を感じる人々はまだ一定数存在するようだが、今後時間が経てばそれらの人々の認識も変わって行くはずだ。

RELATED

Ariana Grandeが故Mac Millerについて「彼にとって音楽以上に大切なものは無かった」と語る

2018年に薬物の過剰摂取によって命を落としたMac Miller。生前の彼について、かつての交際相手であり先日はJustin Bieberとのコラボ曲”Stuck with U“をリリースしたAriana Grandeが語っている。

Ariana Grandeの最新アルバム『Thank U, Next』のストリーミングでの初週売り上げがポップアルバムとして最高記録に

Billboardによると、Ariana Grandeの最新アルバム『Thank U, Next』が2月14日時点でBillboard200アルバムチャート1位を獲得した。

グラミー賞でのパフォーマンスをKendrick LamarやDrake、Childish Gambinoなどが相次いで断る

いよいよ現地時間の2月10日に迫るグラミー賞の授賞式だが、ヒップホップアーティストが相次いで授与式でのパフォーマンスのオファーを断っていると伝えられている。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。