My Classics Vol.1 | in-d

新企画『My Classics』。この企画ではアーティストやデザイナーなどのお気に入りの一品と、これから欲しいアイテムや気になっているものを紹介していく。普通のインタビューでは中々見ることのできないアーティストの嗜好や素顔などが垣間見えるものに。

記念すべき第一回目は、THE OTOGIBANASHI'S、CreativeDrugStore(CDS)のメンバーとして活動し、SUMMITから初となるソロ作『indoor』を5月にリリース、今最も勢いのあるラッパーの一人であるin-dをフィーチャー。

取材・構成 : 和田哲郎
写真 : Cho Ongo

in-dのMy Classics フード編 : 藤沢・酔と粋のチャーメン

 

- 酔と粋(スイトスイ)はいつから来ていますか?

in-d - ここは5年前に出来て、やってる人がみんな元から知ってる先輩で。当時俺はすぐ近くにあるLafayetteっていう服屋で働いてて、お店の人もそこ絡みで仲良くて、オープンの日から来ててバイトの後に飯食ったり飲んだり、地元の友達と飲んだりっていうのを5年前からずっとやってて。東京の方にBIMたちと住んでる時も、こっちに帰って来たら絶対ここには来て。結構同級生もいるんですけど、意外とアーティストとかサーファーとかやってる人も多くて。色んな話が出来て、大体長くなるんですけど(笑)

- 居酒屋が好きだと言ってましたけど、雰囲気的に華やかな感じというよりは落ち着く感じが好きなんですか?

in-d - そうですね。ここは色んな人に会うっすけど、基本都内とかだと一人が多いんで。洒落たところよりは飲み屋とかが多いですね。

- 一人でどんな感じで飲むんですか?

in-d - 立ち飲みが多くて(笑)焼き鳥屋が好きなんで、煮込みとか。作業とか仕事して、夜になって「飲みに行くか」ってなったら大体行きます。制作のときってロケハンとかリースで初めての場所行くことが多いんで、前日に食べログとかで色々調べて超楽しみにして、ランチだったら集合も早めにして食ってから行ったりとか、飲み屋だったら終わってから行くとか。ランチは流石に一人で食べるだけですけど、飲み屋は結構色んな人と喋ったりとか。音楽の話はしないんですけど、おじさん達と交流することが多いですね(笑)

- 地元のお店はやっぱり落ち着きますか?

in-d - そうですね。地元だと逆に一人で飲むことが無くて、行けば絶対に誰かいるし働いてる人も知ってるんで。一人で来ても最後は何人かになってたり、落ち着くっすね。帰って来たって感じがします。DJの人とかサーファーの人とか洋服やってる人が多くて、話すと「in-d、最近MV観たよ」とか、今後の動きとかを話したりしますけど。同級生と話すと音楽のことは話さないんで、リリックも歌ってくれるけど間違えてたり(笑)「どんだけ興味ないの」って。あんまり褒めてもらったりとかは意外と無いですね(笑)

- ここでよく食べるものはなんですか?

in-d - 飲む時あんまり食わないんで、ここだと今作ってもらってる炒麺とか。飲むときはササミの梅和えをすげえ食うっすね。酒はホッピーと焼酎が好きです。

- 渋い(笑)

in-d - ラッパーっぽくないな(笑)でもそうっすね。

- クラブとかだと無いですもんね。

in-d - 焼酎はありますけど、クラブだとビールとか、あればハイボールを飲みます。あとはウーロンハイとか。

- 一人飲みを始めたのはいつ頃ですか?

in-d - 藤沢を出てからですね。都内とか川崎に出るようになってからは、BIMとかCDSのやつら以外同世代で飲む人がいなくて。でもお酒は好きだから、それで一人で飲むようになりました。3、4年前からです。

- 渋い感じが好きなのはなんでですかね?

in-d - どうしてなんですかね。学生のときは色々趣味に手を出して、器用貧乏に何も極めず取り敢えずやりまくったみたいな。そこから厳選されて、今かなり減ったんですけど。あと、散歩が高校生ぐらいからすげえ好きですね。中学の時、服とかに興味を持って原宿に行った時に渋谷と原宿間の明治通りを初めて歩いたんですよ。「歩ける距離なんだ」とか「新宿って近いんだ」とか、「原宿から六本木歩けるんだ」みたいなお上りさん感覚で「東京面白えな」って。徐々に洋服屋行くようになってからは「この道とここ繋がるんだ」みたいになって、すげえ好きになって。ただ歩いて、音楽聴いて、確かに寂しい趣味だな(笑)。結構歩くっすね、仕事中取材とか撮影でも「時間あるし暇だから歩こう」って。歩きながら歌詞書いたりとかもあるし、色々考え事が出来るんで移動の時間は大事にしてます。結構落ち着きがない方なんで、篭って一箇所にいるのが出来なくて。

- そういうところから派生して居酒屋とかにも行くんですね。

in-d - そうっすね。一人でいるのもみんなでいるのも両方好きっすけど、難しいですね。日中は割と一人でいて、ラッパーの人は夜作業する人もいると思うんですけど、俺は結構日中の方が捗るんで。暗くなると一日の終わりって感じが結構して。その辺の終わる感じがエモくて、俺的に夕方から夜になると「今日は終わりだな」ってなるんで。もちろん仕事するときもあるんですけど、終わったら「一人じゃなくても良いかな」って。一人が良いときもあるんですけど、終わったら誰かと遊んだり飲みに行ったりしますね。

- ちなみに、好きな食べ物ってなんですか?

in-d - 一番は焼き鳥ですね。それか、寿司とカレーです。焼き鳥はダントツですね。My Classicです(笑)

- おすすめの焼き鳥屋はありますか?

in-d - うわ、それ超むずいっすね(笑)でも、BIMとかheiyuuと住んでた溝の口の、西口商店街っていう戦後からある渋い雰囲気の商店街があって。そこでBIMとかdooooと飲んでたんですけど、そこの「かとりや」は超行ってましたね。一時期は週3で一人で行ってたりとか。今は外の席がやってないんですけど。中はカウンターで、建物も古くて。外は立ち飲みで。そこがおすすめですね。あと、焼き鳥じゃないんですけど自由が丘の「ほさかや」っていう鰻の店でもdooooとかと良く飲んでました。タバコも地面に捨てる系で、渋めの(笑)

- ことごとく渋いですね(笑)

in-d - いつからこうなったんだろう...(笑)

 

in-dのMy Classics : アイテム編 Dickiesの水色のワークパンツ

- それではアイテムの方を。

in-d - 服は迷ったんですけど、大前提として水色がめちゃくちゃ好きで。服も基本水色の物をピックすることが多くて、めちゃくちゃ水色のものが多いんですけど。Dickiesのパンツは何本か持ってて、あれは多分一番古くから使ってるもので。4、5年くらい履いてます。あの色があんまり売ってなくて、通販とかで買ってます。

- 水色が好きになったきっかけはありますか?

in-d - マジで分からないです(笑)いつのまにか好きになってました。青も好きですけど。

- 他に水色はどんな物がありますか?

in-d - めちゃめちゃあるっすね(笑)ジャケットとかTシャツとか、靴もあるし。仲良い人は大体水色の物くれたりとか。それこそCDSの奴にはめちゃくちゃいじられますね(笑)一緒に服屋行って、「これいいな」って水色の物選ぶと、それがボケみたいになるっていうか。「お前さ、色じゃん」みたいな。一通り色んな物で水色持ってて。アイテム一個選ぶときは絶対に水色選びます。

- ファッション的にはカジュアル目の物が好きですよね。

in-d - そうですね。OTOGIBANASHI'S始めた頃は服めちゃくちゃデカくてキャップとか被ってたんですけど、今は何年も帽子被ってないレベルで被らなくなったし。サイズもだいぶ小さくなりましたね。TシャツはMとか。割と今は気分的にそういう感じです。靴も革靴とか履くタイミングが増えたり、趣味は若干変わってきたかもしれないです。

- よく行くお店はどこですか?

in-d - 全然無くて。知り合いの展示会行ってツケたりとか通販とか、海外行ったタイミングで買うとか。レジに持って行ってお金を払うことは久しく無いです。

- 今狙ってるアイテムとかも無い感じですか?

in-d - そうですね(笑)あんまり無いですけど、海外のラッパーを見て「こういうのが良いな」と思ったりする感覚はあるんですけど。それこそ半袖のシャツとかは最近夏に向けて結構気に入ってるんで、色々探したりしてます。

- どんな形の物ですか?

in-d - 普通にボタンがあって...そりゃシャツだからボタンあるか(笑)

 

Info

酔と粋

〒251-0055 神奈川県藤沢市南藤沢23−4 三愛ビル 3F

https://ja-jp.facebook.com/suitosui/

Artist : in-d

Title : "indoor"

Format : Digital

Release Date : 2019/05/17

Label : SUMMIT, Inc.

No. : SMMT-126

Photo by Mayumi Hosokura

Design by MA1LL

■Track List

1. indoor (Prod. by VaVa)

2. On My Way (Prod. by VaVa)

3. You (Prod. by Holy Beats)

4. VIEW (Prod. by JUBEE)

5. COMPLIMENTS (Prod. by Rascal)

6. 帰路 (Prod. by JUBEE)

Mixed by MO-RIKI (Nu Funk Factory)

Mastered by Isao Kumano (PHONON STUDIO)

https://www.summit2011.net/in-d-indoor/

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