RihannaがBET Awards受賞式でトランプ大統領の移民政策を批判
トランプ大統領がアメリカ大統領に就任して以来、移民に対して強硬な政策が取られているのはご存知の通りだろう。先週には移民税関局(ICE)に対し不法移民2000世帯の一斉検挙と強制送還が指示され大きな批判を呼んだが、そのような状況に対し、明確にトランプや共和党に反対する立場を表明しているRihannaが再び抗議の声を上げた。
先週末に開催されたBET Awards授賞式に出席したRihannaは「移民にとって今アメリカで起こっていることは壊滅的な状況で、私たちはそれと同じくらい大きく声を上げていかなきゃいけないと思ってる。意識を高める必要がある。国全体で声を上げなきゃいけないの。それが、この国を心配に感じていることについて政治家や政府が耳を傾けるようにする唯一の方法だから」と、The Rootによるバックステージインタビューに対し語っている。
ComplexによるとRihannaは以前もThe Cutの取材に対し「故郷のバルバドスを除いて、私は世界のどこに行っても移民ということになる。みんなはそれを忘れてると思う。Rihannaをブランドとして見てるの」と、あくまで自分はどこまで行っても移民であり、それを忘れてはならないという意思を表明している。
さらに彼女は先週、自身のブランドFentyより「Immigrant」とのプリントが施されたTシャツを発表し、Instagramの投稿でトランプに対し「Hey」とメンションを送った。
以前はイギリスからの移民である21 SavageがICEによって不当な拘留を受け、その後市民権を得られず不法移民として生活していた過去を振り返り「悪夢のようだった」と語っていた。そもそもアメリカは移民によって形作られた国であり、移民の受け皿として機能してきた国である。移民の人権を奪うような政策は絶対に許されるべきものではないだろう。
Rihannaの呼びかけには賞賛の声が寄せられているが、果たして今後の大統領選などに伴いアメリカの状況は変化してゆくのだろうか?