Frank Oceanの貴重なロングインタビューが公開|好きなアート作品、趣味、恋愛、制作などについて語る
アルバム『Blonde』リリース時に発行されたZINE『Boys Don’t Cry magazine』を再発し、近頃はInstagramアカウントを積極的に更新するなど様々な動きを見せているFrank Ocean。めったにインタビューに応えないことで知られる彼の貴重なロングインタビューがGayletterにて公開された。
2019年を「何もかもがクールで忙しい」と語るFrank Oceanは、最近はいつもニューヨークのスタジオで過ごし何らかのレコーディングを行なっていることを明かしている。また、ロッククライミングを楽しんでいたり、『Chef’s Table』などのテレビ番組を観て気分転換を行なっているそう。自身の謎めいたイメージについては「僕を隠遁者みたいに語るのは馬鹿げてると思うよ。いつもストリートにいて、外に出て、世界中を旅してる。人々のそういう認識は面白いと思うけど、また次の段階に移っていくと思う」として、今後は外に向けた発信をこれまで以上に行なっていく意志を見せている。
インタビューではクイアアートを始めとするLGBTQカルチャーについても語っている。彼は幼少時からAlesdair McLellanやWolfgang Tillmans、Walter Pfeifferらの写真作品を好んでいたそうで、『Boys Don’t Cry magazine』の制作の際にも彼らの作品のレイアウトに強くインスパイアされたという。『Boys Don’t Cry magzine』は多くのアーティストを招いて制作されたものだが、彼は現在も新しいアーティストを発見しフックアップしていくことに関心を持っているそうだ。音楽だけでなく文章やビジュアルアートの側面でも、彼の今後の動向が楽しみである。
また、恋愛やマッチングアプリについて質問された彼は「マッチングアプリは使わない。実は三年くらい前から恋人がいるんだ。それより前も使ってはいなかったけど。今ももちろん使わないよ」と語り、恋人の存在を明かしている。
私生活も充実し、多くのアーティストとコラボしてレコーディングを継続しているというFrank Ocean。次のアルバムについての情報は無かったが、継続して制作を続けているという彼が何らかの作品をリリースする時はそう遠くないのかもしれない。全ファンが必読のインタビューはこちらから読むことが出来る。