6ix9ineを世に出したスロバキアのレーベル「FCK THEM」の創設者が彼との関係やビジネスの戦略について語る
昨年より発覚した9つの罪によって未だに拘留を受け続けている6ix9ine。そんな彼のヒットのきっかけとなったシングル“GUMMO”のMVを世に出し、キャリアの初期からサポートを行ってきたスロバキアのレーベル「FCK THEM」の創設者が、いかにして6ix9ineと共にビジネスを行ってきたかについて語っている。
FCK THEMの創設者であるYakshaはVultureのインタビューに応え、6ix9ineとのエピソードについて詳細に明かしている。2016年にニューヨークで6ix9ineと初めて会ったYakshaは、彼に「俺はニューヨークで最もビッグなアーティストになる」と宣言されたという。それに感動したYakshaは彼のサポートを開始。6ix9ineのファンベースを東欧で築きその後アメリカでヒットさせる戦略をとったところ見事に成功し、“GUMMO”の大ヒットに繋がったという。
その後も彼は6ix9ineとプライベートでも親交を深めていったが、ギャングとの関わりや犯罪行為をやめるよう説得することには失敗してしまったそう。ComplexによるとYakshaは当初から6ix9ineの元マネージャーであるShottiやギャングのメンバーに対し懐疑的な姿勢を取っていたそうだが、最終的に6ix9ineは銃撃、強盗、麻薬取引などの罪で逮捕されることとなってしまった。
6ix9ineの逮捕についてYakshaは「多くの人が俺に、彼の面倒をもっと見てやるべきだったと言ってきたよ。彼をヨーロッパに連れていくべきだったとね。彼の犯した最も大きな間違いは、彼がギャングとして注目されることを好んだとこだ。ヘロインを売って、人を撃つことで注目されることがね」と無念の感情を露わにしている。しかし彼の現在については「良くやってると思うよ。何が起こっているのか具体的には知らないけどね。俺もみんなも、戻ってくることを待ってる」と語っており、帰還を待ち望んでいるようだ。
6ix9ineをサポートしていたレーベル側からの視点は今まであまり語られることが無かったため、かなり貴重なインタビューと言えるだろう。ファンにとっては必読の内容だ。