Frank Oceanが『ザ・シンプソンズ』の作者による同性愛を描いたイラストのタトゥーを入れる
近頃はInstagramアカウントで積極的に発信を行なっているFrank Ocean。そんな彼が新たに入れたタトゥーが話題となっている。
Frank Oceanのファンアカウントにて、彼の新たなタトゥーの画像が公開された。
この二匹のウサギのキャラクターは、『ザ・シンプソンズ』や『フューチュラマ』などの作者として知られるMatt Groeningの手によるもの。彼の『Life in Hell』というシリーズの内の一つが元ネタとなっている。
「HOMO vs HETERO」「WHICH IS BETTER?」という文字の下に二組のウサギのカップルが描かれている。左側はゲイのカップルで、右側は異性愛者である男女のカップル。それぞれの社会的なメリット、デメリットを挙げて両者を比較するものとなる。実際のところ、同性愛と異性愛のカップルに大きな差は存在していない。「快楽」「幸福」など恋愛における良い面は全て共通しており、違いは異性愛の方が社会的に認められていること、そして同性愛カップルは服をシェアできるということくらいだ。
デメリットとして挙げられている事柄も殆どが共通している。どちらにも「失恋」は起こり得るし、「恥」も「罪」も全ての恋愛について回る。「ヘルペス」「エイズ」といったトラブルの可能性も同性異性問わず存在し、何よりどちらのカップルもバカバカしく見える。数少ない違いは、異性愛では子供を作ることが出来ること、そして同性愛は迫害されているということ。つまり、このイラストは同性愛への差別や迫害の無意味さを訴えたものであることが分かる。男性との恋愛を公言しているFrank Oceanもこの作品に共感したのだろう。
先月の頭にはFrank OceanとSZAやAndre 3000、Kendrick Lamarとの新曲が予告されたが、後にハッキングによる偽のアナウンスだったことが判明した。その後新曲のアナウンスは無いが、次に何らかの作品がアナウンスされるのはいつになるのだろうか?