ブレイクダンスが2024年パリオリンピックの公式競技に追加か

ラップの楽曲が世界のヒットチャートを埋め尽くしている昨今だが、スポーツの世界でもヒップホップがその地位を不動のものにしつつあるようだ。2024年のパリオリンピックの公式競技に、ブレイクダンスを追加することが提案されているという。

CNNが報じるところによると、ブレイクダンスはサーフィン、クライミング、スケートボードと共に国際オリンピック協会(IOC)に提案されているとのこと。2020年の12月までに追加競技の公式な発表が行われる。IOCの担当者はCNNの取材に対して「私たちは2020年の五輪憲章の改訂に伴い、ジェンダーバランスがとれ、より若者に注目され、よりアーバンなオリンピックを目指しています。2024年のパリオリンピックに提案される競技は、どれもその理念に沿うものになると期待しています」と語っており、これからの新しいオリンピックにユースカルチャーを取り入れることで変化を起こそうと試みていることが分かる。

2024年パリオリンピックの公式Twitterもまたステートメントを発表しており、「ブレイクダンスがパリオリンピックの競技に入ります。アーバンで国際的なスポーツで、百万を超える世界のBボーイ、Bガールたちに人気があります。私たちは初めてブレイクダンスをオリンピックに持ち込むことに誇りを持っています」とツイート。かなり強い意欲を示している。

ヒップホップ4大要素の一つであるブレイクダンスがオリンピックの競技に追加されることは、ヒップホップの歴史上でも大きなポイントになるだろう。『ワイルド・スタイル』の時代から活躍するブロンクスの先人たちにとっても感慨深いものがありそうだ。

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