後藤正文が設立した『APPLE VINEGAR -Music Award-』のノミネート作品が発表 | KID FRESINO、STUTS、VaVa、Tempalay、折坂悠太などがノミネート

昨年ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文が設立した『APPLE VINEGAR -Music Award-』の、今年のノミネート作品が発表された。

文学界での芥川賞を参考に、デビュー・アルバムに限らず、ミュージシャンがそのキャリア初期に発表した作品を評価する仕組みを作り、今後の作品制作をサポートする賞金を贈呈することで若手ミュージシャンを応援できれば、という思いを持ってスタートした同アワードは、新進気鋭のミュージシャンが発表したアルバムが対象となっている。

後藤正文

昨年(2018年)の第1回APPLE VINEGAR -Music Award-では、2017年に発表されたアルバムから後藤が10作品をセレクト。その後、後藤正文、片寄明人(Great3)、日高央(ザ・スターベムス)、福岡晃子(chatmonchy済)の4名で選考会を行い、3月22日に大賞を決定。その結果JJJ『HIKARI』が受賞し40万円(賞金は後藤が用意した10万に、坂本龍一から10万円、協賛企業として株式会社トライバルメディアハウスエンターテイメントマーケティングレーベル「Modern Age/モダンエイジ」から20万円を拠出)が贈られた。

第2回となる今年も、昨年発表されたアルバムから後藤が12作品をセレクト、選考会を経て、3月下旬の大賞発表を予定、賞金を後藤と坂本龍一が10万ずつを用意し、アワードの趣旨にご賛同いただける企業からの協賛も募っている。

今年のノミネート作品は以下の通りとなっている。

【第2回APPLE VINEGAR –Music Award-ノミネーション作品】

『「The All」 = 「Poem」』 Gateballers
『ài qíng』 KID FRESINO
『AINOU』 中村佳穂
『Eutopia』 STUTS
『GOLD』 Age Factory
『HEX』 ROTH BART BARON
『MABOROSI WEEKEND』 AAAMYYY
『Silence Will Speak』 GEZAN
『Virtual』 VaVa
『なんて素晴らしき世界』 Tempalay
『草木萌動』 長谷川白紙
『平成』 折坂悠太

※Album Titleアルファベット順

選考会と受賞式の模様は特設サイトで詳細にレポートしていく予定だ。

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