Frank Oceanのビデオアルバム『Endless』のストリーミング解禁を本人が「フェイクニュース」だとして否定
ファンにとっては残念なお知らせである。先日Frank Oceanのビデオアルバム『Endless』がストリーミングサービス上で配信されるニュースをFNMNLでも報じたが、その報道をFrank Ocean本人が「フェイクニュース」と呼び否定したことが明らかとなった。
『Endless』は2016年リリースのビデオアルバムで、Apple Music限定で配信された後CD、ヴァイナル、DVD、VHSなどの形で発売されていた。同作のストリーミング解禁の報道は先週木曜日にBillboardによって行われたのが最初であり、Frank Oceanのファンが運営するInstagramアカウント「frankoceanblonded」も興奮を隠せない様子で「もうすぐ『Endless』を1曲ずつ聴けるようになるよ!!!公式にね笑」と投稿した。その投稿に対し、Frank Ocean本人によるアカウント「blonded」は一言「フェイクニュース」とコメント。どうやら、『Endless』のストリーミング解禁はBillboardの誤報だったようだ。
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気の毒に「frankoceanblonded」の運営者は「????? 違うと思ったのにな。みんなごめんね」と落胆している様子である。
AP通信が伝えるところによると、『Endless』はFrank OceanがDef JamとUMGとの契約を果たすためだけに作ったプロジェクトであり、その翌日に自身のレーベル「Boys Don't Cry」からリリースした説明不要の名盤『Blonde』の方が彼にとって重要なものであったようだ。Frank OceanとDef Jam、UMGとの関係は「不幸な結婚」と例えられたほど緊迫したものであり、よって今回の『Endless』ストリーミング解禁も彼自身の本意ではない間違った形で行われようとした物だということが考えられる。
実際に『Endless』がストリーミング解禁されるかどうかは不明だが、ともかくニュースに期待していたファンは皆がっかりしたことだろう。