Chuck Dがユニバーサル・ヒップホップミュージアムの有名人委員長を務めることが発表

ヒップホップ史上最も偉大なグループの一つであるPublic EnemyのChuck Dが、開館が予定されているユニバーサル・ヒップホップミュージアムの有名人委員会の委員長を務めることが発表された。

Chuck Dはこの重要な役職に任命されたことについて「俺の人生はヒップホップというジャンルに捧げられている。それはアーティストとしての役割を果たし、それを他の人に広めるためだ。そんな仕事を、ユニバーサル・ヒップホップミュージアムでやりたいと思っている」とコメントし、ヒップホップの伝道師として博物館でも働きたいという意気込みを示した。また、ヒップホップについての博物館を作る意義については「俺たちが集団としてまとまって、歴史をみんなに提示しながら未来につなげていくために必要なものだ」と語っている。

博物館理事会の委員長を務めるオールドスクールレジェンドのKurtis Blowは、「Chuck Dはヒップホップカルチャーの中で最も知的で、リスペクトされていだ。彼が俺たちのチームにもたらす信頼は大きい。博物館の重要性を理解しているし、それを近い将来世界に広めることが約束されている」と、博物館の信頼性を上げる目的でChuck Dを選出したと明かした。

確かにポリティカルラップの草分けとして、またサウンド面でもヒップホップに革命をもたらしたPublic EnemyのフロントマンであるChuck Dは、ヒップホップの精神性を世界に伝えるという意味でこれ以上ない人選だろう。

ユニバーサル・ヒップホップミュージアムは2022年にブロンクスでオープンする予定だというが、どのような展示が行われるのだろうか。

RELATED

Chuck DがKanye Westに対し「お前は6ix9ineとつるむには歳をとりすぎている」と諌める

Kanye Westと6ix9ine、そしてNicki Minajの三人は以前よりコラボ曲を作っていることが伝えられており、MVをビバリーヒルズにて撮影していた。そんな中、先週木曜日にKanyeら三人が撮影を行なっていた家の付近で彼らを狙ったと見られる銃撃事件が発生。それを受けて、Public EnemyのリーダーChuck Dがコメントを発表している。

RATM、Public Enemy、Cypress Hillからなるスーパーグループが結成

アメリカ大統領選挙に向けて?夢のスーパーグループ登場

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。