Kanye Westが再びトランプ大統領をサポートする姿勢を打ち出し大きな批判が起こる
これもまた彼としてはアルバムリリース前のPR戦略なのだろうか。Kanye Westがトランプ大統領を擁護する声明を発表し、大統領のスローガンであるMake Great America Againキャップを着用し、波紋を呼んだのは今年4月のことだ。
そして現在新作『Yandhi』のリリースを直前に控えているKanyeは、人気番組『Saturday Night Live』に登場し、Lil PumpやKid Cudiなどと共に3曲をパフォーマンスした。このパフォーマンスの後、放送自体は終了したが、Kanyeはスピーチを行っており、それを俳優のクリス・ロックが撮影していた。このスピーチの内容が大きな波紋を呼んでいるのだ。
Kanyeは「黒人たちは民主党員になりたがる。これが民主党のプランだってことを知ってるだろ?先祖を故郷から連れ出し、福祉を与えたんだ。これは民主党の計画だ」と民主党に対して批判的なコメントを残している。
そしてよく白人から「トランプについてどう思う、彼はレイシストか?」と聞かれるというKanyeは「おれがもしレイシズムを心配しているなら、おれはアメリカから出て行ったと思う」と発言、トランプ大統領は自身にとってはレイシストではないと主張した。
さらにKanyeは番組スタッフにMake Great America Againキャップをかぶって出演しないよう求められたと主張し、いじめられたとも発言している。
この発言は大きな波紋を呼んでおり、Swizz Beatzは「Make America Great Againキャップはクソだ」とInstagramに投稿している。
さらにLana Del ReyはKanyrのトランプへのサポートは「カルチャーにとっての損失」と投稿した。
LANA LITERALLY SNAPPED pic.twitter.com/RxdXSk3L6x
— piercey (@piercespears) 2018年9月30日
このような批判が出たあともKanyeはTwitterで奴隷制の永久的な廃止を規定したアメリカ合衆国憲法修正13条を廃止すべきだと投稿している。Kanye自身の境遇と照らしわせてみれば確かに修正13条に意味はないというのはわかるが、あまりにも独りよがりな発言を続けていると言わざるを得ない。彼に果たして政治家の資質はあるのだろうか?