culture

PUNPEEやSIRUPのアートワークも手がけるペインターのhitchによる東京での初の個展が開催

2018.09.25
FNMNL編集部

大阪を拠点に東京や上海、ハワイなど国内外で制作を続けるペインターのhitchによる、東京では初となる個展がNOS ORG渋谷で10/3(水)から一ヶ月間開催される。

今回の展覧会は彼の制作テーマである「HIPHOPイズムをビジュアライズする」を軸に、さらにモチーフをミュージシャンに絞った企画展となる。

今年の春に公開されたPUNPEEのアーティストイラストや、シンガーSIRUPのアートワークをはじめ、毎作ごとに描き方を変えて現行のUSアーティストを描くLPシリーズ、ライブペインティング、自作の複製原画など複数のシリーズを展示する。

◆作家ステートメント
.org -ステートメント-
これまでライブペイントや壁画という所謂”ストリートアート”の中で絵を描いてきました。そこでは「オリジナリティ」に重きが置かれ、そのライン取り、配色、構図それぞれの個性が文脈の中で競われ時代に杭を打ってきました。オリジナリティとはどう歩いて来たかの道筋で、時代の膨大な作品から生まれた新たなリミックスのようなものです。自分の場合は歩いてきた傍によく音楽がありました。彼らの作品に背中を押され、酔っては千鳥足で辿って来た道筋が形になるとき、モチーフはミュージシャンでした。
他方で「.org」とはオリジナル（original）に作成されたファイル一般に用いられる拡張子です。ただ慣例として使われているだけなので、決まりでもなければさほど重要でもありません。ファイルの中身がゴミであれなんであれ、オリジナルであれば.orgと付けても良いし、付けなくても良い。
当展覧会ではこれまでに描いて来たモチーフに絞って、自分のorg.を問い直す展覧会ができればと思います。

Info

hitch solo exhibition ‘.ORG’