Young Dolphがアーティストを死後になってから褒め称える風潮を批判

昨年から今年にかけて、Lil Peep、Fredo Santana、XXXTentacion、Mac Millerと若く人気のあったラッパーの死が続いている。当然多くのファンや友人たちは哀悼の意を表明し、生前の彼らを賞賛する。しかし、時にはそれが行き過ぎていると感じる人もいるだろう。メンフィスのラッパーYoung Dolphは、亡くなった有名人の死後に大量の賞賛が浴びせられる状況に疑問を持っているようだ。

「もし君が成功しているなら、みんなは君が死ぬことを待っているんだ。そしたら君をどれだけ愛していて、リスペクトしていたか伝えられるから」とツイートしたYoung Dolph。現在Twitterに溢れているMac Millerへの追悼を見て疑問に思ったのか、現状を皮肉っている。

彼は続けて、「俺はどうして業界がXXXTentacion、Lil Peep、Mac Miller、Fredo Santanaが死ぬ前に愛を伝えなかったのか分からないよ。フェイクすぎる。朝の7時に吸いながら考えたことだ」と最近亡くなった代表的なラッパーを例に、生前の彼らにリスペクトを表明しなかった者たちを批判した。

確かに、いなくなってからそのアーティストの存在感の大きさに気づくことや、生前の善い行いを讃えたくなることもあるだろう。しかし、生前の彼らに同じことをするべきだという彼の意見も一理あるとは言える。

以前LAで銃撃を受けて生還した経験もあるYoung Dolphだが、彼も含めた若いラッパーたちが行きている間に正当な評価を受け、元気に活動することを願うばかりだ。

RELATED

Young Dolphが自分の曲をかけて解雇されたカフェのバリスタに2万ドルをプレゼント

先週アメリカの名門大学デューク大学の構内にあるカフェで働いているバリスタ、Britni BrownさんとKevin Simmonsの2人が突如解雇されるという憂き目にあった。

銃撃を受けたばかりのYoung Dolphが自身のオフィシャルショップで防弾ベストを販売

9月末にLAで銃撃を受けたものの、なんとか一命は取り留めたYoung Dolph。今週末になんとニューアルバム『Thinking Out Loud』をリリースする、Dolphがユニークなアーティストグッズの販売をスタートさせた。

Young DolphがLAで銃撃を受けるも命に別条はなしとの報道

メンフィスの注目ラッパーYoung Dolphが、昨日ハリウッドで銃撃を受け、病院に担ぎ込まれたとComplexなどが報道した。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。