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RZAがプロデュースするOl' Dirty Bastardの伝記映画が制作予定か
Wu-Tang Clanの創設メンバーの1人で、RZAとGZAのいとこであるOl' Dirty Bastard。グループとしての活動はもちろん、ソロアルバムでも『Return to the 36 Chambers』などで、他に比類のないフロウで存在感を放った彼は、2004年の11月36歳の誕生日の2日前にドラッグのオーバードーズの後遺症で亡くなった。
生活保護の給付をリムジンの中で受け取ったり、Wu-Tang Clanが1998年のグラミー賞でPuff Daddyに敗北を喫したときに、ステージに怒りのあまり乱入するなど、エキセントリックな行動で多くのエピソードを持つ奇才ラッパーの生涯を振り返る伝記映画が、現在制作中であるとHollywood Reporterが伝えている。
Hollywood Reporterによれば映画は現在監督の選定が進んでおり、RZAがプロデュースを務めるという。2015年の『Straight Outta Compton』の成功以来、ハリウッドは次なるヒップホップの大ネタを求めていると言われており、NYで一時代を築いたWu-Tang Clanを描く本作が完成すれば、十分にその候補と言えるかもしれない。