Murda Beatzが「Type Beat」を作っていたと明かす

Drakeの”Nice For What”を始め様々なヒット曲を手がけ、今や押しも押されぬ人気プロデューサーとなっているMurda Beatz。そんな彼が、自身のキャリアはYouTubeに「Type Beat」をアップロードするところから始まったと明かしている。

Red Bull Musicチャンネルの動画『Remix Lab』に登場したMurda Beatzは、ファンの「どうやってDrakeやMigosなどのアーティストをプロデュース出来るようになったのか」という質問に対し、「ネットワークを作り、名前を売って、ブランドを作る。ビッグなアーティストの近くには、自分のブランドに自信を持つことだ」と返答。共に出演していたT-Painに「でも、どうやってビートを売っていたんだ?」と尋ねられた彼は、「YouTubeにビートをアップしてた。”Type Beat”を作っていたんだ」と説明した。

「Type Beat」とはYouTubeやSoundCloudなどを中心に見られる、特定のアーティストの雰囲気やBPM、ドラムパターンなどを模倣したビートをアップロードする文化である。それらのビートは廉価で販売、あるいはフリーで配布され、新人のラッパーたちがそこでビートを探すことが出来るという独自の市場が出来上がっている。Desiignerの”Panda”など、大ヒットを記録した曲のトラックが元は「Type Beat」だったという例も珍しくない。

Murda BeatzのYouTubeチャンネルでは、彼がかつて作っていた「Type Beat」を現在でも聴くことが出来る。

「Type Beat」からキャリアをスタートさせたプロデューサーはMurda Beatzだけではなく、BlocBoy JBを始めメンフィスのラッパーのプロデュースを一手に引き受けているTay Keithも「Yo GottiやFutureのType Beatを作っていた」とXXLのインタビューにて発言している。

この話からは、インターネットでの地道な活動が現在のMurda Beatzを形作ったことがよく分かる。動画ではMurda Beatzが自身のビートメイキングの手法を紹介しているため、プロデューサーになりたいという人や現在ビートを作っているという人は参考にしてみては?

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