キックの連打 神か悪魔か CRZKNYがガバ

昨年2017年に3年ぶりに3rdアルバム『MERIDIAN』をリリースし、低音にまつわる関係各所の話題をかっさらった孤高・凶悪・悪魔の子とも呼ばれるプロデューサーCRZYKNYが、2018年3月1日にガバアルバムをリリースする。

『GVVVV』と名付けられた今アルバムは、オランダやイタリアで未だに一大シーンを担うHARDCOREなダンスミュージックGABBA(ガバ)を、CRZKNYのフィルターを通しアップデートさせた作品。

これまでJUKEからテクノ、レフトフィールド、もしくは前人未到の実験音楽、いやダンスフロアの狂人のための音楽をプロデュースしてきたCRZKNYならではの、サウンドフェティッシュな世界観が凶悪な150~175BPMという圧倒的なスピードで展開される。

収録されるのは「暗黒と破壊の美学に貫かれたオリジナル楽曲群」だけではなく、その楽曲群を135BPMまで落とし強力なテクノに変容させたバージョンの計14曲。

前作『MERIDIAN』同様、そのサウンドはHARDCORE、TECHNO、BASSとあらゆるシーンの革新を迫る、挑戦状とも言えるべき作品になっている。

今回のリリースは、所属レーベルGOODWEATHER(グッドウェザー)のデジタル配信第一弾としてBandcamp、iTunes他各種プラットフォームにて3/1から配信開始される。

-Track List-

01.LOST
02.HIGH
03.FUCK
04.PEAK
05.CELL
06.GUTS
07.SCUM
08.DIRT
09.CLUB
10.VOID
-Bonus 135BPM ver-
11.CELL
12.LOST
13.FUCK
14.VOID

GWD-001(DIGITAL RELEASE)

14 Tracks / $14
Released by GOODWEATHER
https://goodweathersounds.bandcamp.com/ (3/1リリース)

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