中国出身の写真家C.H.I 池磊の日本初個展『中國最先端 - CHINESE CUTTING EDGE -』が開催
東京・渋谷にあるDIESEL ART GALLERYで、11/17から中国出身の写真家、C.H.I 池磊(チリ)の日本初個展 『中國最先端 - CHINESE CUTTING EDGE -』が開催される。
米原康正がキュレーションを担当する同展。C.H.I 池磊と米原は2012年に、C.H.I 池磊が北京のギャラリーで行った個展に米原が訪れた時に知り合った。彼の作品を目の当たりにし、 これまで見た事も無いエキセントリックでファッショナブルな表現に、日本では感じた事がない衝撃を受けた米原が、5年の時を経てC.H.I 池磊の作品を日本に紹介する。
本展では、C.H.I 池磊の代表作の中から約60点を展示するほか、新しい作品も発表。 会期中にはDIESEL ART GALLERYでは展示作品のほか、関連グッズも販売する。
中国アートシーンの今
「中国との高まる緊張」、と伝えられる情報には、街の中で生活する人々の表情、 そしてその思いが欠如している。
中国人というメディアから流されるひとかたまりのイメージではなく、中国の中の個人を知ることから始めなければならない。それを日々垂れ流される西側諸国からの政治的なプロパガンダから感じることは不可能に近い。
「アートにできることとは何か?」
作家が取り囲まれた現実を、作家のフィルターを通して表現すること。 そして、鑑賞者たちにその現実を感知させること。
今回紹介するC.H.I 池磊は、1996年北京南西にある小都市石家庄でハード コアパンクのバンドを結成し、そのライブのフライヤー製作などから、アーティ スト活動を開始した。その当時の動画で見ることのできる彼の赤いモヒカンは、 僕たちの知らない中国の歴史を語ってくれる。
そして現在、C.H.I 池磊の作るアートワークは多岐に渡り、その分野は広がり続ける。
その作品を見ていると、その中に共通するひとつのイメージが湧いてくる。 輝く部分が眩しければ眩しいほど、その後ろに伸びる影はその暗さを増すという事実だ。米原康正 ----------
俺!ドロップアウトしたPUNK!
ドロップアウトしたあと撮影することにハマり、写真の世界にも音楽の世界同様イカれたやつがいると気づいた。生まれながらに反抗的。オヤジみたいに優秀な共産党員みたいな責任感も持ち合わせてるけどね!
ある日、怒りとともにベースをブチ壊してかわりにカメラを手にした。 スゲエことをしてアホなやつらに見せつけてやろうと決心した!
さぁ、みなさんこのめちゃくちゃな世界の写真をご覧ください。
この写真 、いま俺らが暮らしている社会とアホな奴らにでかい音でビンタを食らわしているような気分なんだ。
C.H.I 池磊 ----------
Info
タイトル:中國最先端 - CHINESE CUTTING EDGE -
アーティスト:C.H.I 池磊(チリ)
キュレーター: 米原康正
コーディネイター:CULTURE CLUB '75
会期:2017年11月17日(金)- 2018年2月14日(水)
会場:DIESEL ART GALLERY
住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F
TEL: 03-6427-5955
開館時間: 11:30-21:00
入場料: 無料 休館日: 不定休
WEB: www.diesel.co.jp/art
協力: オフィス・サマサマ / CULTURE CLUB ‘75 / 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社 / 株式会社アンダースクラッチ 株式会社アウトライヤーズ / moc / SETSUZOKU / 株式会社HEG
中國最先端 - CHINESE CUTTING EDGE - by C.H.I 池磊 最新情報は特設サイトをチェック!
https://yonerecommendschilei.tumblr.com/