"Bodak Yellow"でシャウトアウトを送られたCardi Bの歯科医が大繁盛
元ストリッパーのラッパー・Cardi Bの勢いは止まるところを知らず、スマッシュヒット中の"Bodak Yellow"は先日ついにTaylor SaiftからBillboard Hot 100のナンバー1の座を奪った。フィーチャリングがない女性ソロラッパーによるシングルが全米チャートで1位となるのは、1998年の Lauryn Hillによるシングル"Doo Wop (That Thing)"以来の快挙である。
そして、この"Bodak Yellow"のヒットは思わぬところにも幸運をもたらしているという。
Cardiの歯科医であるDr. Catrise Austinは、曲中でシャウトアウトを送られているが、そのおがげで彼女のビジネスは現在大繁盛中であるという。リファレンスされているのは、曲中のヴァースにある“Got a bag and fixed my teeth/Hope you hoes know it ain’t cheap.”(バッグを手に入れて、歯を矯正した。アバズレたちにもそれが安くないってことを知ってほしいわ。)というラップだ。
このDr. Catrise Austinは、 DJ Khaled、 Common、 Toni Braxton、OmarosaManigault、 Busta Rhymesなどとも仕事を共にしているが、 Dr. Austinのビジネスに大きな反響が起きたのはCardi Bが初めだという。彼女はTMZに、歯科医としてのビジネスの売り上げは3倍となり、Googleでの彼女の名前の検索数も一気に上昇したと語った。また、Cardiの歯の施術には高級SUVが一台買えるほどの金額がかかっていることも明かされた。
「ちょうど今週、私はたくさんの電話を受けたわ。皆がCardi Bの歯科医は誰かを知りたがってるみたいで!」Dr. AustinはTMZへの投稿でこのように話した。また、彼女はCardi Bへの施術が多くの人をインスパイアし、彼らが自分のもとに来て、笑顔を変えていった。"Bodak Yellow"のヒット前にCardi Bに行った歯科矯正は"多くの人たちの人生を変えた"のだと語った。
ラッパーのFabulousもこのフレーズの非凡さを認めているようで、少し前にCardiとの写真をInstagramにポストした際に、キャプションに"got a bag & fixed our teeth"とCardiの例のリリックを添え、Fabulous自身も行った歯の矯正について触れた。Cardi自身、Dr. Austinと行った歯の矯正に関してとてもオープンな姿勢をとっており、「もし何か満足してないことがあったら、治してしまえばいいのよ」と語っている。
(辻本秀太郎)